第14話 何が何やら?(1)
「御免なさい~。あなた~。痛かった~? 苦しかった~?」
「いいえ。だ、大丈夫。大丈夫です。だからそんなに誤らないで……と、いうか? 心配……と、いうか? ぼ、僕にそんなにも無防備で甘えても。だ、大丈夫なのですか?」
「……ん? そんなに甘えて大丈夫~。大丈夫も何も~。ちゃんと責任をとってくれるのでしょう? あなた~? あなたは~? 私、勇者エルの夫として……? 先程ちゃんと得るに対して責任をとってくれる。くれるとあなた~。一樹は~。エルに告げてくれましたよね~?」
「えっ? な、何で、き、君、と、言うか? 宇宙人さん……でなくて。エルさんは、何故? 僕の名前を知っている。知っているの、エルさん……」
またまた僕は、一言余計なことを宇宙人さんではなくて……。
金髪碧眼、大きな笹のような耳を持つ麗しい……と、いうか? 凄い美人!
もうそれこそ? この世の者ではない。と、いうかないよね。彼女は、宇宙から円盤で飛来をした宇宙人のエイリアンの女性だから人ではない者だ! ない者……。
でもね? 僕は、そんな彼女に昨晩一目惚れ……。