第6話:いくつかの授業
俺が家庭教師に会ってから数
ーーその時学んだのが『季節』についてだ。
季節は全部で
ーーまた数月後に授業があり、『年』のことを学んだ。
年は全部で12
ーーまた数月後には『時間』について学んだ。
時間は1日が24
ーー『曜日』について学んだ。
一週間の始まりである月曜日を火の曜日と言うらしい。火曜日の方が言いやすいと思ってローズ先生に聞いたが、略したらダメらしい。‥‥‥何がダメなのか、わからない。‥‥‥話が逸れた。
ーー俺が住んでいる『国』と『領地』について学んだ。
俺が住んでいるのは『スリューム大陸』に位置する『ビャガル王国』の『ラートリア領』だ。
ビャガル王国は広大な国土がある。昔は小国だったらしいが、『邪神戦争』とかいうモノを生き抜いたから大国になったらしい。有名な輸出品については教えてくれなかった。流石に、4歳には理解ができないと思ったのだろう。
ラートリア領はビャガル王国の首都である『王都』に近い。そして、特産品は『ドラゴンフルーツ』らしい。何でも、近くの森で取れる果実らしい。そのドラゴンフルーツが高値で取引されるから特産品になっているみたいだ。何故か、領土の特産品については教えてくれた。
ーー2年前に言っていた『この世界』と『神様』について復習した。復習なんてしなくても覚えていたから大丈夫だったが。
それと、明日5歳になるということで『祝福の儀』についての授業を受けた。
何でも、5歳になると教会に行き、祝福の儀を受けないといけないらしい。祝福の儀というのはその歳まで生きられたのを神様に感謝して『スキル』を発現させる儀式だ。
別に祝福の儀を受けなくても10歳になればスキルは発現するが、スキルを早く発現させたいということで祝福の儀を受けるらしい。