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こんどうは心の中で思った。
(ハアー、そんなことはわかってるよ)
かなぎは言う。
(では、具体的にどうすればよいかと言
う方法ですが、第一にこの上司はこう
いう性格なのだ、嫌な人なのだと、こ
んどうさんが納得し、抵抗することを
諦めることです)
この言葉を聞いたこんどうはこんどう
は思わず怒りながら言う。
(じゃあ、俺はこのまま、あいつの言う
ことを聞いていればいいんですか、俺
はそんなことを聞きたくてこんなとこ
ろまで来たんじゃあない)
と、どなりつけた。
かなぎは(まあ、話はまだ終わっており
ませんよ、話はまだ、あります、よろし
いですか)
こんどうは住職にうんざりしながら言
う。
(わかりました、それじゃあ、どうすれ
ばいいんですかね、住職)
かなぎは続ける(はい、2つめの対処法
ですが、これはその上司をあわれみの
心をもって、見ることです、どう言う
ことかと言うと、この上司は嫌な性格
の人だなあ、きっと家庭でも、仕事で
も、結局他の誰からも相手にされない
ダメな人なんだな、と思うことです)
こんどうは言う。
(そんなことしたって意味ないでしょ
う、だいたい哀れみをって、坊さんが
そんなことをいっていいんですか)
かなぎは続ける。