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才能

強くなる為にはどうしたら良いだろうか、剣を極める? 打撃に力を入れる? この二つのどちらかだな。どっちの方がより強く。

「痛い思いしろとは言いましたけど、助けてくれなくてもどちらにしろ私達負けてましたよ、助けてとか言ってないのに加勢とかしなくても良かったんですよ、後、痛い思いしろとか言ってすいませんでした」
「俺が勝手にやった事だから気にすんなって、こっちこそ俺が弱くてごめんな」

ってか、流石に机囲って食べてるが流石に狭いな。俺は次から床で食べるか。多少は広くなるだろ

累の部屋の机には、累、ニーナ、葵、ニーナ、ムー、サーレ、雄介とフィルと呼ばれていた女の人と計八人で机を囲っていた。

「正直コッチも驚いたからな、共闘が苦手って聞いてはいたんだが、まさか自分そっちのけで共闘相手を援護するなんて、正直同じ様な人で同じ位の強さじゃないと累と共闘するのは無理なんじゃないか、強すぎて」
「俺クソ主催者から能力借りてたるから実質雑魚だぞ」
「僕達を雑魚って言いたいの?」
「お前らは強いよ、俺が弱いだけで。俺だってデスゲームの時に偶々剣の才能有るとか言われて、やり方教えてもらったり相手してもらわなきゃ二刀流の奴にやられたてたからな」

本当にアイツは判断に困る、恐らく良い部類の人間なんだろうが、アイツを認めたくは無い、認めたら負けだ。

「どれくらいしたんだ?」

累は首を傾げながら指を見ながら日数を数えて「十日程度?」と発言した。

「十日って言っても、趣味の一環で(剣に見立てた)木の枝とか棒とか使って振り回してたから十日になるのか分からないけど」
「よく分からないけどちゃんとした事聞いて出来たのはのは何日位?」
「三日、他は全部アイツとの軽めの実戦、でもアイツに勝ったの最終日だけだから多分マグレ、ソレに多分最後も手加減してたんだと思う。……先に言うが殺しては無いからな、まだギリギリ始まる前だからな」

累は言い訳の様に才能は無く偶々出来た様な発言をしたが、他の人から見れば才能が有ることは明白だった。だが累は才能が有ることを認めたくは無さそうだった。そしてその話が終わるとニーナの能力について累が聞くが「乙女の秘密」とはぐらかされ。

「乙女とかっているか? 可愛い部類だろコイツ、正直乙女とか要らないだろ」
「天然誑しか?」
「たらしって何? この世界のご飯? ソレとも動物の名前?」
「女の人を誑かすって意味」
「誰が?」
「君以外に誰がいるの? 僕達さっきから殆ど喋ってないよ」
「ソレはそうと誑かすって?」
「本とかいるー? それとも辞書のほーがいいー?」
「有るなら借りたいけど言葉読めないから意味ないと思う、後眠たいならいつでも寝ていいからな、すぐに布団敷くから眠たいならちゃんと言えよ」
「今はだーいじょーぶ」
「なら良いんだが」
「休日に言葉教えとこう、何知らないのか分からない」
「悪いな本当に、俺が馬鹿だから」
「じゃあいつやる?」


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