第14話 何が何やら?(8)
でもね、そんな僕……と、いうか? 恥ずかしさの余り赤面……。自分自身の顔を何とか隠そう。ふせようと試みる僕のことをエルさんは『チュ』、頬を優しく『チュ』して、唇で触れてくれた。くれたのだよ。
だから「あっ?」と、驚嘆を漏らす僕だ。でっ、そんな様子の僕にエルさんは、優しく微笑み……。
そう、宇宙人さんではなく女神、天女さまのような微笑みを投げかけ、くれながら。
「……別に構いませんよ。あなた~。間違えて私の事を母と呼んでも~。全く問題はありません~。ありませんから。あなた~」と。
僕に優しく告げてくれたのだ。
でも、エルさんの僕への話しは、未だ終わらない。
また直ぐに彼女は、「ウフ」と、微笑んだと思えばね。直ぐに自身の唇を開いて。今度はこんな台詞、言葉を僕へと告げ教えてくれたのだ。
◇◇◇◇◇