前世と今世、合わせて2度目の白い結婚ですもの。場馴れしておりますわ。 (外部サイトで読む

ごろごろみかん。

「これは白い結婚だ」

夫となったばかりの彼がそう言った瞬間、私は前世の記憶を取り戻した──。
元華族の令嬢、高階花恋は前世で白い結婚を言い渡され、失意のうちに死んでしまった。それを、思い出したのだ。前世の記憶を持つ今のカレンは、強かだ。

"カーター家の出戻り娘カレンは、貴族でありながら離婚歴がある。よっぽど性格に難がある、厄介な女に違いない"

「……なーんて言われているのは知っているけど、もういいわ!だって、私のこれからの人生には関係ないもの」

白魔術師カレンとして、ポーション作り頑張って、愛猫とハッピーライフを楽しみます!そう意気込んでいると、ある依頼が舞い込んできた。

「貴族女性失踪事件?」

「きみの力が必要なんだ、カレン」

依頼してきたのは隣国の第二王子。
カレンより三つ年下だと言う彼は、彼女に偽装婚約の提案をした。

「きみのことは、必ず私が守る。だから、力を貸してほしい」

2度の白い結婚を経て強かになったカレンはその依頼を受け入れた、のだけど──。

「きみと一緒にいられるのは、幸せだね」

……この溺愛は、罠ですか?

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