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【しっかりする】か……

 ふたりっきり。

 義理の姉とふたりっきり。
 これが、義理の妹だったら……

 一部のマニアが喜びそうな状況だけど。
 残念ながら瞳は、姉。
 自称だけど……

 確かに、瞳は可愛い部類に入るかもしれない。
 クラスでの評判も良い。
 だけど、僕は瞳に性的興奮を覚えたことはない。

 小さい頃から、一緒だからかもしれないからかも知れない。
 幼なじみと言っても過言じゃない。
 アダルトゲームみたいな展開は、まぁないだろう。

「今日の昼何食べたい?」

 瞳が、そう言った。
 これじゃ、姉じゃなくて母親のような感覚だ。
 きっと本人にそんなことをいうときっと瞳はこう言うだろう。

 「こんな大きな子どもはまだいらない!」って……

「なんでもいいよ」

 僕は適当な回答をする。

「あのねー
 『何でもいい』が一番困るの!」

 でも、夫婦っぽい感じもする。

「んー。じゃーおでん!」

「コンビニに行く?」

「作ってくれないの?」

「今から、おでんは、流石に間に合わないよ」

「じゃ、パスタがいいな」

「了解、イタリアンで良い?」

「うん」

 僕は、小さくうなづいた。

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