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第6話:いくつかの授業

俺が家庭教師に会ってから数ヶ月()後にまた授業があった。

ーーその時学んだのが『季節』についてだ。

季節は全部で(祝福の時)(育ちの時)(実りの時)(終わりの時)の4つがある。人の一生にちなんだ季節名らしい。

ーーまた数月後に授業があり、『年』のことを学んだ。

年は全部で12ヶ月()あり、 日数は360日しかない。学んで思ったことは前世より、日数が5日少ない。まぁ、‥‥‥5日なんてあってもなくてもあまり変わらないだろう。

ーーまた数月後には『時間』について学んだ。

時間は1日が24時間()、1刻が60分間()、1間が60()で、これを30回繰り返すのが1月だ。

ーー『曜日』について学んだ。

一週間の始まりである月曜日を火の曜日と言うらしい。火曜日の方が言いやすいと思ってローズ先生に聞いたが、略したらダメらしい。‥‥‥何がダメなのか、わからない。‥‥‥話が逸れた。

月曜日(火の曜日)を始まりにして、火曜日(水の曜日)水曜日(土の曜日)木曜日(風の曜日)金曜日(光の曜日)土曜日(闇の曜日)日曜日(無の曜日)となっている。一見、規則性がないようだがローズ先生によると魔法の属性名が『○の曜日』となるらしい。‥‥‥頑張って覚えねば。

ーー俺が住んでいる『国』と『領地』について学んだ。

俺が住んでいるのは『スリューム大陸』に位置する『ビャガル王国』の『ラートリア領』だ。
ビャガル王国は広大な国土がある。昔は小国だったらしいが、『邪神戦争』とかいうモノを生き抜いたから大国になったらしい。有名な輸出品については教えてくれなかった。流石に、4歳には理解ができないと思ったのだろう。

ラートリア領はビャガル王国の首都である『王都』に近い。そして、特産品は『ドラゴンフルーツ』らしい。何でも、近くの森で取れる果実らしい。そのドラゴンフルーツが高値で取引されるから特産品になっているみたいだ。何故か、領土の特産品については教えてくれた。

ーー2年前に言っていた『この世界』と『神様』について復習した。復習なんてしなくても覚えていたから大丈夫だったが。

それと、明日5歳になるということで『祝福の儀』についての授業を受けた。

何でも、5歳になると教会に行き、祝福の儀を受けないといけないらしい。祝福の儀というのはその歳まで生きられたのを神様に感謝して『スキル』を発現させる儀式だ。
別に祝福の儀を受けなくても10歳になればスキルは発現するが、スキルを早く発現させたいということで祝福の儀を受けるらしい。

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