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 別の男が言った。

「コイツの目を見てみろ。
 金色だ。コイツは金色の瞳を持つモノだ」

 男は、小さく笑う。

「じゃ、目玉を引っこ抜いて売るか?」

 すると別の男が言う。

「いや、生きた金色の瞳を持つモノはレアだ。
 生きたまま売ろう」

 ボクは目の前で繰り広げられる恐ろしい言葉に耳を塞いだ。

「おいおい、コイツビビっているぜ?」

「金色の瞳を持つとは言え子どもだな。
 コイツ、そんなに魔力はないぞ?」

 別の男がそういうと小さく笑う。

「そりゃ好都合。
 さくっと売ってさくっと稼ごうぜ!」

 男がボクの腹部に一撃入れる。
 すると男の体に力がみなぎる。

「お?レベルアップか?」

「さすが金色の瞳を持つモノ、子どもでも経験値は高いんだな」

 別の男の質問に男がそういって笑うと意識を失ったボクを担ぎそのまま質に入れられた。

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