ご主人様に記憶を奪われました! (外部サイトで読む)
「はやく大人になって、命の恩人であるご主人様に恩返しを!」
ルーチェの望みは、大切なご主人様・シルヴィオのために、立派な魔法使いになること。ある朝目覚めると、願ったとおりの大人の女性になっていた。……と思ったら、四年分の記憶をきれいさっぱり失くしてしまったらしい。
たとえ記憶喪失だとしても、今日も変わらずご主人様のお世話と、掃除、魔法の修行にはげもうとするルーチェに、シルヴィオから衝撃の告白が――――。
「おまえの記憶は私が奪った。もう返すつもりはない」
かつての彼女は、契約魔法で定められたご主人様以外の男性を好きになり、そのせいで命を落とす寸前だったという。
せっかく記憶を失ったのなら、今度はご主人様のことだけを想って生きたいと願うルーチェと、彼女の記憶を奪ったことへの自責の念で思い悩むシルヴィオ。すれ違いながら、やり直しの人生で、違う未来を選べるか!? というお話です。
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