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「ただいまー」
「あー
愛だー
おかえりー」
「おかえりなさい」
愛が帰ってきた。
また、三人で遊べるんだ……
「愛、元気になったかー?」
「わかんない」
愛は、寂しそうに首を振った。
「元気ないの?」
「先生が、言ってたの。
出来るだけ安静にしてなさいって……」
「えー。
じゃ、愛と遊べないのかー」
「病み上がりなんだから、仕方がないでしょ!」
瞳は、そう言って俺の頭を軽く叩いた。
「痛いなー」
本当は痛くなかった。。
だけど、僕は『痛いなー』と言い、瞳のスカートをめくった。
「何するのよー」
パチン!
と大きな音がする。
瞳は、力強く僕の頬を叩いた。
「痛いなー
何するんだよ!」
「『何するんだ』は、こっちのセリフよ!」
「瞳が、先に手を出したんじゃないかー」
「私は、軽く叩いただけじゃん」
瞳が顔を真赤にして怒っている。