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他所

ーー緑視点

 「隣の世界をちょっと見てこよう、何か変わってるかな、と言うか変わってて」

 緑は他所の世界へ行く方法で、累達の今いる世界の、一つの辿った未来の世界へ移動した。

「お邪魔しまーす」

 着くとそこには辺り一面の銀世界だった。 そして、周りには多重の生物が合体したキメラの様な怪物がウロウロしていた。 ソレを見ていると緑は同族を食べている物が視界に入った。そして他の怪物も口から血を垂らしている事から、共食いをしている事も伺えた。 そして最悪な事が起こったかもしれないと脳裏に過ぎったがソレについては何も考えなかった。

 「…… 雪積もってて良かった 変わって欲しいとは言ったけど良い方向が良かった」

 のんびり観察をしていると周りを囲まれて、一斉に攻撃されるが、軽く受け流しながら、同士討ちをする様に仕向けた。

 「コレは醜悪の能力者の置き土産だとして、島一つに多くの奴を置いておくって、何考えてるんだか、全滅でもさせる気なのかね? 少しなら掃除できそうだし、ちょっとやろう、そしたら雪像でも作ろう、一人でやるのもアレだけど、案外楽しそう」

 緑は丸い怪物を遠くから引っ張る動作をすると、物凄く細い糸の様な物が出て、ソレを掴み、丸い怪物を振り回して一掃した。

 「指がいたい、でも縁なんて深めようが無いからこうしか無理だし、ソレに倒しさえすれば、怪物達も凍死するだろうから、何か気分転換に作ってから帰ろ、ソレに今の時期、この島から他所の島には行けないみたいだったし、次来る時は春だと良いけど」

 「クシュン 今思ったけどやっぱり寒いわココ、雪積もってるから当然だけど、遅れて感覚が来るのは慣れないなぁ、厚着してこよ……」

ーー所変わって累達

 「やっぱり倒す羽目になるのかよ……」
「安全の為だからな、又いつ何処からか敵が来るなんて考えたら夜も眠れない人が出るだろ」

 頼むからコレで終わって欲しい

 「終わったと思ったら又行くんだよな……」
「その敵さえ倒せば終わりだから」
「運が良ければ最後なんだし、気張っていこう」
「そうだな」

場所を移動させる能力、か、もしあったら運命の輪の能力借りる事になるかもな、後の一つは状況次第か

「数日後までに出るみたい」
「訓練は今回能力も使ってみる、軽い目にだが」

と言う訳で後で能力借りるぞ節制

「あの男対策か?」
「次会ったら殴ってやる」
「今度はコテンパンに出来たら良いんだけど」
「される側だろ俺ら」

ーー
ちょっと疲れたので1日か2日休みます

運命の輪 時間停止 時間逆行 投げ輪

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