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05 魔眼と複合魔法

あらすじ
湖で写真を撮っていたロベルは、十分写真を撮って帰ろうとしていた。

「ん?魔法じゃね。〈魔力障壁〉を展開しよう。」

 なんでこんな上空に魔法が飛んできたんだ?飛んできたところへ行ってみようかな。

 おっと、魔法が連発してきやがる。この魔法はなんだろう。鑑定のスキルを使って。
 なんだこの魔法、闇なのか、火なのかわからねえ。

 とりあえず、避けながら近づいた方がいいな。

 いた。あれは魔人だな。

「避けて、ここまでくるとは予想外であったな。」
「我は5級魔人、貴様の対応力には誉めてやろう。」

 前より、強い魔人か。戦いたいとは思っていたが、こんなタイミングか。

「しかし、貴様は死んでもらう。」

「殺されるなら、こちらもそれ相応の対応をさせてもらう。」

 さっきと同じ魔法を使ってくるか。なら、その威力を確認するまで。
 一応、〈光剣〉と〈闇剣〉は出しておくか。そして、この魔法についてさらに鑑定しておくか。

 やべ、この魔法の威力嘗めてた。すぐに〈魔力障壁〉が壊される。じゃあ、なるべく避けないと。

 ん、鑑定していて分かったが、目に魔力が流れている。

「おや、もしかして気づいたか。この魔眼に。」

 魔眼。だからか、かなり上空で飛んでいたにも関わらず、魔法が当たりそうだったのは。
 つまり、間合いをとってもあまり関係ないのか。

 しかし、種がバレている物は使わなくなる可能性が高いから、急いで鑑定をしなくては。

 ギリギリ、鑑定し終わった。こちらも使ってみよう。やべ、魔力込めすぎた。だけど、遠くがめっちゃ見える。

 これからは、魔法の鑑定の続きだ。あれが使えるようになったら、強い攻撃がさらにできる。勝機が見える。

 かなり分かってきた。でも、あいつ魔力切れする気配がねえ。
 とりあえず、多分これでいけるだろう。詠唱魔法と無詠唱魔法の同時発動で。

「なんだと。人間が複合魔法を使うなど聞いたことない。」
「いや、人間風情が複合魔法を使うなどあってはならない。」
「必ず、貴様を殺す。」

「果たして、そんなことが君にできるのかな。」

 何回かやって、複合魔法を完全に無詠唱できるようにした。もう、勝ちは決まりだな。

 包囲するように、複合魔法を発動させて。放つ。当たった。

 これで倒せたかな。

 さて、今日は早く帰ろう。魔法や魔眼の試しは、また後だな。


□□□□□□


 さて、今日は魔眼と複合魔法について試すか。まずは魔眼から。どのくらい、遠くまで見えるかな。
 魔眼って、魔力を沢山込めると遠くまで見えるようになるんだな。

 このままだとキリがなさそうだからやめよう。海がずっと見える状態でつまらないし。

 次は複合魔法だな。試せることとしては、闇魔法を使わずにできるのか。いくつまで合わせられるのか。というところだな。そうなったら、夜になってから試すか。

〜〜〜〜〜


 よし。夜になったし、実験しに行くか。

 とりあえず、闇魔法がなくても複合魔法が使えるか試そう。

 いけたが威力が高すぎだな。下位魔法でこんなのを使う機会来るのか?まあいいや。

 次はどれだけ合わせられるかだな。これは時間がかかりそうだな。

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