第5話 アイカと年下な男の子(4)
う~ん、でもね? と、美少年、ジャポネのアイドル王に問い、訊ねられても。女王アイカの傲慢! 大変に意思! 自己主張の強そうな巨大過ぎる乳房の谷間に己の頭、顔を埋め、窒息死しそうなぐらい戯れ、貪り、堪能をして。続けている彼に彼女が訊ねても……。
そう、女王アイカが己の新たな主、征服者へと、己の艶やかな吐息と甘え声色で問いかけをしても、彼は上の空……。
貴女の肢体、裸体が余りにも艶やか麗しく、妖艶、官能的だから。
異性は、己の漢の性を押さえ、耐え忍ぶことができない。できなくなる。
前回の話し、シーンではないが?
此の国の漢王になれなかった漢、ウォンや、ジャポネの男王でもあり。此の国を征服して、女王アイカ、この優艶な肢体を手に入れた少年王健太ではないが。女王アイカの麗し過ぎる肢体、裸体の虜になり。続け。
「……ん? で、でもってなぁ~に? アイカさん?」とぐらいの台詞しか漏らしてこない。こないのだ。
それも? 普通の者……。二国の男王である健太のような耳が小さい種族には、きこえるか、聞こえないぐらいの掠れた声色でしか聞こえないのだ。
でも? 此の国の女王アイカは、己の新たな主、支配者である健太のような人種の者ではなく。オーク種族と呼ばれる、エルフやドワーフ達のような、大変に大きな耳──。
そう、如何にも、異世界ファンタジー的な要素、容姿である。大きな笹のような耳を持つ種族だから。
二国の男王である健太の小さな小声、掠れたような声音での回答、呟きも聞きとれるから。
「私の妹達、一族の女達……。あなたの新たな妃として加わった、この国の、領主や酋長、族長の者達……。彼女達は、何も言わない……。そう? 不満を漏らし、嘆くようなことはしない。無いとは思うけれど? 只……」
此の国の女王アイカはこのように、何かに対して大変に困った! 心配! 危惧しているような物言いで、己に甘える。貪る。主さまへと問いかける。