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「よう、ジル」

 ジャキはケジメを付けるためジルと一緒に遊んでいたゲームセンターに向かった。

「なにをしに来た?」

 ジルが女店員の背中の上に座っていた。
 そして、タバコの火を女店員の背中に当てる。
 女店員の身体が一瞬グラつく。

「やめてやれ」

 ジャキがそういって銃をジルに向ける。

「俺とやる気か?」

 ジルが、刀を召喚して立ち上がる。

「一応聞いておく。
 ベルはどうした?」

 するとジルが笑う。

「あぁ……ベルは今頃。
 他の男どもと寝てるだろうさ。
 面白いんだぜ?1000人の男と寝たら俺の嫁にしてやるといったら本気にしてよ」

「それでベルが男と寝る?ありえない」

「いや、拒否したからSNSで男集めて只今強姦中だ」

「最低だな」

 ジルとジャキが会話している隙に女店員が四つん這いで逃げる。

「おい、椅子!誰が離れていいといった?」

 女店員の身体が止まる。

「あ……あ……いや……許して……」

 女店員が目に涙を浮かべてそういった。

「……あ?なにお前が俺に命令しているんだ?
 お前はいつからそんなに偉くなった?」

 ジルが、そういって刀を持ち替える。
 刃を女店員に向ける。

「死にたくない死にたくない死にたくない」

 女店員がガクガクと震え……
 刃が女店員に当たる瞬間。
 その刃をジャキが銃で破壊した。

「おいおいおいおい。
 この刀、いくらすると思っているんだ?」

「知るかよ」

 ジャキの箒頭が震える。
 ジルが、新しい刀を召喚するとジャキ目掛けて投げた。
 ジャキは、その刀を素手で掴み地面に突き刺した。

「おうおう、やる気満々だ……あ……?」

 ジャキの銃弾は、ジルの胸に大きく穴を開けた。

「お前、いいやつだったときもあるんだぜ?」

 ジルは、その場に倒れた。

 そして、その丁度。
 セロが、ゲームセンターに現れた。

「ジャキくん?その技は……」

 セロの声が震える。
 なぜならこの穴あけの技は、セロの両親とオトネの両親を殺した技と同じだからだ。




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