百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。 (外部サイトで読む

蒼風

□あらすじ□
 佐々木小太郎は女性同士の恋愛作品──いわゆる“百合”が好きだった。愛していたといってもいいかもしれない。

 だからもし生まれ変われるとしたら百合カップルを眺めるモブになりたい、いやいっそ空気でもいい。トラックに轢かれ、死にゆく中そんなことを思っていたら、(自称)女神によって「本来の寿命よりも早く死んでしまった」ことを告げられ、望む世界でもう一度「やりなおせる」ことが告げられた。

 それなら迷うことはない。女学院に通って、恋愛を眺めるモブになりたい。そう告げて、実際に一女子生徒・笹木華として学院に通うことになった。

 順調に友人たちの相談役という立ち位置を確保していく華。だが、そんなことを続けていくうちになぜかその恋愛ベクトルが徐々に華の方を向きだしていく。おかしい。こんなはずじゃなかった。俺──いや、私はただ、モブとして観察していたかっただけなのに。

(最終更新日:2022/10/19)

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