05
「瞳って、僕の保護者みたいだね?」
「そんなもんじゃないの?
私がいないと、何にも出来ないじゃん?」
「そんなことないよ」
「じゃ、何か出来る?」
「焼き飯」
「誰がご飯を炊くの?」
「瞳」
「ほら、私がいないと焼き飯さえも作れない」
「ほ、他にもあるよ!」
「何があるの?
言ってみ?」
「卵焼き」
どうだ、参ったか!
こればかりは、材料は卵しかないぞ!
「誰が、卵を買ってくるの?」
「え?」
「ほら、私が卵を買って来なければ卵焼きさえも作れない!」
「それは、ずるいよ!」
「ずるくない!
真白が、私がいないと何もできないことが証明されただけ!」