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 それぞれがそれぞれの生活を必死になって送ってる。
 なにも変わらない日々に変化し続ける毎日。

 そして、冬がやってくる。
 雪舞う日々。

「寒い……」

 ボクはそういって冬の森を通り抜ける。

「お?今日は早いね」

 白銀がそういってボクを受け入れる。

「はい」

「では、今日は君に歩法・護りの章~逃げの形・反撃を伝授しよう」

 白銀の白い歯が見える。

「反撃ですか?」

「そうだよ。
 護りの章では、唯一の攻撃技だよ」

「護りの章に攻撃があるんですね」

「ああ、難易度MAXの技だが今の君なら楽勝だろう」

「よろしくおねがいします」

「シールドを貼れるだろう?」

「はい」

「それを敵にぶつけるんだ」

「え?」

「まぁ、こんな感じにね」

 白銀が手にシールドを貼る。
 そして、そのシールドを放ち前にあった大きな岩に当てる。
 岩が粉々になった。

「すごい」

「さ、ボクくんもやってみて」

「……はい」

 ボクはシールドを貼った。
 手に魔力を込める。

「よしよし。
 なかなかシールドの制度があがっているじゃないか」

「でも、どうやって飛ばせばいいか……」

「魔力を維持しつつシールドに離れえてくれるように念じるんだ」

「はい。
 やってみます」

「がんばれ!」

 白銀が穏やかの表情になる。
 ボクは、念じる。

「あの岩を壊して!」

 ボクは、シールドを見事に岩に当てることに成功した。
 岩が少し削れる。

「うむ、見事だ」

「はい!」

 すると世界がぐにゃりと歪む。

「む?これは……?」

 白銀が驚く。

「なにこの魔力……」

「ボクくんは、ここでシールドを全身に貼って待機!」

「え?」

「いいから早く!」

 ボクは言われた通りシールドを貼った。

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