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死亡税

「また、酒税か煙草の税率を上げますか」
「それは、もう苦しいだろう」
「では、新しく死亡税というのは、どうでしょうか」
「なんだねそれは」
「死亡すれば、火葬や埋葬など、色々手間がかかります、公営の火葬場を維持するため、墓地などを守るためなど、理由はいくらでも作れるかと。どうですか」
「反対が多そうですな」
「そこは火葬場の噴煙対策とか、墓地なと狭い国土の有効活用のためとか、死亡後のあれこれで金がいると、マスコミに宣伝させれば」
「なるほど、増税の大義名分が立つか。いいかもしれんな。とにかく、新しい税というのは必要だ。庶民は、やたらと、福祉が少子化がと政府に金をせびるだけで、その財源となる増税には渋る連中が多いからな」
「そうそう、福祉の充実=増税であり、金持ちから取ればいいと、すぐ他人の財布をあてにする庶民が多くて困る」

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