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一目惚れ

パンダ君はだんだん胃が痛くなってきた。もう我慢の限界だった。

それを見ていたゆうとカウカウさんは「あちゃー」と思った。

ゆうが言う。

「パ、パンダ君大丈夫かね、い、胃を押さえるということは屋、薬局屋さんに行こう。

い、いい薬があると思うよ。」

カウカウさんは言う。

「や、薬局屋さんなら僕、知っているよ、そこに行こう」

パンダはひざを折って、倒れそうになりながら言った。

「は、早く胃薬がほしいよ。そろそろ限界」

カウカウさんは「ちょっと行ってくるね」といいそのままダッシュした。

ゆうはパンダ君の背中をさすっていた。

パンダ君はうめきながらその場に座り込んでしまった。

8分もすると、カウカウさんが手に胃薬と水を持って戻ってきた。

カウカウさんは言う。

「はあ、はあ、はあ、さすがに食べた後はきついね、さあ、パンダ君これを飲んで」

と言い、薬と水を渡す。

パンダ君は、苦しい顔をしながら薬と水を飲んだ。

薬はすぐには効かなかったが、10分もすると聞いてきて、パンダ君の顔は穏やかになった。

パンダ君は二人に感謝を言い、ため息をついて言う。

「ごめんね、二人とも。実はさっきカレー屋さんでた」

そこまで言うとゆうが、パンダ君の肩をたたいて言う。

「パンダ君、大丈夫、みなまで言わなくていいよ」と優しく言った。

カウカウさんも笑顔で答えた。

パンダ君は自分の愚かさを心の中で反省した。

そして、笑顔になっていう。

「ありがとう二人とも、そうだ、旅行会社に行かないとね・・・・・・」

二人は顔を見回せ、ゆうが言う。

「じゃあ、行こうか」

といって、三人は動物ランドにある旅行会社、HIXXXに行った。

0PaNというビルの中に旅行会社はあった。

中に入り、エスカレーターで、四階に行った。

店が立ち並ぶ奥に会社があり、広告が立ち並んでいた。

いろいろな国内や外国、宇宙旅行の広告があった。

三人は、とりあえず宇宙旅行のパンフレットを分かれてみていた。

ゆうは惑星カルザスのパンフレットを見ていた。

広告にはこのように載っていた。

惑星カルザス

緑の大地ときれいな海が広がるリゾート

おひとり様、250万円~300万円

と書いてあり、写真が載ってあった。

ゆうがパンフレットを見ていると、ショートカットのカワイイ女性店員が来た。

女性店員は笑顔で言う。

「お客様、どうでしょうか、何かいいものが見つかりましたか・・・・・・」

ゆうはドキッとした。この女性店員はかって、中学校で一番好きだったあの子に似ていた。

ゆうは言う。

「あ、いや、どれも魅力的な惑星ですねー、思わず迷ってしまいます」

女性店員は思わず笑ってしまった。

ゆうはその笑顔を見て、さらにドキドキしていた。

ゆうは思った。

「あー、こんな人と旅行に行けたらなー良いのになー」

ゆうがそんなことを考えていると、女性店員を言う。

「お客様、どのような場所に行きたいですか」

ゆうは女性店員の甘い香水の香りにふらふらしながら言う。

「あー、そうですねー、自然が多いい、海もあるリゾートの場所を探しているんですが」

女性店員は言う。

「それでしたら、いくつか候補がありますよ。ご予算はいくらぐらいでしょうか・・・・・」

ゆうは考えて言う。

「うーん、一人400万円から500万円ぐらいまところがいいのですが・・・・・」

女性定員は言う。

「何名様で行かれるのですか」

ゆうは言う。

「とりあえず、3名で行こうかと思っています。

女性店員は「うーん」と考えながら言った。

「では、とりあえず、検索をかけてみましょうか、たぶんお客様の生きたい魅力的な惑星が見つかると思いますよ。どうしますか」

その時、パンダ君とカウカウさんがやってきた。

カウカウさんとパンダ君は言う。

「こんにちは」

女性店員は笑顔で答えた。

「こんにちは、今、検索をかけて、惑星を探そうとしていましたよ。」

パンダ君は言う。

「へー、ゆう君、そのほうが早いかもしれないねー」

カウカウさんは言った。

「ぜひ、検索をかけてもらおうよ」

ゆうは「そうだねー」といって、女性店員に頼んだ。

「じゃあ、お願いします」

女性店員は笑顔で「はい、じゃあ、こちらへどうぞ」と言い案内した。

ゆうたちは奥の椅子に座った。

女性店員は言う。

「あの、ちなみにどこか行かれたいところはありますか。」

パンダ君は少し考えてから言った。

「そうだ、惑星カラムにいきたいって、今日ゆうくんと車で話していました」

女性店員は言う。

「ゆうくん」

カウカウさんが言う。

「あー、そうだ、この人がゆう君で、この方がパンダ君、で、僕がカウカウと言います。」

女性店員は言った。

「あーなるほど、自己紹介ありがとうございます。ちなみに私の名前は、真由美と申します。

ちなみに読者の方が、「ん」どこかで聞いたことのあるなだなーとか、この名前の由来をお知

りになりたければ、私の作品、犬と私の物語参照。えへ、こんなところで宣伝しちゃった。

読んでくださいますと、ありがたいです。

真由美は笑いながら言った。

「惑星カラムですか、いいところですよー。自然も多いし、そういえば海もありますねー

ちょと検索してみますね・・・・・・・」

といって、ディスクに置いてあるパソコンをカタカタと操作した。

ゆうは何やらさっきから落ち着きがなかった。

パンフレットがいろいろとおかれているのに、真由美のほうをずーと見ていた。

顔が赤かった。

パンダ君とカウカウさんはどこに行こうかとパンフレットを見ながら相談していた。

ふと、カウカウさんがゆうを見ていると「あーなるほどな」と鋭い観察力で、ゆうをほっとい

た。

パンダ君は、「金なら大丈夫だしね」といやらしい言葉を吐きながらいろいろ見入っていた。

カウカウさんは、その言葉を聞いて少し焦って、冷や汗をかいた。

そうしているうちに、真由美が検索を終わり、ゆうたちに行った。

「お待たせしました。惑星カラムですね、んーと、緑豊かな大地と海と免税品店が並ぶいい星

ですよ。あまり大きな星ではないので、四泊五日くらいで全部回れそうですね。

ちなみにこの星はここから近く、ビザが要りませんので楽かもしれませんね。

イルカさんを見るクルージングが一番人気のようですが、ほかにもいろいろ見たり、買ったり

するところがあって、面白そうな星ですよ。

ご予算は一人当たり、150~200万円ぐらいで十分足りますね、どうしましょうか」

といって、真由美はゆうにとって最高の素敵な笑顔で笑った。

ゆうは心臓がキューンとなってしまった。

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