二度の婚約破棄と追放をされた聖女は、三度目の正直に希望を託します。 (外部サイトで読む

手嶋ゆき

 公爵令嬢ミーナは八歳で一度、王子との婚約が決まった。
 しかし王家から婚約を破棄されてしまう。
 その後、十六歳になったとき、なんとか伯爵令息との婚約が決まった。しかし……。

「婚約破棄だ。今すぐ、ここから出て行け!」

 またしても破棄され、今度は聖女の勤めを果たしていた聖堂からも追い出されてしまった。 

 流されるままに生きるのをやめ、追放を受け入れた後は自らの足で立ち上がろうとするミーナ。 
 着の身着のまま飛び出した彼女に、救いの手と、新しい出会いが待っていた。

 懐かしい匂いがする彼に、一気に恋に落ちたミーナは願う。

 彼の側にいられるのであれば。
 きっと……私の思いは三度目の正直になる、と。

 追放から始まる、シンデレラストーリー!

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