ひとりよがりの勇者 (外部サイトで読む)
その大陸には勇者と呼ばれる男がいた。彼が剣を振れば大地が割れ、魔法を唱えれば神々の怒りが顕現する。彼は誰一人として寄せ付けない圧倒的強者であり──ひとりぼっちの人間だった。
そんな勇者エリアスはあるとき正体不明の老人に襲われ、その力を奪われてしまう。さらには目が覚めるとか弱い少女になっていた。
ひとりぼっちなのに、一人では何もできなくなった勇者。そんな彼──彼女にも差し出された手はあって……。
これはひとりぼっちだった元青年の少女が、仲間の大切さを知っていく物語。
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