第13話 謝罪(5)
うわぁ、あああ~! うわぁあああ~! どうしよう? どうしまようか~?
こ、こんな不埒な色情狂みたいな台詞、言葉を漏らして良いのか? 悪いのか? 私自身も良く解らない。
と、いうか?
た、大変に恥ずかしい。恥ずかしい事なのですが。
当事者である私自身がいつまでも『モジモジ』していても拉致があかない。致し方がないから。
『言います!』
『告げますが!』要するに(モジモジ)、(モジモジ)するところなので、ここはします。しますが。
まあ、要するに、皆様も御承知、理解ができてはいるとは思いますが。夫婦の熱く激しい。
そして? 荒々しい。獣のような営みと言う奴で御座います。まして……。
殿方、家のひとのリードがあればいいのですが、私の魔王、主人は、既に他界をしていますから。
まあ、当たり前の如く。それは叶わない夢なので、家のひとの大事な物が大変に元気のない状態で御座いますから。
私は他人、他所様には、恥ずかしくて言えない事を多々おこない。
何とか無事繋がりを終えた次第で御座いまして……。
うう、恥ずかしい。恥ずかしいよ。本当に恥ずかしい。
今の私の状態、様子を凝視すれば分る通りで、己の頬、だけでないか?
顔全体が真っ赤──。夕日のように赤面をするほど、照れ恥ずかしい優艶におこない無事『リザレクション』、蘇生魔法は成功したのですが……。
うう、何だか? とても、というか? 私自身が思案していたよりも大変に痛く。苦痛な物でしたから。
『い、一体、どう言う事? 事なのだ?』と、思ったのですが。
無事二人は繋がり結ばれて、私は家のひとの魂をお腹に宿し。産みましたから。良いと言う事にしておきます……ッて?
私が魔王の魂を身籠り、産んだとは、一体どう言う事なのか? 解らない? 理解ができないと?