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第11話 二つのプライドの激突


にらみ合う二つのプライドの翼

八木教授と新海教授

八木教授「今更、ロボットマンが何のようすか?アム○ェイの勧誘にでも来たんすか?うち、あの怪しいものとかいらないんで、このアパートの糞大家のところに行ってください」

新海教授「相変わらずだな。ヘタレオブザヘタレくん。残念ながら、マルチの勧誘に来たわけではないんだけどなー。その変な天然キモイからやめたほうがいいぞ。モテないぞ。それに、マルチの勧誘に来たのであれば、お前に本気でマルチ商品売り込んで、完全に疎遠になりたいものだがな」

八木教授「話長いし、つまんな!何?マルチに誘う友達どころか、話相手いなくて、寂しすぎて俺のところに話をしにきたの?ごめんね?俺、今インフルだから、話出来ないや。てか、インフル移ってその階段から飛び降りてくんね?」

新海教授「とっとと、インフル悪化して、発狂しながら死んでしまえ。さて、くだらない話はこの辺にして、本題に入ろうか」

八木教授「インフル悪化して、お前の家で発狂しながら死んでお前んち事故物件にしてやるよ。で、本題ってなに?最初からそれ言ってくんね?」

新海教授「安心しろ。お前が発狂しながら俺の家に来たら、アルソ○ク呼んで霊長類最強の人に、ごみ箱に背負い投げしてもらうから。お前、あのへんなチラシばらまいて何がしたい?お前は、テンダー会の重要プロジェクトを失敗してテンダー会から、逃げ出したへたれなんだぞ」

八木教授「あーー、女々しい女々しい。過去の話をいつまでも引っ張んなよ。あの時の失敗から学んだてか、あれ失敗なん?東大合格者9人出しただけでも大成功じゃん?」

新海教授「相も変わらず、プライドの塊みたいなやつだな。大成功だと思ってるのになんで、あの日から、テンダー会と音信不通になり逃げだしたんだ?」

八木教授「逃げ出したとか人聞き悪いなロボット君。あのたぬき名誉教授に縛り付けられてるのが嫌になったの。自由に羽ばたきたかったの。」

新海教授「自由に羽ばたいた結果が近所の人たちからあの人ずっと引きこもって何やってるんだろう?って噂になったのかい?」

八木教授「え?近所の噂話聞き回ってるの?うわーストーカーだー(棒読み)」

新海教授「ストーカーじゃないし・・・。その減らず口、糞みたいな塊のプライド、叩き潰してやるよ」

八木教授「出来るもんならやってみてくださーい。口だけロボット君!」

新海教授「お前がテンダー会のプロジェクトで唯一東大合格に導けなかった鈴木って知ってるだろ?あれが今、俺がスカウトして、来年、東大に合格させる為、私の完璧な指導の下、東大受験を目指してるよ」

八木教授「鈴木・・・」

八木教授の目つきがより鋭くなる。

新海教授「来年、私の完璧な指導の下、鈴木が東大合格した場合、お前の指導がダメだった事の証明、お前のプライドは糞みたいに砕け散るだろう」

八木教授は、くすくすと笑いだした。

八木教授「そうか、鈴木がロボット君の製造工場に出荷されちゃったかー。おい!ロボット君、この天才カリスマ教授がそんなん聞いてハイ!そうですね!なんて言うと思ったか?残念ながら、今、フリーアナウンサーになって磨きが掛かった田中み○みレベルの俺は、新しい教え子を見つけてる。そいつは、来年、必ず東大合格する。」

新海教授「ははは。フリーになって色んな男に手を付け始めたか。面白い、来年の東大受験、どちらの教え子が東大合格するか、勝負をしようではないか。私がお前の指導がダメであることを揺るがぬ結果から証明してやるよ!」

八木教授「てめえのロボット教育は、もう、通用しねえことを証明してやるよ!」

八木教授と新海教授はより一層強く、お互いをにらみ合った。

つづく

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