ジン子の溢れる分泌物!?
まずチャバネゴキブリについて復習しておこう。
一般的なクロゴキブリより少し小さく体長は成虫でも1.5センチほどである。 真っ黒なクロゴキブリより茶色の体をしているので、すぐに見分けがつく。一般家庭よりも飲食店や工場などによく住み着いているのは、木造よりもコンクリート建造物を好むためだ。
「この部屋の中にゴキブリが少なくとも3匹はいる……」
疑いようのない事実だった。
宅配業者の谷川を追って全裸で部屋を出たジン子だったが、自分が全裸であることよりもゴキブリを恐れていた。
もしかしたら、ゴキブリたちは我が物顔で部屋中を飛び回っているかも知れない。そう思うと、玄関のドアをもう一度開ける勇気がなかった。
一応自撮りした自分の全裸の写メを冴渡のlineに送ったあと、ジン子は今までの事を整理してみた。
引っ越してきてからゴキブリなど見るのは初めてだったし、部屋の中に食品などあまりない。料理の苦手なジン子は、ほぼすべての食事を外食で済ませていたし、愛犬のペロッ用に買ったドッグフードぐらいしか思い当たらない。
まさか、そんなドッグフードを欲してマンションの4階までゴキブリが侵入してくるものなのだろうか。
冴渡から自分を凌辱するlineが来る。
冴渡「お前みたいなメス犬の裸なんかすぐに削除させてもらったぞ」
奥がジンッとうずくジン子。
それを察してか、冴渡はさらにジン子をlineで凌辱する。
冴渡「今すぐ駆除業者を呼べ」
ジン子の官能レベルが上がった。内太ももの空間に、熱したクリスタルの雫がキラキラ光りながら落ちていく。
ジン子はスマホを操作して冴渡に、オッケ!と喜ぶクマのスタンプを送った。
1時間ほどでゴキブリ駆除業者が男2名で現れた。
ジン子の姿を見て、興奮と動揺が隠せないようだったが、彼らはプロ意識をめいっぱい出すことに尽力していた。
「はじめまして。害虫駆除クリーンクリーンの斎藤です」
「渡部です」
明らかに口元はニヤついていた。
「が、まずは仕事だ。そのあとは、この女をどうにかして……」と、二人は駆除した後の仕事を想像していたが、ジン子もまた同じような想像を膨らませていた。
「若い男子二人組なんて……どうしましょう……冴渡さん……」
ジン子の足元には、溶けた出したクリスタルの泉が広がってきれいな円を作っていた。