食い違い
「コレで大丈夫な筈だ」
「良かった」
「一旦戻るか ココは危ない」
「私が説明しておくね」
「頼んだ」
ニーナと共に戻った後累はそのまま背負って部屋に戻った。
「透明な奴の事言いそびれた…」
又今度でいいか さっさとコイツを布団に寝かせ、何かを紙に書いていた。
「…… 誰?」
「起きたか 体調は大丈夫か?」
「えっと」
「偶々ニーナが見つけた後治した、だから礼はニーナに言え」
「う、うん、ソレで貴方は?」
「氷川累 好きに呼べ」
「僕はベル」
「そうか、起きていきなりで悪いんだが透明な奴の事何か知ってるか?」
「透明⁉︎ 何かされたり……」
「警告したら走って近づいてきたからぶった斬った 殺しては無い」
「攻撃は、くらってない……」
「分かりやすかったからな」
治した後探しはしたが、距離があったのか透明だったからなのか分からないが見失うとは……
「ニーナさんの能力って治療系なんだね」
「いや模倣らしい、後治したのは俺、正確には豊峰さんの能力だけど」
ベルは一人何か考え事をし、一人納得した後に、助けてもらってるとツッコムがニーナが見つけてなきゃ治せなかったと言い強制的に話を終わらせた、その後ベルは話題を振ってきた。
「名前からして、カルミナ島出身なんだね 僕はエルバ島出身なんだ、来たことないなら今度島においでよ。良いところだよ、カルミナ島は天候が変わる前に分かる人多いみたいな事聞いたんだけどホント?」
「言ってなかったが俺この世界出身じゃねぇんだ」
「えっ?」
「今から説明するな」
他所の世界からこの世界に来た過程を一部省き説明した。ソレを聞いた後ベルは唖然としていた。
あー 異世界からの侵略者が居るからか
攻撃されても文句は言えないだろうが、訂正しといた方が良いよな
「と言う事は……」
「違う 侵略者じゃないしそもそも侵略者が邪魔だから逆の立ち位置」
「誤解させる事が多い…」
「悪かったな」
「累どう?」
「さっき起きた」
「初めまして ベルです」
「私ニーナ よろしく」
「そう言えばニーナはどこ出身なんだ? コイツはエルバって所らしい」
「今度来る?」
「今は無理だよ……」
「距離が遠いから?」
「船で四日位でしょ? そんなに遠い? ソレ以前に最前線だし」
「四日船の中か」
「短い……」
「ねぇベル君、悪いんだけど、何処から来たの? ソレと故郷は? 嘘はつかないでね」
「正義借りようか?」
「お願い」