罠
カオルがブラッド・ソードを床に深々と突き刺すと床が光りだしてペンタグラムが浮かびでた
力を束縛する電撃がカオル、バルボア、ククト、シュタイナーに走った
苦痛が走る
カオルはみんなに(ゴメン、みんな)といったが誰一人責めるものはいなかった
サンジェルマンは満足げに言う
(人間は知りたいということを拒否できない、魔界女王よ、ソナタはなんにも悪くはないさ)
カオルは(チクショウ、テメエ、絶対にぶっ殺してやる)
と言いながらサンジェルマンを見て耐えていた
バルボアは(だから言ったろう、待てって)
と言った
カオルは苦痛な顔をしながら言う
(ゴメン、バルボア)
魔界女王たちは窮地に立たされていた
サンジェルマンは言う
(では、魔界女王よ、私のプライドにかけて話をしょう)
指をパチンとうつとカオルたちを襲っていた力がなくなった
カオルは驚きながらサンジェルマンを見た
魔剣ブラッド・ソードの剣の真ん中には白いペンタグラムの紋章が浮かび上がっていた