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それから2時間後、みわの家に一本の電話が鳴り響いた。
みわが電話にでると、トシキと言う男性からの電話であった。
みわが内容を聞くと、驚いたがすぐに冷静になる。
みわの異変にきずいたキョウスケとバルボアに緊張が走った。
みわはキョウスケを呼ぶと受話器を渡す。
キョウスケは内容を聞くと驚いた。
(それで、カオルは、カオルは無事なのかトシキくん・・・・・・)
トシキ(とりあえずカオルさんは無事です。一回、目
を覚ましたんですが、また、気絶しまって、至急、
今からこれますか、場所は・・・・・・)
キョウスケは電話を切ると、暗い顔をしてみわとバ
ルボアに事情を話した。(どうやら今日、久しぶりに
カオルの友達と再開したらしく、その子と学校をサ
ボって江ノ島までバイクで行ったらしいです、そ
れで、食事中に突然、カオルが気絶してしまいいま
も病院にいるらしいのです。みわさん、バルボアさ
ん、すみませんが、ちょっと行ってきます、カオル
がいる病院に・・・・・・)みわとバルボアは険しい顔をし
ていた。
みわは言う(そうね、すぐに行ったほうがいいわ、で
も、キョウスケさん、私たちも一緒に行くわよ、
ね、バルボアさん・・・・・・)
バルボア(そうですね、もしも、これが敵からの攻撃
なら急いだほうがいい、いま、彼女を守ってくれる
者は誰もいないわけだし・・・・・・)
すると、3人に黒猫の声が聞こえた。
(案ずることはない、女王の元には今、ルドルフシュ
タイナーが待機している
まあ、とは言え急がぬとな、敵の戦力がわからん
な、シュタイナーだけでしのいでくれればよいが
な・・・・・・)
それを聞いた3人は心底驚いた。なぜならカオルの側
にあの伝説の人物、ルドルフシュタイナーがいるとは。みわは笑いながら満足げに言う。
(なるほどね、まぁいいわ、じゃあ、二人とも行きま
しょうか・・・・・・)
みわたちは家を出て、カオルが入院している病院へ
と、車で急いだ。