バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

癒し

ジョンソンは言う。

「魔界女王、女王って、誰のことなんだ、やつらに唯一対

抗出来る存在って、どういう意味なんだ・・・・・ 」 
モーリス

「ふむ、かって大いなる力を持ったソロモンと言う王がい

た。 

王は、大天使ミカエルと魔天使ルシファーが作り出した

大いなる秘宝の指輪を授かって、アフリマンたちと戦って

いた。

彼は自在に天使と魔天使たちを召喚して、この世界を守っ

ていた。

そして、この時代に転生し、最期の戦いをするべく名を榊

原かおるに変えてその時を待っているのだ。

日本の女学生としてな・・・・・・」

ジョンソン

「じゃあ、その榊原かおるが世界を守るために一人で戦

うってことか、それで世界は救われるのか・・・・・・」

モーリス

「それはわからぬ、ただ、そうあって欲しいと願うだけ

よ・・・・・、ところで、ジョンソンよ」

ジョンソン

「なんだ・・・・・・」

モーリス

「お前、まだ苦しいであろう、我が力でソナタを天へ送っ

てやろう・・・・・・」ジョンソンは焦りながら言う。

「ま・まて、待ってくれ、俺にはまだ会いたい人がいるん

だ・・・・・」

モーリス

「会いたい人・・・・・」

ジョンソン

「そうだ、妻のサリーだ、俺は彼女にあってから天国へ行

きたい待ってくれないか、彼女に会うまで・・・・・・」

とジョンソンは必死に願った。

モーリス

「よかろう、会ってくるといい、しかしその前

に・・・・・」

と言ってモーリスは、呪文を唱えた。

「オン、コロコロ、センダリ、マトウギ、ソワ

カ・・・・・・」

すると、ジョンソンが白く光輝いた。

ジョンソンは驚く。

「な、何だか、何をした、やめろ、やめろ・・・・・;」

光が消えるとジョンソンは胸の痛みが消えて心の痛みが消

え去っていた。

ジョンソン

「な、なんだ、痛みが消えている、いったい、何をしたんだ・・・・・」
モーリスは笑って言う。
「ふっ、なに、薬師如来殿の力を借りたまでよ・・・・・・」
ジョンソンは思った。
や、薬師如来、聞いたことがある、日本の寺という場所に展示されている、観光スポットで人気が高い神様のことだ。
「ジャパニーズ、ミラクル、日本人はみんな祈れば癒されるのか
「ばかだ、こいつ、本物のはかだ」

モーリスは、そう思った。

ジョンソンはモーリスにおれいを言った。

「ありかとうよ、モーリス、世話になった・・・・・・」

モーリスは「れいにはおよばぬ」といった。

そして、ジョンソンは「じゃあ、俺はそろそろ行くよ」と

いって去っていった。

モーリスも歩いて去っていった。

しおり