2
キョウスケは感心したように言う。
(いゃーバルボアさんは日本語ペラペラなんですね、
すごいな･･････)
バルボアは笑った
みわは言う。
(バルボアさん、とりあえずここではなんですし、場所を変えましょう、よろしい･･････)
バルボア
(いいですよ、みわさん、どちらにいかれるのですか)
みわは言う
(そうね、とりあえず私の家はどう、ところでバルボ
アさんは日本に来るのは初めてかしら･･････)
バルボア
(はい、今日初めて日本に来ました、外国人の多くは
日本の国、大好きですよ、ところで貴方の家に行く
前にいきたい場所かあるのですが･･････)
みは
(ふーん、それはどこなの･･････)
バルボアは興奮ぎみで言う。
(オー、みわさん、私は是非とも日本の料理を堪能し
てみたいです。例えば、お寿司ね、私は憧れの日本
で是非とも本番の料理を食べたいです、よろしいで
すか･･････)
みわ
(そうね、お寿司か･･････)
それまで黙っていたキョウスケが、口を開いた。
(そうですか、バルボアさん、お寿司が好きなんです
か、そう言えば銀座に美味しい寿司店があります
よ、みわさんどうでしょう、銀座に行ってお寿司を
食べるというのは･･･････)
みわ
(そうね、キョウスケさん、その寿司店は個室がある
のかしら･･････)
キョウスケ
(あー、あります、あります、本来は予約制なんです
が、なんとか聞いてみます、ちょっと待っててくだ
さい･･････)
といってキョウスケは、外で電話をするために行った。
猫はみわに預けた。
みわとバルボアは無言でキョウスケを待つことにした。
13分もすると笑顔でキョウスケが、2人のもとへ帰ってくる。
(みわさん、バルボアさん、大丈夫です、個室がとれ
ました、では、私の車で行きましょう･･････)
キョウスケは久しぶりに美味しいものが食べられると、内心嬉しかった。
みわとバルボアもキョウスケの笑顔を見ていると、笑いだした。
3人は銀座の料亭に向かうべく、駐車場に急いだ。
車に乗ると銀座へと、発信する。
運転はキョウスケであり、助手席はみわが座った。
バルボアと猫は仲良く後ろに乗る。
車内は無言だったが、キョウスケがそれを破る。
(バルボアさんはどちらの国から来たんですか･･････)
バルボアは外の景色を見ながら答えた。
(ハイ、イギリスからきました･･････)
みわ
(どうですか、この日本は･･････)
バルボアは笑顔で言った。
(大変、大変素晴らしい国です。この日本と言う国
は･･････見るものは素晴らしく、新鮮ですね)
と笑っていった。
3人は笑った。
だんだん3人の緊張も溶けてきた。
3人はしばらくの間、世間話をしていた。
そんなとき、事件は起きた。
後ろからもうスピードで、キョウスケの車を追い越
す黒い車が来た。
キョウスケは危ないなーと思っていると、先程の車
が、キョウスケの車に近づき、進路妨害をして来た
のだ。
車を運転している男は、やくざ風な風貌をしてお
り、助手席には、中年の女性が笑っていた。
みわは激怒しながら言う。
(なんなんだい、あの車、明らかに進路妨害をして、
キョウスケ、大丈夫かい･･････)
そして、暴走車は急ブレーキをかけて停車した。
キョウスケも急ブレーキをかける、危うく2大の車は
事故を起こすところだった。
やくざ風の男はなにやら怒鳴り声をあげると、木刀
を持ってドアを開けて、キョウスケの車に近づいて
きた。
