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『お姫様の魔法はね、午前0時に解けちゃうの』その言葉に彼が返したのは……
午前0時。
とある世界の御伽噺でお姫様になった御令嬢の誰もが知る有名なお話。
この世界にはそんなお話、ないんだけど。
ただ、そんなこともリアルにあり得はするよう
な世界に転生したのは、今から17年前のことだった。
違う世界で生きていた記憶を持ったまま転生したオリヴィアだったが、だからといって、チートな能力とか、前世の記憶から役立つようなスキルを持っているわけでもない。ごく普通の人だった。
――ただ、彼女は両親さえも知らない“もう一つの顔”を持っていた。
※設定はゆるめ。0クル
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――私は『悪女』。けれど、今日も意図せず忠義を尽くされる。――
私は『悪女』。この世界の。
ええ。もちろん前世の記憶がございますよ。
そういう物語ですもの。『異世界の悪役令嬢に転生しちゃった』っていう、お話のね。
婚約破棄? 断罪? 国外追放?
別にどうってこともない。すれば? って感じ。
私は、ツイている。
どんなに悪いことをしても、結局、悪くないように変換される。しかし私は『悪女』なのだ。そうあらねばならない。
けれど私は、今日も意図せず、忠義を尽くされる。
※設定はゆるめ。1クル
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