『ザ・リング リバース』 リング初心者はぜひ観よう【30点】
【あらすじ】
Jホラーの傑作「リング」をハリウッドリメイクした「ザ・リング」シリーズの3作目。
「見た者は必ず7日後に死ぬ」と言われる呪いのビデオを見てしまったジュリアは、呪いの連鎖を断ち切るため、恋人のホルトとともに呪いのビデオの謎を解き明かそうとする。
やがて、ひとりの少女の存在にたどり着いたジュリアだったが、その少女との出会いが更なる恐怖の幕開けとなる。
新進女優のマティルダ・ラッツが主人公ジュリアを演じ、監督をスペインのF・ハビエル・グティエレスが担当。
製作は前2作を手がけたウォルター・F・パークス&ローリー・マクドナルド。
脚本には「ビューティフル・マインド」のアキバ・ゴールズマンも参加。
【因幡さんの映画語り】
リングといえば、「きっとくるぅ~」が頭に浮かぶのではないだろうか。
なつかしきビデオテープに流される奇妙な映像。
謎を追えば追うほど深みにはまり、ラストは驚愕の恐怖が待っている。
日本では続編やドラマ化、ハリウッドでも映画化された。
最近はホラーコメディ化され、「貞子VS伽椰子」は記憶に新しい。
貞子が必死で番宣している姿を見て、どれだけの人が涙を流しただろうか。(笑いで)
飛行機事故現場から大学の教授がビデオデッキを入手、中には古いビデオテープが入っていた。
恋人同士のジュリアとホルトはある事情で遠距離恋愛に。
ふとしたことでけんか、ホルトからの連絡がなくなり、ジュリアはホルトの元へ。
大学教授の発言がおかしいと感じたジュリアは、教授の教え子から『映像』を観てほしいと頼まれる・・・。
ハリウッドらしいアクションや映像はあるものの、斬新性はまったくない。
呪いのビデオテープを観る→呪いを解くためにサマラを探す、というふうに、パターンは同じである。
オチも使い古されている。
日本でははっきりとわからない違和感が恐怖だったが、ハリウッドでは観客にわかりやすくがモットーなのか、サマラはきちんと「お前は7日後に死ぬ」とデスコールしてくれます。
リングシリーズを観てきた人にとっては退屈で、筆者は途中で爆睡した。
ハリウッド版『ザ・リング』『ザ・リング2』を観てない人にオススメだ。
なぜなら、関連性がほぼないからである。
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