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第3話 ダークエルフとエルフのシャーマン(29)

 まあ、そんな状態、様子をさ、他の者達……。巫女、シャーマンと呼ばれる。一族の長や集落の酋長、領主、女王さま達も見ていて面白くはない。

 だって? プラウム嬢の許ばかりにミノタウロスの漢戦士達が集えば、彼女の力が巨大──。此の国の女王アイカをも脅かす存在──。力と武へと変わっていく訳だから。

 この場にいる此の国のエルフの戦姫達やオークのアマゾネス達は面白くはない。

 ましてや? このミノタウロスの集落との戦の功労者は、此の国の先鋒を自分達の命を投じながら勇んで務めた。サラの率いる多種族混合の漢戦士達だからね。漁夫の利を得ようとしているプラウム嬢のことが、サラ嬢自身が大変に、というか? 特に面白くはない。不満ばかりが募る。募るのだ。

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