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第四話☆結婚記念日

あの後、帰って来て彼の話しをしたら案の定、嫉妬したマー君。

気持ちは分かるから何も言わなかった。

そして、今日はクリスマスイブ。

つまり、"結婚記念日"だ。

今日で丸二年目になる。

去年の記念日は受験で忙しくてたいしたものが
出来なかったから今年は豪華にしてみた。

ガチャ

『ただいま』

マー君が学校から帰って来た。

『おかえり』

冷蔵庫から昼間作って置いた料理を並べる。

寝室に行き、着替えて戻って来たマー君の手には
何やら小さな箱が乗っていた。

『はい華蓮』

それを私の手に乗せた。

『これは?』

中身は何だろうか?

『開けてみろ』

そう言うから、リボンを外して
包装紙を破かない様に慎重に開けていく。

中から出て来たのは予想通り小さな箱。

それを開けると中身はシンプルなネックレスだった。

しかも、私好みの可愛らしいデザインだ。

『わぁ、ありがとう』

それを、早速付けてみる。

『どう?』

鏡が目の前にないからマー君に訊く。

『よく似合ってるよ』

大切しなきゃね。

『ありがとう(,,Ő x Ő,,)

ちょっと待ってて』

私は急いで部屋に行き学校の帰りに買った
マー君へのプレゼントを取りに行った。

『はい』

細長い箱をマー君の手に乗せた。

『開けていいか?』

さっさの私と同じことを訊いた。

『うん』

中身は腕時計。

別に今嵌めてるのが壊れるたわけじゃ
ないけど記念日だし新しいのもいいかなって
思ったから買ったんだ。

『これ……』

箱を開けたマー君は驚いていた。

実は、買った理由は記念日だからって
だけじゃなくて前に欲しいって言ってたのを
覚えてたからだった。

『ありがとうな』

喜んでくれて私も嬉しい。

『ご飯食べよう』

腕時計を箱に仕舞ってるマー君をリビングに連れてった。

『こりゃまた豪華だな』

頑張ったもんね。

『去年は三年にあがる時でちゃんとした
お祝いが出来なかったから
今年は豪華にしてみたんだよ』

絢菜が来た時も張り切って作ったけど、
今日は結婚記念日だから去年の分も合わせて頑張って作ってた。

『大変じゃなかったか?』

『そんなことないよ』

逆に楽しかった。

『それならいいけど』

二人で座り、ご飯を食べた。

マー君とずっと一緒居られるますように。

『ずっと、一緒に居てね』

そう言うと立ち上がって私の方にくると額にキスをした。

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