西の都が牛鬼の手に堕ちた。その報せを受けた帝によって、六条大吾は西へ征く。しかしその道中、妖の群れに襲われ、引き連れてきた兵を尽く失ってしまう。這う這うの体で逃げ延びた彼の前に、白銀の髪を持つ美しい女狐が現れる。数々の妖術に苦しめられながらも、大吾は女狐を追い詰めるが、向けられた刃を握って彼女は言った。
「疾く殺せ――」
刃を握る手は、本当に自らの死を望むのか。それとも――。
* * *
毎朝七時に更新です。どうぞ、お楽しみください。
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