混乱
かおるが美味しそうに海鮮丼を食べていると、テレパシーを聴いた。
「やぁ、魔界女王・・・・・・・こんにちわ。今日は楽しいデートかね。」
かおるは心臓がドキッとして、冷や汗をかいた。
テレパシーはつずける。
「魔界女王よ、日本は素晴らしい国だね、これでこそ支配する価値があるというものだ。
君との戦いに勝てば我々は、総てを掌握できる。まぁ、殺されないようにせいぜい頑張りたまえ」
その言葉を聴いたかおるは全身に悪寒がはしり、恐怖の顔をして、ブルブルと震えだした。
その異変に気が付いたヨシキは、驚いてかおるを見る。
ヨシキ
「どうした、かおる、お前顔が蒼白だぞ」
かおる
「うん、ちょっと、気分が悪くなっちやって・・・・・・」
あまりのいきなりの異変にかおるはとうとう耐え切れずに気絶してしまった。
ヨシキ
「おい、かおる、かおる、しっかりしろ・・・・・・」
店のおばさんもそれに気がついて駆け寄ってくる
「どうしたんだい、いったい」
ヨシキ
「わかりません、いきなり倒れてしまって・・・・・・」
隣で食べていた老紳士が言う。
「早く救急車を呼んだほうがいいな・・・・・・」
老紳士は目を鋭くしながら言う。
おばさんは、急いで電話をかけて、救急車を呼んだ。
30分もすると、救急車が到着して、救急隊員が駆け付けた。
かおるは何とか救急車に運ばれると、ヨシキと一緒に救急病院に運ばれた。