318章 仕事終了&治安悪化
三日間で魔物退治は終了した。あまりにも呆気なかったため、仕事をしたという実感を得られないままだった。
三日間で認知した敵は、一〇体ほど。あとについては、目に見えていない状態で撃破した。
「ソラさん、魔物退治が終了しました」
「アカネさん、ありがとうございます。すぐに終えていただいたので、報酬を大幅にアップします。5京ゴールドをお渡しします」
金額の単位は完全にバグっている。ソラの国には、あふれんばかりのお金があるようだ。
アカネは自宅に戻ろうと思っていると、ソラに声をかけられた。
「テオス様の死後、治安は悪化しているみたいです。アカネさんの力で、元の街に戻していただけないでしょうか」
「どのようにすればいいのでしょうか?」
「魔法などを駆使して、治安を元に戻していただきたいです」
「わかりました。お手伝いさせていただきます」
「一国の王でありながら、自分の国を管理できない。トップとしては、あるまじき状況といえます」
「ソラさんのせいではありません。気にする必要はないですよ」
「アカネさん・・・・・・」
「ソラさん、いきましょうか」
「はい。ここからお願いします」
アカネ、ソラは瞬間移動の能力を使用した。