新人冒険者としてギルドに登録したエイル。
だが、彼の持つ【ゴブリンテイマー】という固有スキルはこの世界で最弱の魔物『ゴブリン』しかテイム出来ないという誰が聞いてもハズレのスキルだった。
ギルドに居合わせたSランクパーティ『荒鷲の翼』の面々や、他の冒険者たちに馬鹿にされながらも、優しい受付のルーリのおかげで無事に冒険者登録を終え、さらに新人向けの簡単な薬草採取の依頼を受注することが出来た。
しかし街を出て目的地に向かう途中にあった休憩所で、エイルと二匹のゴブリンが休憩していると、突然『新人狩り』に襲われる。
最弱の魔物二匹と、戦う力をほとんど持たないひ弱な坊やでしか無いと思われているエイルは、彼らにとっては絶好の獲物だったのだろう。
しかし、彼らは知らなかった。
その『最弱の魔物』と『ひ弱な坊や』が、この世界の常識を覆す存在だという事を。
「最弱種なぞ、俺のドラゴン相手に何が出来るというのか!!」
「それはどうかな? 戦いは数だって偉い人も言ってたらしいよ!!」
これはその名が世界中に轟き、やがて伝説となる少年と、最弱から最強に至ったゴブリンたちの始まりの物語。
「ゴブリンでも数が揃えばドラゴンにも勝てますけど何か?」
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