拒絶
呼ばれた累はベルから聞いた事を話した後、今回のやる事を聞いていた。
「今回は通るだけだけと超危険だよ」
「何やれと?」
「五分おきにアソコを通ってほしい。 色々な方法を試してきて、別の所に出て五分おきに何も来なかったら終了。 その後は頑張って。二十回以内で頑張って。リクスはルーアが居るしもしもの時は僕が出る」
「戦闘とか大丈夫?」
「ルーアより弱いからあんまり期待はしないで」
「あんま無理すんなよ……」
「拒絶って言葉憶えててね」
「? 分かった」
そして前と同じ所へ飛ばされた。
拒絶されてるなら入れないだろうが、まさか未来の拒絶の奴に会うとかか? でもどうやって?
「先ずは普通に入ってみるか」
入ると文字通り未来の世界に来たのかと錯覚した所の路地裏だった。そして又扉の前に戻った。
愚者をやるにしても消える可能性から最後だろうし、節制で暴走でもさせてココに呼び出すとか? いや、ソレも穴使えなくなるかもしれないから、コレは最後の一歩手前にして。暗い所三に乗り込めとかだろうから、他にするにしても、逃げる時か となると拒絶してる所に入るのは。
星の適応力でどうにかやるか? 逆さ吊りの男の逆(三回)を使うか? 通る逆で通れないとか帰りに戻すとになると、逆を後一回になるのか? 他は魔術師の等重交換で一か八か? 隠者の思い込みでどうにか行くか? 隠者は「出来る」って思わないと行けないと思うから、最後から三個目にして…… 星は残った回数やるとして二回無駄にする覚悟で使わしてもらおう
「借りるぞ。逆さ吊りの男 逆」
逆の回数が減るのを確認すると穴に飛び込むと暗い所に入ったると、足元は散らかっては居なかったが、そこには、冬華、ルーア、何か違和感のある男、ドロドロした何かが居た。
「…… 当たりかコレ?」
「だ、誰⁉︎」
「誰だか知らないけど、よく来たね。こんな逃げ場が無いところに」
「三人か?」
「わるもの?」
「うん そうだよ 悪者だ」
「四人か」
「良い被験体が来たな」
「どれも一緒だろマキナ」
「帰してくれる気は?」
「有ると思う?」
「月、借りるぞ、世界。節制、運命の輪」
ドロドロした何かが形作ってる途中に累は時を止め、シェリーの背後をとって節制の能力を借り、能力を暴走させようと節制の鎖を五つ巻き付けて、時間停止を解くと、同時に累とシェリーを除いた全ての物がその空間から姿を消した。
「えっ? えっ?」
「えっ? 俺は?」
あっ 愚者使って逆無効化してない ソレで無理なら又逆使うしかない。 節制は解除して、愚者使って、又次に戻して
「その、もう、弾き、飛ばしても、多分、大丈夫、だと、思う、よ」
「もう、もう、絶対!二度と!ココには来ないで‼︎」
ーー
逆さ吊りの男 柔剛自在 逆(三回) 鞭