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第3話 予想外の結末

来門君は経済の魔法使い。
私たちが住んでる障がい者支援施設拓馬の森の経済を支えてるのは来門君。
来門君はいろんな経験してる。

来門「望愛さん、野乃花魔法社の町野 ルンコさんと友達になってるそうだな。」

私「いけなかった?」

来門「いけない事でないけど、できるだけ野乃花魔法社に関わってそうな人間と友達にならないでほしい。もし望愛さんに何かあったら僕の責任になるからさ。」

私「ルンコさんは体の中へ入るアシスタントよ。」

来門「そうか。」

苫「来門君の知識尋常なく優れてるね。」

梨花「この作業所での先輩だからね。」

来門「苫さんと梨花さんに聞きたいことがある。」

苫「何か?」

来門「野乃花魔法社の事隅から隅まで知ってるよな。」

梨花「私たちが!まさかよ、野乃花魔法社はスケールが壮大なのよ。」

苫「私たちが知ってることは一部にしか過ぎないわ。」

来門「なるほど。」

鳳「雷君はみんなの事考えてるね。尊敬してる。」

来門「僕が一番年上ですから。」

石狩「野乃花魔法社は何を考えてるかわからんな。」

来門「僕もそう思いますよ。」

金助「来門君望愛さんの事すごく気にしてるけど。」

助「望愛さんは凄くかわいいから好きになったんじゃ。」

蓮司「そうかもね。」

貞樹「来門君はかっこいいだろう。モテても不思議じゃないよ。」

悟「来門君は望愛さんを苫さんと梨花さんが狙ってることを懸念してるんじゃないか。」

優斗「望愛さんを狙ってるのは野乃花魔法社だよ。」

桜「優斗君!今何と言った!」

優斗「望愛さんを狙ってるのは苫さんと梨花さんではなく野乃花魔法社だ。」

瞳「野乃花魔法社の事なら私聞いたことある。」

夢子「瞳さん野乃花魔法社のこと知ってるの!」

木ノ葉「瞳さんは野乃花魔法社の人と友達になってるでしょう。」

瞳「まさかー。私の友達は野乃花魔法社とは無縁よ。」

優花里「私は野乃花魔法社の事知ってるし野乃花魔法社と契約してる。」

桜「嘘でしょう。嘘だと言って!」

夢子「信じられない。」

来門「優花里さんもか。」

優花里「実は私障がい者支援施設拓馬の森に入所する1週間前に野乃花魔法社の野乃花社長に出会って野乃花魔法社と契約してたの。」

来門「ということは優花里さんは今から10年前にここに来たんだよな。遡ること10年前から野乃花魔法社と契約してたということか。」

優斗「優花里さんも野乃花魔法社と契約してたなんて嘘だろう。」

来門「は、は、は、はー、そういうことだったか。野乃花魔法社は考えたな。このままでは野乃花魔法社の思いのままになってしまう。僕が何とかしよう。」

苫「来門君にばれちゃったみたい。」

梨花「私達はもうここに居られんね。」

来門「2人とも辞めるつもりか!」

苫「だって私達ここの利用者全員を野乃花魔法社と契約させるのが仕事だから。」

梨花「野乃花魔法社と契約ができない以上ここに居てもしょうがないから辞めるわ。」

来門「分かった。」

桜「苫さんと梨花さん拓馬の森辞めるの?」

私「例え野乃花魔法社に関わってても友達には変わりないから。」

木ノ葉「優花里さんはどうするの?」

優花里「私も辞めるわ。」

助「女子が3人いなくなるのは寂しいな。」

優斗「本当はやめるつもりこれっぽっちもないかもな3人とも。」

蓮司「どういうことだ優斗!」

優斗「来門君はもう見抜いてる。演技だとな!」

苫「優斗君なかなかやるじゃん。あっさり見抜かれちゃった。」

梨花「優斗君、もしかしてだけど。」

優斗「はっはっはー、気付いたか。僕も魔法使いだよ。戦うのなら相手になってやるよ。」

来門「なかなか素晴らしい演技だったな2人とも。何もできないからイラ立ってるだろう。君たちの魔法封じ込めたから。」

梨花「え!今まで魔法が使えなかったのは。」

苫「返してよ魔法を。」

来門「ダメダメ、君たちは悪用するから。」

瞳「苫さん、梨花さん来門君に逆らったら酷い目に合うよ。」

優花里「どうしよう、苫さんと梨花さんの魔法が来門君に封じ込められた事を社長に知られたら
野乃花社長も。」

優斗「優花里さん心配無用。何故ならここに来た以上来門君か僕が悪用の元になる魔法を封じ込めるから。」

瞳「望愛さん、野乃花魔法社の事忘れましょう。」

私「どうりで何事も起きないんだ。ひっ!あそこにいるのは。」

美鈴「望愛さんと優花里さんだけはあなたの思うようにさせないわ。」

来門「おやおや、野乃花魔法社の部長の原埜池さんじゃないですか。よく来てくれましたね。」

美鈴「苫さんと梨花さんの魔法を今すぐ返せば見逃しますよ。」

優斗「悪用の元は封じなければなりません。」

来門「みんな今から野乃花魔法社を退治してくる。」

優斗「必ず帰ってくるから。」

来門「相手になりますよ。でもここではいけませんから河川敷へまいりましょう。」

美鈴「分かったわ。」

来門君と優斗君の野乃花魔法社との壮絶な戦いが始まった。

来門「ここでなら問題なくバトルできるでしょう。」

美鈴「社長!」

野乃花「争いはやめましょう。雷君がいうとうり悪行の元を封じる必要があります。」

苫「あれ、もしかしてだけど望愛さんたちを道具にしようとしてる事ばれた?」

梨花「社長にばれたらただではすまないよね。」

野乃花「大海さん岬さん出てきなさい!」

苫・梨花「あーれーーー!」

ネネ「2人とも白状しなさい。社会福祉法人拓馬の森へ入所したのは淡島さんを道具にするためだよね。どうりで雷君が猛反対してたんだ。」

美鈴「大海さんと岬さんどういうことか説明しなさい!」

梨花「淡島さんは素敵な女の子ですからアシスタントに向いてると思って。」

野乃花「だからと言って道具のように扱っていいわけではないですよ。」

苫「まさかですよ。」

来門「そういうことだったか。これで白黒はっきりしたか。」

優斗「なんかおかしいと思ったよ。」

野乃花「雷君、寒風さん本当に申し訳ございませんでした。私にも落ち度がありました。大海さんと岬さんについてはわが社で適正な対処します。」

悪いのは野乃花魔法社ではなく苫さんと梨花さんだったのね。
野乃花魔法社と戦わなくて本当によかったわ。

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