2話
(;'A`)「は、はぁ!?なんなんだよこれ!」
ドクオは恐ろしさを感じた。
大量に転がっている死体に対してか、壇上で笑っているヒッキーに対してかさえわからない。
もしくはどちらもかもしれない。
ドクオ…以降俺と呼ぼうか。
俺はもうおかしくなりそうだった。
血を見ると覚醒する♰毒の支配者♰という厨二病設定とかは持っていたが
もうそんなことは幻想だとわからされる。
厨二病は幻想であることがよくわかった。
いや違う。今はそんなことを考えている暇はない。今はそんなことさえ考える脳さえ必要だ。
まず、生き残ることもを考えなくては…
(-_-)「…やぁ。ドクオ君」
ヒッキーが口を開く。恐怖を感じていることを感じている。
よく見ると手には拳銃…?を持っている。
中二病を名乗りながらも(別に名乗ったことは…って違う)
銃についての景色を持っていない俺には何かわからなかったが、見た感じでもわかる。
あれは命を刈り取る形をしているね。
('A`)「ど、どどどうも…あ、あの何ですか…」
俺のキョドリ方すごい。というかこれ死んじまう。
やばい助けてクーちゃん(行為を寄せている女の子)
そんなことを考えているとヒッキーはトカレフを俺の前に出してきた。
おそらく撃たれるのだろう。理由としては口封じってとこか?
まぁクラスメイト全員消すつもりだったのだろうが。
なぜ全員消すかさえ俺には全くわからないが知っても知を得る快感は一瞬だけだろう。
もっともそんなことで知を得る快感が手に入るかは微妙だが。
(-_-)「これかい…?拳銃だよ。
名称とかは詳しくなくてね…まぁ殺傷能力を持ってることにはかわりないし何でもいいけどね」
そういうとヒッキーは俺に拳銃を差し出した。
俺は身をすくめる。
なんでだよお前、ありがたく受け取れよと思ってる人もいるかもしれない。
しかし俺からしてみれば初対面の金正恩が突然核爆弾のボタンを渡してきたようなものである。
初対面の金正恩とか変な話のような気もするが。
(-_-)「どうぞ。君にあげるよ。
仲間…だからね」
仲間?俺ってどうだっけ。なんかの暴力団に属してたっけ。
俺ってなんかの大規模犯罪組織の一員だっけ…
('A`)「あ、ありが…とう…?」
声が最後が上ずってしまった。
qこれでは悪印象を与えてしまったかもしれない。
あと俺のヒッキーへの印象を今変更しておこう。
初対面の金正恩じゃない。こいつはKeterクラスのSCPだ。
よくわからないしやばい。完全に当たっている。
(-_-)「…君は僕を差別しなかった…
いじめられることも覚悟せずに他の人と同じように普通に接してくれた…」
('A`)(しゃべれるような友達もいないしコミュ力も持ってなかっただけだがな)
(-_-)「だからさ…
この学校を支配しないかい?」
驚愕だった。意味も分からなかった。