弱い
「じゃあ、えっと、面倒くさいから片方任せた」
「作戦無しって」
「この人さっさと痛い目みないかな」
「雄介もうやっちゃって‼︎」
「言われなくても」
「お前ら敵応援すんなよ」
仲間二人と雄介は「誰のせいだと‼︎」と、怒りながら息ピッタリに言い、ニーナだけは苦笑いしていた。累はニーナをスルーして雄介にパンチのフェイントし蹴りを入れた。
「じゃあ女は女同士頑張って」
「成る程お前を戦闘不能に出来るのか」
「なる気は微塵もない」
コイツ相手に互角に持ち込めば二人倒した事になる
役には立ててるな一応
累と雄介はほぼ互角だったが途中で刀が消え、雄介はココぞとばかり攻めるがそんな事関係無しに累は攻めた、しかし累は物凄く押されまくった。理由は雄介が能力を使った事も有るが、ニーナが重い攻撃をしようとした時に累が雄介に対して優勢劣勢関係無しにニーナに攻撃し、その隙に雄介は一気に攻撃し、最終的に体が動きが相当鈍くなり、累は降参した。そして間もない内に葵達も負け、そして累が居たチームは負けた。
「だから共闘は嫌いなんだよ、分かっただろ、共倒れするって、俺が弱いから」
「君が弱いって言うか今回はーー」
「何も言うな、俺が弱いからこうなったんだ、ソレで良いんだよ」
もっと強くならないと駄目だなやっぱり、部屋の中で剣ふるうにも素振りが限界だし、回数増やすか、他にできる事は、何が有るかな。
累が部屋に戻ろうとすると前戦いを止めた人に呼ばれ、その後ニーナと共に土下座で怒られていた。
「戦闘中にふざけたそうだなニーナ」
「はい……」
「累は自分勝手に振る舞ったそうだな」
「共闘は苦手なんだ」
「少しでも共闘出来るように努力しろ」
して無理なんだよ、自分一人で手一杯だから
「あの……」
「戦闘中にふざける奴は論外だがな、何度目だ本当に」
「常習犯か」
「初めて参加する人には特にやるんだ」
「緊張緩和のつもりか、キレられても知らないぞ」
「そうそう緊張緩和、だから続けます」
「後半の言葉聞け」
「緩和しなくていい、とにかくちゃんと治すように努力する様に」
「はい」
「はーい」
もっと強くなる気でいるから問題は無いな、一応コイツにこの事言っとくか
「戦闘中にモノ凄く切迫詰まった状況以外やるなよ、その時になって怒られたら一緒に謝るから、なんなら手伝う」
「じゃあ次同じ組み合わせになったらお願いね」
「今度は最初の言葉聞け」