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絶対に悪い結果にはならないから

「はい。実は私の友達が、すごく大変なことになっていて、助けてあげたいと思うんだけど、どうやって力になればいいのかわからないんです」
すると少女は真剣な表情で「なるほど、つまり……、その方は男性に恋をしているけれど相手にされないということなのでしょうか?」と聞き返してきたので、
「まぁ、そんなところだと思います」と答えると、
「わかりました。とりあえず詳しい話を聞かせてもらえますか?」と少女はうなずいた。
「はい。私の友達には、とても可愛くて綺麗な子がいるんです。その子はいつも明るくて優しい性格で、みんなから慕われているような、みんなの憧れの存在みたいな女の子でした。だけどある時、その女の子が暗い表情をしていたので、私が『どうしたの?』と聞いてみたの。すると彼女は黙ったままうつむいて、しばらくの間何も言わなかったの。だからもう一度、彼女に問いかけようとした時に、彼女が口を開いてこう言ったの。『彼氏が他の女に取られちゃった』って、そして彼女は泣き出したのよ。その時の彼女の言葉と表情を見た時、心の底からかわいそうだと思ったわ。だから何とか彼女を助けたいの。
そして私は、ある一つの方法を思いついた。それは、彼女を好きな男の子を私に惚れさせるというものだった。
それから、私はすぐに行動に移したの。まず最初に、私に好意を寄せている男の人たちに近づいて、その人に告白をさせたの。その人は顔が良くて、スポーツ万能で、成績優秀で、誰からも好かれている人だったから、当然OKしてくれた。そして私は彼と付き合うことになった。でも彼は、私と付き合っていても、ずっと別の女のことを考えているようで、彼の目線の先には、いつもその女の子の姿があった。私はそれが嫌で仕方がなかった。
だからある日、彼に聞いたの。「ねえ、私のことを愛してる?」って。そしたら彼が「ああ、もちろんだよ」って答えたから、さらに続けて「じゃあ、私のことは誰よりも好き?」って聞いたら、彼は「ああ、君が一番好きだよ」って、そう言ってくれたから安心した。そして私は、もっと彼の気持ちを引き寄せるために、彼をデートに誘ったの。でも、いくら誘っても断られ続けた。そして私はイライラした。そして何度も誘い続けるうちに、だんだんと彼の態度が冷たくなっていった。
そしてついに、ある日の放課後に、別れようと切り出されたの。どうして?と尋ねたら、俺のことを信じてくれないと。
他に好きな人ができたんだって。そして最後に、「もう終わりにしよう」と言われた。
私は納得できなくて、彼に詰め寄った。そしてどうして私を捨てるの?と問い詰めた。すると彼は冷たい声で「だってお前は俺のことを愛していないんだろ」と言い残し、立ち去った。
私は、ただ彼のことが好きなだけなのに、どうしてこんなにうまくいかないのだろう。そして、こんなにも辛い思いをしなければならないのだろうと、悲しくなった。そして、涙が出てきた。そして、どうして泣いているのかわからなくなった。私は、自分の心を誰かにぶつけたかった。私は、心のままに叫びながら、泣いた。
そしてしばらくして涙が止まった。私はその足で公園へと向かった。そして、ベンチに座って一人で泣いていた。しばらくすると、一人の男が近づいてきた。
「どうかされたのですか?」と声をかけられた。私は返事をする気になれずに無視していると、男は隣に座った。そして、しばらく沈黙が続いた後、男はいきなり立ち上がってどこかに行ってしまった。そして、しばらく待っていると、戻ってきた。そして再び腰かけた。
そして泣きながら言う。「助けて下さい。私は呪われているのです。このままでは取り殺されてしまいます」
話によれば男の名前は西濃福太郎という。町の文房具屋で地元の女子中学生に文具や制服や運動着を販売していたという。ところが少子化と過疎化で学校が廃校になってしまい、店じまいすることになったらしい。
「それで、今は何をなさっているのですか?」と聞くと、
「はい。実は私も仕事がなくなってしまいまして……」
「そうだったんですか」
「はい。そうなんです」
「それで今は何の仕事をされているのですか?」
「在庫の制服をその方面の特殊なマニアに細々と通販してます。お恥ずかしいことですが生活の為です。ところがある日、顧客から苦情が来たのです。『お前の販売した制服に血がついていた。そのせいでうちのAV女優がエイズに感染してしまった。そして死んだ。責任を取れ。取らないなら呪い殺してやる』」
「酷い言いがかりですね」
「ええ。脅迫を無視していたら死んだ鼠が送られてきました」
「それは確かに呪われてますね」
「はい。私はその女性に同情してしまい、どうしたら良いかと悩んでいました。そこであなたにお会いできたのです」
「なるほど」
「どうかお願いします。助けてください」
「そうですね……。分かりました。何とかいたしましょう」
「本当ですか?ありがとうございます」
「ところで、その被害者の女性というのはどういう方なのでしょうか?」
「ええ。実は、私の親戚の娘さんなんですよ」
「なるほど」
「はい。名前は天宮瑠璃奈といいます」
「えっ?」
「はい。天宮瑠奈という名前なんです」
「へぇー、偶然の一致だな」
「そうなんですか?私の名前と似ていますね」
「そういえば、そうだな。何か運命を感じるな」
少女は少し考え込んでから、何かを決心したように話し出した。
――これはいい機会かもしれない――
そう思った少女は思い切って行動を起こすことにした。
少女は瑠奈の目をじっと見つめて話す。
――瑠奈ちゃん、私に任せてくれるかな?――
瑠奈は少し驚いた様子だったが、素直に従うことにしたようだ。
少女は微笑みながら、
――大丈夫だよ――
というふうに、心の中でつぶやく。
――この子を見ているとなんだか放って置けないんだよな。だから、力になってあげたい――
そんな風に思う。
少女は、ゆっくりと息を吸うと、
――よし!頑張ろう!――
と決意する。
少女は立ち上がり、瑠奈に向かって言う。
少女は微笑むと瑠奈の目を見つめて話し始める。――瑠奈ちゃん、私に任せてくれるかな?――
――はい――
少女は優しくうなずくと、
――うん。任せて――
――はい。ありがとうございます――
と、心の声が聞こえた気がした。
少女は再び椅子に座り直すと、真剣な表情になって言った。
それから少女は瑠奈について質問を始めたのである。そして一通り聞いた後に少女はあることを瑠奈に伝えたのであった……..。
×4 少年は自分の目の前にいる女の子の話を聞いていた。そして、
――本当にこれでいいのだろうか?――
と考えていた。
少女は瑠奈に対して言ったのだった。
―あなたの想いを伝えればきっと上手くいくはずよ。私が必ず二人をくっつけてみせるから― それから少女は言った。
―私を信じて。絶対に悪い結果にはならないから― そして少女はその日は家に帰った。
翌日、学校に行くと、瑠奈と目が合った。すると少女は笑顔で手を振った。しかし瑠奈は少女を無視して行ってしまった。

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