第1話:エンカウント
仕事から帰ってしばらくの間テレビを見ながら居間で休んでると突然愚妹の悲鳴が!
声の聞こえた風呂場前に行くと腰を抜かしている愚妹が座りこんでいた。
話を聞くとお風呂場に行こうとしたら黒い何かが壁を素早く走って行ったとのこと、話しを聞き終え助け起こすと同時に奴は現れたのです!
そう、奴こと黒いG(ゴキブリ)(飲食用語で太郎さん)が壁に張り付いていたのだった!!
私は慌てつつもたまたま近くにあったゴキジェットを取るとすぐさまGにノズルを向け、薬剤をぶっかけてやりましたが奴も死んでなるものかと逃げ回ります。
奴が逃げるたびに飛び交う怒号と悲鳴、なんとか追い詰めトドメとばかりに薬剤を吹きかけますが奴は一瞬の隙をついて、最後の抵抗よろしく私の前から飛び跳ねて何処かにいなくなってしまいました。
ビクビクしながらしばらく捜索したんですが見つからず諦めかけたその時に、愚弟の部屋に続く障子に隙間があったので念のためと障子を引いて部屋を覗いてみたら部屋の中でGがひっくり返っていたのです。
一応念のために何回か薬剤をぶっかけてからティッシュに包んでゴミ箱に捨てました。
※今日の教訓※
どんなに綺麗にしても奴はいつの間にか現れるんです、みなさんもお気をつけてください。
今あなたの背後に奴はいる!? Σ(゜д゜lll)