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閑話休題その1 「そんな訳で、総評反省会? いや、皆大好きお風呂回ドーン!」①

 そんな訳で、戦い終わって……皆で、お風呂ターイム!
 
 いいね! いいね! ……お待ちかねのお約束展開って奴だよこれ。
 
 なんか、俺の預かり知らぬところで、3人娘に新しいロリ仲間が加わったらしい……姫騎士エストたん、可愛いお。
 ちょっと年上っぽいけど、俺的には十分守備範囲だお。
 
 ふわふわ金髪ロングヘアで、おっぱいもあって、肌も白くてちょー可愛い……たぶん。
 
 なにぶん、これ以上飛天の眼を近づけると、勘付かれる。
 映像も人影がかろうじて解る程度で、赤青緑のサイケデリックな感じ。

 所謂、サーモビジョン映像である……壁越しでも中の様子を透過する優れもの……なのだけど。
 なんか全然、エロくないんですけど、これ……。
 
 だがやむを得ん……一号機はタオルに包まれて、てるてる坊主状態にされてしまったのでかろうじて音が拾えるだけ。

 ……俺は皆と一緒にお風呂気分を味わいたかっただけなのに。
 俺だって、アドバイスちゃんとしたし、応援だってずっとしてたんだぞ。
 
 気持ち的には、俺も皆の仲間なんだいっ!
 
 ロゼたん、あんま厳しすぎると俺氏、ないちゃうよ。
 
「いやぁ……エストちゃん、お疲れ様でした。」

 湯船の縁に跨るとかお行儀の悪いポーズ(推定)で、エストたんと乾杯するロゼたん。
 
 エストたんは隣で足だけお湯に浸けて、縁に腰掛けてる……エストたん、おっぱいタユンタユンです!
 実際は、サーモビジョン映像の緑色が微妙に揺れてるように見えるような気がするだけなんだけどね!
 
 ……俺の長年封印されていた、ロリをこよなく愛する心から発動される妄想力補正を舐めてはいかんよ?

 見えるッ! なんか色々見えてきたよっ!
 
 でも、どうせなら俺氏、真正面からフルカラーで見たいですっ!

「いやいや、ロゼっち達のおかげだよぉ……私も仲間が皆やられちゃって、もうダメだぁって思ってたしぃ。
 あの時、ハンマーですっ飛ばされた時、くっ殺せって思ってたよぉ! むしろ、かなり本気でねぇ……。
 でも、危険を承知をヒールかけてくれたのがあのリアン殿下だもん……騎士的にはもうやるっきゃなかったよぉ。」
 
「……エストお姉様、ありがとうございました……そう言えば、三回くらいは助けてもらっちゃいましたね。」

 リアンちゃんがエストたんとロゼの間に腰掛ける。
 もうエストたんと肩がくっつくくらいの距離だけど……この二人、幼馴染だったとかで超仲良し。

 イイよ! イイよ! さぁ、盛り上がってまいりましたっ!
 
「いやいやぁ……騎士としては、お姫様のピンチで身体張るとか本懐ですよぉ……。
 もちろん、ルーシュ殿下も……ご無事で何よりでした。」
 
「ボクは……あまり、役に立たなかったからね。
 ダンジョンの敵って、何故かこっちから手を出さないと攻撃してこないんだよね……。
 ボクは一番、打たれ弱いから、ここぞって時に全力でって戦い方が身についてきちゃった。」

 ルーシュちゃんは、三人から少し離れたとこでマイペースで湯船で寛いでいた。
 うん、この湯船に浮かんでる頭っぽいのがそうかな? そこからの眺めって最高だろうなぁ……。
 
 ちなみに、俺のダンジョンの敵はヘイト値と言うパラメーターを持ってて、基本的に、ヘイト値が一番高い相手を優先的に狙う。

 ヘイト値は回復魔法とか騎士や戦士のヘイトアップスキルなどで増加するけど、攻撃されて受けたダメージに比例して上がるようになっている。
 
 だから、魔法使いとかが調子に乗って全力攻撃とかすると、モンスターは前衛を無視してまっすぐに魔法使いを狙う。

 その代わり、なにもしない相手には平然と目の前を通過したりもする。
 だから、ルーシュたんのように魔法をチャージしてここぞと言うところで集中運用するってやり方は意外と賢明なやり方だったりするのだ。

 とにかく、このダンジョンでは如何にこのヘイト値を意識して戦うかが重要。
 チームワークと攻撃のタイミングを見極める……力押しで勝てるほど、甘くないのだ!
 
 俺ってよく考えてるっしょ? 昔やってたネトゲのシステムをパクったんだけどな!

 それにしても……どうも、ルーシュたんはその事にかなり早い段階から気付いてたっぽい……あったまいいなぁ!
 
 ……少しは見習え、ロゼ。
 
「私も……余りお役に立てませんでした……。
 けど、今回はエストさんが守りでロゼさんが攻撃役って感じで上手く連携してて……。
 お二人ともすっごく強かったです! 私も……がんばります!」
 
 リアンちゃんが少し申し訳なさそうに、二人にペコペコと頭を下げる。
 
 ちなみに、リアンちゃんはシルエットで見てもスットン真っ平らなのが解ってしまった。

 だが、それがいい。
 
 それに、今一瞬前かがみになった時、シルエットに浮かんだ膨らみと小さなポッチを俺は見逃してない……ふぉおおおおっ!
 
「ところでさ……エストちゃん、そのくっ殺せって何なの?」

 唐突にロゼが今更のようにツッコミ……まったく、こいつ解ってないなぁ……。

「ロゼちゃん、女騎士にはねぇ……。
 ピンチの時や虜囚の辱めを受けそうな時は、そう言わなきゃいけないって言う……鉄の掟がぁ……あるのだよぉ。」

 俺が思ってた以上の斜め上の理由を並べるエストたん……。

 それって本来、オークに掴まった時用のセリフ……生真面目で武人肌の強気女騎士がエロエロな事されそうになりながら、「くっ殺せ!」
 そんなせめてもの精神的抵抗を無視して、容赦なく屈服させるシチェーション……まさに陵辱。
 
 エロ業界では定番なんだけど……俺的にはちょっとそそられない……言わば、守備範囲外!

 でも……ロリ巨乳騎士とかミックス属性のエストたんならアリだな! むしろ「くっ殺せ」って言わせたい! 
 
 考えてみると……エストたんもダンジョンにチャレンジしてたくらいだし、むしろ俺氏に会いたいとか、そう言う事なんだよね?
 
 いやー、超歓迎なんだけど!

 リアンたんやルーシュたんもだけど……皆、俺氏に会いたいとか、ほんと嬉しい。
 俺氏、この世界に転生した甲斐があったね……現代日本だったら、幼女をぼけーと見てただけで事案だぜ?
 
 理不尽だろ……なんで、公園で遊んでる小学生達を見守ってただけで、防犯ブザーとか鳴らすんだよ。
 その上、ただベンチに座ってただけの一市民を職質の挙句に連行とか警察もおかしい……。

 あっちの世界は……何と言うか理不尽が徒党を組んで行進してたような世界だったなぁ……何かにつけて……。
 そう考えると、やっぱ、異世界ライフ最高!
 
 俺、300年も何やってたんだか……見ろ、世界はこんなにも美しい!
 
「て、鉄の掟じゃしょうがないね……良くわかんないけどさ。
 でも、エストさん……口調とか、戦ってた時と全然違うよね? もっと武人っぽい言葉遣いだったのに……どっちが素なの?」
 
「えへへ……口調はですねぇ……こっちのが素なのだよぉ……。
 戦闘の時とか大人と一緒の時は気張って騎士っぽく喋ってるんだけどぉ……あれ疲れるのだよねぇ。」

「良く解かんないけど、エストちゃんも大変なんだ……リアンちゃん、エストちゃんと知り合いってのは解るんだけど、結局、どう言う関係なの?」

「エストさんは……我がラピュカ皇国の隣国、トリストリア聖国の勇者の血族四勇家の一角ランカスタ家の次期当主様です。
 ランカスタ家の現当主ラインハルト卿が我が国にて、駐在武官として逗留されていたので、エストさんとは年も近くてよく遊んでもらったんです。
 確か……トリストリア聖国は魔王軍と戦っているって聞いたんですけど……何故、この迷宮へ?」
 
「ふふ……実はリアンちゃん達が生きてて、ギャプロンの命で無理やりダンジョン攻略やらされてるって噂聞いたんだよぉ。
 もしそうなら、私も助太刀しなきゃって思って、部下の人達と一緒にダンジョン挑戦しに来たのですよぉ。
 でも、こんな強い助っ人さんを味方にしてたなんて、知らなかったよぉ……。」

「いやいや……エストちゃん十分強いって!
 あのさ……私、正直……誰かを守りながら戦うのって、苦手みたい。
 そう言う事なら、できれば……ぜひ、一緒に戦ってほしいんだけど!」
 
 はいはーい! 俺氏も一票! エストちゃん、マジかわゆす!
 
 と言うか……ロゼ……お前、脳筋過ぎて、リアンちゃん達死なせまくってんだけどさ!

 護衛として付けてるのに、全然守れてないとかどう言うことよ! 少しは反省しろよ……反省!
 
 次やらかしたら、俺氏によるお仕置きだな!
 
 もちろん、痛いのとか酷い事はしない……俺、紳士だし。
 ブルマと体育着着せて、俺をまたいで、スクワット100回とかどうだろう?
 
 俺氏……その光景を想像してみる……。

 やっべ、ロゼとかぶっちゃけ色気に欠ける残念ロリメイドとか、思ってたけど。

 なんだかんだで、背丈もちっっこめの幼女……むちむちな太ももとか、キツキツのブルマ……。
 体育着の隙間から覗くお腹とかちっぱい……。

 このシチェーションヤバい……かなりヤバい。

 俺氏、紳士としてのタガが外れてしまうかもしれん!
 
 アイツ脳筋だからトレーニングになるって言えばむしろ、喜ぶって!
 
 デュフ……デュフフフフ……。

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