なんでも屋小野寺桜澄

夜桜紅葉

 とある墓には、お茶やおはぎなどではなく、ネジやボルトが供えられました。

その墓に眠っている老人は生前、自分のことをロボットだと言ってました。

そしてそれは確かに真実だったのです。

老人は日頃から周りの人に
「自分が死んだら、墓にはネジとかボルトなんかを供えてくれ」
とお願いしていました。

したがって、老人の墓にそれらを供えるのは当然であり、決して不思議なことなどではなかったのです。

小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアッププラス、ツギクルでも掲載してます。

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