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傷つけられた想い

テスト週間あっという間に終わった。

勉強会も終わった。
終わって仲良くなれたかと思ったが、でも、テスト週間が終わってから俺はあみから避けられるようになった。
勉強をしてる間の学校では普通に話しかけてきてくれた。
今までになかった体育の時も給食の時もそれ以外の場面でも話しかけてくれていた。

だけど、急に避けられるようになっていった。

その原因になったのはある日の勉強会だった。

雑談をしているとき、あみが由真たちと話していた。
俺はその光景を見ていた。その時に由香からこんな質問をされた。

「どんちゃんってさ、あみのこと好きなの?」

一番恋に鈍感そうな由香にそう言われてそんなに顔に出てたのかと思った。
違うと言おうと思ったが、自分に嘘をつくことは嫌だった。

「そうだよ。俺、あみさんのこと好きだけど?」

由香はニヤニヤと笑った。あみに話されるかと思った。
気持ちを伝えるとまた自分がみじめになる。

「誰にも言わないでよ」

俺は由香にそう言った。由香はわかったといったが、優樹菜がきて言った。

「何二人で話してるの?」

と。一度はなにもないよと言った由香だが、「そうか」としょぼんとなった優樹菜を見て、由香は隣の部屋に行って俺の好きな人のことを話したらしい。

さらにその次の日。
二人はあみに俺の好きな人が誰かを話した。

あみは、知ってると言ってたらしい。

またか。俺が好きになるまでは許されても告白するのは許されない。
告白しないと決めてたのに。一番嫌な方法で好きな人に自分の好きな人がばれて、無視される。

胸がズキズキなり、心が痛む。

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