ガージス対ジャンヌダルク
ジャンヌダルクは剣を構えると左手に持っていた盾を前にだしながら突撃した
ジャンヌダルクの斬激がガージスの剣と火花を散らした
ガージスは右に素早く移動しながら距離をとって言う
(なるほど、さすがわジャンヌダルクだ、なかなかよい太刀さばきをする
だが、俺と戦うにはまだ甘いな)
そう言うとガージスは走った
ガージスの一撃がジャンヌダルクの手をとらえてそこから霊的な力がもれだした
(くっ)と苦悶の表情をジャンヌは見せながらジャンヌも剣で応戦する
しかし、ガージスは受け流しながらジャンヌに攻撃を加えた
ジャンヌの美しい頬が切れた
ガージスは笑いながら言う
(フッ、ジャンヌよ、その程度か、汝はあの100年戦争で何度も勝利してきたのだろう、
本気をだしたらどうだ)
と嘲りながら言った
ジャンヌは本気で戦っていたが、ガージスの強さは尋常ではなかった
ガージスがまだ本気を出して戦っていないことはわかっていたが、どうすればヤツの懐に入り、あの瓶を壊そうか考えていた
そもそもジャンヌダルクはガージスに勝とうなどとは、はなから思ってもいなかったし、自分の器量では勝てないことなど知っていた
ジャンヌの本当の目的はあの瓶であったのだ
ジャンヌが踏み込まずに構えていると、心のなをまるで読んだようにガージスは笑いながら言う
(フッ、ジャンヌよ、汝の本当の目的はこれであろう、お前はもともと私に勝てぬのを知りながら戦っておるな)
そう言いながら左手で腰に巻かれていた瓶を手で触った
ジャンヌはやはりばれていたかと思いながら自分の非力さを痛感した
表情をかえずにジャンヌは笑って言う
(なんの事、私を甘く見ない方がいいわよ)
と言ったが内心焦りが手で来た
ガージスは冷静に分析する
(ジャンヌダルクよ、汝は最初から相討ちを狙っておろう、だが、成功すればよいがな)
その言葉にジャンヌはゾクリとした
ガージスは左手をジャンヌに向けると電撃が走った
それを間一髪でジャンヌは盾で防ぐ
その隙をガージスは見逃さなかった
一気に駆けるとジャンヌに接近して一撃を腹に与えて後退する
ジャンヌは苦悶の表情をしながらその場にふんばった