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第3章の第122話 どうしようもない問題49 8月(12)時間の偽装工作

☆彡
――過去から現在に返り、エメラルティさんは、こう語る。
「――実は、ここで大事なってくるのは、『やらせのTV撮影』番組中継中における、『時間の偽装工作』が『目的』だったわけよ!)
これには、スバル君も、アユミちゃんも。
「時間の偽装工作……が」
「目的だった……!?」
「ええ、そうよ。
公園にいた人は、こう言っていたハズよ。
あそこから、車を走らせて、公園の近くに着くには、『おおよそ30秒から50秒ほどで行ける距離感覚』だったと……!」
「確かに……」
「フツーに考えてみて、自動車の制限速度は、だいたい40㎞ぐらいなの……。時速に換算してね。
1分間に走れる距離が、40㎞という事よ。
ここで、大事になってくるのは、5分間走った場合の走行距離は、おおよそ200㎞程度であること。
じゃあ、50秒の場合は? どうなる?」
「えーと……ざっくり概算で、その場合は、1分間の60秒の場合が、40㎞の半分だから、20㎞は確実に超えていて……」
「スバル君、時間の公式を使おうよ」
「あっそっか……」

<公式①距離÷時間=X ②距離÷速さ=X ③時間×速さ=X>
ざっくり概算例
時間の目安:30 35 37.5 40 45 50 53 55 58 60s
距離の目安:20 23  25 28 30 32 34 36 38 40㎞
距離は不明。
時間は50秒。
速さは、公園の近くだから、人の急ごうとする精神的な急かさも考慮して、30kmから40㎞ぐらいだとする。
この時、使えるのは、時間と速さなので、③の計算式が該当し、
30×50=150㎞か、40×50=200㎞が該当することになるわけだ。
――回答するのは、秀才のアユミちゃんだったわ。
「――この時、車が走る速度は、30㎞から40㎞ぐらいが該当します。
ここに50秒という時間を組み込むと……。
1つは、30×50=150㎞、もう1つは40×50=200㎞が該当することになります。
従って、その黒い車が置いてあったのは、その公園近くのすぐそこだった事になります。
撮影場所は、その付近で会っていた事になります。
さらに言えば、最初から車に乗っていて、エンジンをふかせて移動した事になるので、
グッとその時間と距離が縮まって、協力者もいた事でしょうから、
おおよそ、30秒から50秒ほどの犯行の出来事であり、一部始終であったと思います。
……どうでしょうか? エメラルティ先生?」
これには、エメラルティ先生も。
「この子……ホントに小学生……?」
「アユミちゃんは、クラスの中でも結構できる方で、1,2を争うほどの秀才さんなんだよ。学校のテストも、80から90点台だしね……」
「まぁ、100点は無理だけどね……」
ハァ……
これには、エメラルティさんに代わり、サファイアリーさんも、それはもう感心な思いで。
「大したものね……」
「ねぇ……?」
「次に大事なってくるのは、互いの位置取り関係だった訳よ。お嬢ちゃん」
「……」
「1.この時、公園にいたのは女性が2人いて、子供が最低でも2人だった事。
2.腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から、変声器による『騙しの声も』流れていたハズだわ。
3.その付近には、騙し屋のライセン先生がいて、忍び寄っていたものだったわ。
4.黒い車の中には、ミシマさんと、長男君と、ヨシヅさんの3人が乗っていた事になるわ。
5.その付近にはイリヤマ先生とTV撮影スタッフ達がいて、打ち合わせをしながら、多分に誤魔化していたものだったの。
後から合流仕掛けてくる人たちと、上手いこと示し合わせてね。
6.他にも、身内仲間関係の協力者たちが複数犯分かれていて、付近の皆様方や通りがかる人達に向けて、これがTV撮影であることを、多分に誤魔化していた訳」
とここで、エメラルティさん、サファイアリーさん、クリスティさんの美人三姉妹が、思い思いに言ってきて。
「要は、そーゆう事だった訳よ」
「だから付近の皆様方や、大人なんかは、つゆ知らず、あーっTV撮影なんだなぁ……と勘違いしていた訳よ」
「人の認識をズラして、まさか、AVものとか、やらせのTV撮影だなんて、誰もがその時思わないものね……。
ヨーシキワーカさんだって、気づけなかったもの!」
これには、僕としても、あたしとしても。
「そーゆう事か……」
「それじゃあ、気づけないよね……作戦勝ちだと思うよ」
「「「「「うん」」」」」


☆彡
【途中から、ネタバラし】
【時間の偽装工作、ホントは30秒から50秒ほど必要。取り次いで回ったウソの時間では5分と誤っていたものだった】
【人の取り次ぎまわしによる、情報工作員】
――現実。
――その公園の中では、いち早く動いていたライセン先生が、ミヨさんに忍び寄り、連れ出す場面だったわ。
この時、ミヨさんは、完全に催眠に掛かっていたのよ。
『クッ……意外と重い』
『ボ――ッ』
『うわぁ、柔らかい……それにいい匂い……』
もみもみ
と前確認を取るために、ミヨさんの乳を揉んで、催眠に掛かっているかどうか取っていたわ。
『ク――ッ、一度ぐらいやりてぇ……』
――だが、そうした現場だかは、子供たちが見ていたハズよ。
『――うわぁ!! 何だあいつ!? いきなりこっちの方に来て、連れ出していきやがった!! 乳を揉んでたぞあの人!!』
『いきなり近寄ってきて、何にも気づかれないうちに、忍び寄ってきて拉致して連れていきやがったぞ!!
どうしてあの女の人、あんなにされてたのに、服の中に手を入れられて、まさぐられていたって感じなのに、
何にも動かずに、言わずに、黙って連れていかれたんだ!!?』
『こっこれは、誰か大人の人に言わないと!!』
『うっうん!! ……ハッ、どうしてあなたは動かなかったんですか!?』
それは、もう1人の女性であり、謎の女性だったわ。
『あぁ、あたしはここには、撮影スタッフに来ていてね。
さっきのあの怪しい人や、あの走ってきている黒い車なんかも合わせて、そのいくらかは今日のTV撮影の為に、協力して下さっているのよ。
だから、その気にしないでね!?』
この女の言葉が、後々、尾を引いていくことになり、
それを知ったミシマさん辺りが、このままでは、非常にマズいと思い、今持っている黒い車を手放し、後に赤い車を購入したという。
まず、車体の色を掛けて、車ナンバーを変えたものだった。
公園の中にいた子供達は、こう言ったものだった。
『何か怪しかぞこの女!?』
『さっきあんな事が会ってたってのに、平然としてやがる!! これは家のママにも報せんと!!』
『あぁ、実は、さっきの怪しい男の人と、さっきの幾らか若い綺麗な奥さんは、その新婚さんという『仮設定』なのよ?!
僕ちゃん達のママたちの方には、そう言っておいてね!?』
『怪しかぞやっぱりこの女!! さっき設定って、どうだとか自分で言ってやがった!? やっぱ!!』
『これはやっぱり教えんば!!』
『はいはい、僕ちゃん達のママさんには、ここで、TV撮影が会っていたって、無理にでもその伝えておいてくれる?
後は、向こうの方でも差し当たって、勝手にわかってくれそうだからね!?』
とここで、黒い車の方は、某TV撮影現場の方へ、すぐに向かっていって。
『――あっ、あっちの方に黒い車が走っていった』
『だから、TV撮影だって言ってあるでしょ? わかんない子達ね』
『『なわけないだろ!!!』』
『幾らか怪しかぞこの女も』
『うんうん!!』
『はいはい、もうやれやれね……。フゥ……あそこにいる、昔、父さんの小説の所に書いてあったけど、要はこーゆう事が会ってたわけね……』
『『昔?』』
『ええ、あたし、近未来の方から来ちゃったもの、そのよろしくね? お兄さんの方じゃなくて、おじさんの方かな? 僕ちゃん達は?』
『『やっぱとんでもなく怪しか現場だこれ――ッ!!?』
『あれ……? この後の件の話で、あたしはどうなっていくんだっけ……? ううん? あそこにもなーんにも書かれてなかったような?
警察官に捕まった? イヤ、ないな……。
確か、そんな感じの件の方はなかったし……。
みんなして、無事に逃げおおせていたんだし?
ううん? ……ねぇ? 僕ちゃん達、その後の件の話で、いくらかあたしはどうなっていくんだと思う?』
『知らないよそんなの!!』
『幾らか怪しい、その綺麗な感じのお姉さん!』
『まっ、失礼しちゃうわね……。しばらくの間、あの公園のブランコの方でも遊んでよ~~と!』

とここで、チアが出て来て。
(う~ん……この後、どうなっていくんだろう? 気になるよね?)
(そうだな……夢見で、どうなるの?)
(えーと……ちょっと待っててね……。……ゲッ!!! 大変――ッ!!
あんたねぇ!!! 三女の方でしょさては!!!
あなたも最後には、侵されて、処女膜(バージン)を失ってたのよ!!! 今すぐにそこから逃げなさい!!!
その一緒についてきた、長女、次女も一緒に連れて、そこから逃げ出して行ってね!!!
って、あっ、もう無理か……もう終わった後だから……。う~~っ)
(まぁ、小説という形で残して、未来でできる三姉妹に教えるために、残しておくか……)
(あっ、未然の防止策の為に……)
(そうだよ、今からできる、歴史改変の為だよ)
(神様もビックリ仰天ものね……引くわ……)
(確実に歴史が好転していき、次に並行世界が作られる心配の種が、自然消失……するからね。娘達の気になるものの種がなくなれば、意味がないからね)
手をポーンと叩いて、納得したわ。
(前の並行世界線上の自分は、そうやって、甘さ……を見せたために、失敗したんだろうな。……潰すよ、新たに創られる並行世界の未来改変!)


★彡
――現実
――少し、時間が戻り、その公園のすぐ近くでは、黒い車が停車してあったわ。
そそくさっさ
と駆け寄っていったのは、イリヤマ先生だったわ。
行先は、ミシマさんの黒い車。
『おいっ、起きろミシマ!! いつまでいい夢の中に落ちていて、その寝入ってんだ!!』
ドンドンッ
と叩くのは、ミシマさんの黒い車の窓ガラスだったわ。
『ボ~~……』
(真犯人は誰だ……!? 俺は誰に誘われて、幻夢という偽の互換記憶を植え付けられていた!?
この時代に、そもそも呪なんてものはなく、いくらかその科学実験が立証している。
それに伴うためには、人工的な機械があり、それが原因でこうなったのでは……ないのか!?
あいつに、その全部の責任を押し付ける為だかに見せかけて……!?
つまり、真相の真犯人は……今着ている奴じゃないのか……!?)
『おいっ!! 起きろ!!』
それは、イリヤマ先生がいて、耳に防音防塵イヤホンをつけたまま、黒い車に駆け寄り、その窓を叩いていたものだった。
この声に、深い眠りの底から、意識を浮上していったミシマさんは。
『クッ……まだ、頭がボーっとしていて……』
(こんな、都合のいいことがそもそも起こり得るのか? つまり、あの変声器は……。赤の他人に見せかけていたもの……!?)
『オイッ! ちゃんと持っているものは、身に付けろ!! ……準備はできているか!?』
(フッ……)
『あぁ、もちろんだぜ!!』
チャッ
と手に取ったのは、車の鍵だった。これをチラつかせ、ミヨさんのところに回す手筈だった。
女性の体重は、平均で50から60㎏ぐらいである。
確かに、今、公園の方にいるライセン先生1人では、相当重たい……。
誰かの援助協力が必要だった。
手を引いて、移動するのにも、足取りがおぼつかず、途中で転ぶ危険があったからだ。
そうなった場合、起きる可能性が高い。
『俺にも、一度ぐらいは、この人とやらせてくれよ!! 一度はこのおっぱいを揉んでみたかったんだよな!』
もみもみ
『ボ~~……』
ヨシヅさんも、ハメ倒すための囮でしかなかった。
とある人物を、ハメて、公然猥褻罪に仕立て上げるための仕掛け人だった。
その為、本人にはまるで意識がなく、ただの人形と化していたわ。
『あの近くでいたら、この人起きてて、正面でビビって恐かったからよ!!』
『まぁ、いくらかそれぐらいであれば……』
『いくらかいいだろ!!』
『じゃあ、4人でやろうぜ!! もっと人が集まってな!!』
チャッ
と手に取ったのは、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)だった。
『俺の知り合いの仲間達にも呼んでやって、この周囲一帯に広い網をなんだか張り巡らせてやるぜ!!』
『この学校くんだりから、『同じような道具(?)』を持っている奴を、後にでも呼び集めて見ないとな!』
『俺気に入っている奴がいるんだよな!! 手が出し辛くてよっ!! でも今なら、絶好のチャンスだもんな!!
あいつ等、女連中が集まると……何だか恐くておっかねぇからな……』
『ミシマ(の息子)にもビビる奴がいたのか……』
『まぁな。誰にでも1人ぐらい、そんな奴がいるもんだ……』
ヒュオオオオオ
赤い雲が凄まじい速度で流れていき、雲行きが、段々と怪しくなってくるものだった。


――現実。
――その公園の近くの頭上では、ふよふよ、と守護霊チアが浮かんでいたものだったわ。
(ミシマさん達を乗せた黒い車は、その場から、公園入口まで滑走していったわ。
所要時間は、おおよそ30秒から50秒ほどね。
(キュ~ン)
(うん……わかってる)
(キュン……)
(フ~ン……そんな事考えてたんだ……この人達……。さーて……これを、あたしがどれだけ覚えているかがカギね……
お兄ちゃんは、ずっとあそこにいて、そもそも何も見ていないし……、ほとんど聞こえていないし……。
命頂くね……お兄ちゃん、ごめん……)
(それが、契約なんだ、致し方ない……。……寿命の事は気にしなくていい。お前ができる事をせいっぱいやってくれればいい)
(……)
(お前のせいじゃない、それは気にしなくていい、不問とする)
(……)


――現実。
――その公園の近くの、黒い車の中に無理やり乗せられたミヨさんは。
パチっ
と急になって、目覚めるミヨさんの姿があったわ。α波b波発生装置による催眠効果が薄かったみたいね。
どうやら、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)を介したものであっても、
本体ではなく、子機によるものだから、著しくその効力が低かったんだと思うわ。
『――ハッ! おじさん達、何いったい!?』
『クッ、こいつ……記憶が!!』
『おとなしくしろ!!』
『うっ……』
『クロロホルムみたいなもんです……記憶はもう残りませんよ……あの人が好きだった人……』
グニャ~~
と視界が歪んでいき、急激な睡魔に襲われるものだった。
ミヨさんは、この瞬間、寝入ってしまう……。
『くぅ……くぅ……』
そうした様子の変化だかを、公園の方からその車の中を覗き見る様な様子で、謎の人物の女性が見ていたのだった。
『……』
(このままじゃ、しこたま強姦された挙句、今日この日にズボンを下ろされて、処女膜を喪失する事でしょうね。
……これは、あなたの付けよミヨさん……!?
あなたは、気づけなかったけど……。
職安の身内連中の中に、ミシマさん達みたいな能力があって、優れた人物達がいて、何をやっていてもその許されていた感じだったからか……。
その枷が、とんでもないほど緩くなっていたのよ。
そうした連中のたまり場が、あそこだった訳。
……後はわかるわよね?
ハッキング伝いの連中がいて、ヨシヅさんや、ミヨさん、あなた本人に打ち明けていたものだったからか……。
いくらはそれが、警察官に見つかるとヤバいような職務質問のようなものであり、刑事罰、刑事告訴ものの出来事何かを、
問題だとして、包み隠していたから、後々になって暴走していったのよ。
そう、罰金刑のようなものや服役懲役処分ものだったのよ……これはわかるわよね?
あなた達は、それを依頼する側で、請け負う側だけが、損をするような役回りだった訳。
だから、いつしか、堪忍袋の緒が切れていき、今日になって、その肢体で幾らか払え……となっていったのよ? ついにね……。
……まぁ、相手方さんにすれば、ジレったい感じと、一度はあなたとやってみたいとする感じが、ちょうど同居していた訳よ。
そうね、ヨシヅさんなんかが、その前例だったわけよ。
人の我慢も、せいぜい、3か月間から半年間が、限界を迎えてたわけね……ご愁傷様)
この日は、4月6日(土曜日)に当たる年だったわ。
半年前という事は、去年の10月ぐらいから、その前から、ジリジリとその刻限のタイムリミットなんかが、迫っていた訳ね。
チーン……ご愁傷様、まぁ、よく保った方かしらね。


☆彡
――過去から現在に返り、エメラルティさんはこう語る。
「――人が、人を好きになって、好意を寄せていられる期間は、せいぜい3ヵ月間から半年間の間。
それが、愛情の限界よ」
「3ヵ月間から半年間の間まで……だけ」
「そう、以前付き合っていた交友関係がある、意中の両人がいても、
ミシマさんみたいな勝手な大人がいて、感に触ったことがあれば、1人で身勝手に動いては、
その人の前にいた会社の所へ行き、問題行動を起こしていた訳よ。
腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)等を使って、知り合い関係に片っ端から掛けて行ってね。
そうやって、昔の同級生達や先生方などを呼び出しては、その人の悪口を言って回り、
周りで好き放題になって、騒ぎを起こしていた訳よ。
それが問題行動!
ミシマさんの場合は、そこで、掃除だったのに、お金まで盗っていた理由(わけ)よ!
さらには、ヨーシキワーカさんが、好意を寄せている女性を勘違いしてしまい、ヨシュディアエさんを名指ししてしまっていた。
赤っ恥ものになってしまったヨシュディアエさんは、そこで、ヨーシキワーカさんを謝らせて、
謝罪に行かせて、謝礼金をいくらか支払わせて、再雇用させようという、
とんでもなく身勝手な行動になってしまったのよ!」
とここで、サファイアリーさんは。
「でも、そうはならなかった……!
奇しくも、ここで関わってしまっていたのが、どうしようもない問題の発案者であるイリヤマ先生とライセン先生の両人が絡んでいたせいよ。
実は、職業訓練校が終わった後、そこにいた修了生たちの間でも、どうしようもない問題が起こっていて、
小さな街中で、ちょっとした騒ぎが、事前に既に起こっていたからよ。
それをどうにも怪しんだグループがいて、それがお父さんグループと、アヤさんグループだったの。
……まぁ、アヤさんグループは、この際、置いておいてもいいわ。
事前に仕入れた情報を基に、ストッパーを掛けることにした。
一時的に待て、をストッパーを逸早くかけたのは、お父さんグループだったわ。
そこで、イリヤマ先生達の企てが、崩れていったのよ」
「……なるほどね……」
「また、意中の話に戻るけど……。
意中の両人がいて、それを近くで黙って見ていられる人の我慢の限界は、3ヵ月間から半年間の間までなの。
金をもらって、依頼者から請け負っている人達にとっては、これよりも下がるでしょうね。
ハッキング伝いの人達が、特にこれ、だったわけよ。
ヨーシキワーカさんが、執筆していたものを、横から覗き見ては、
面白半分で集まり、ハッキングして得たそれを、ミヨさん達に見せびらかしていた」
とここで、クリスティさんが。
「でも、ミヨさんの名前が判明したのは、
あくあで、数年間の間、就職難に陥らせて、無理やりにでも何でも、特記事項の欄(そこ)に書かせていたものだったわ。
みんなして、ヨーシキワーカさんの好きな人が、ホントに誰なのか!?
気になっちゃっていたもんで、無理やりにでも何でも、判明させるために、そういった悪どい事をして周っていったって事よ」
「……」
「判明した瞬間、ミヨさんにしてみれば、小躍りしたほど嬉しいでしょうけど……も。
反対にヨーシキワーカさんにしてみれば、まるで凍てつくような氷の心を持って行ってしまっていた……。
そう、いつだって決まって、疎遠上の別れ話になる訳よ。
……それは、ミシマさん達に側にしてみれば、まさか!? の不手際だった……。
このままじゃマズいと思ってしまったハッキング伝いの人達は、何かしらの言動(アクション)を起こさせずには、いられなかった。
そういった責任を取らないといけない……と!」
「大人の責任……なんだね?」
「ええ……けどね。そうはならなかったの……」
「え……?」
「何で……?」
「大人の男女よ? 子を持つような大人の年代の人ならば、わかるでしょうけども……。
ホントに、その男に、うちの娘を任せていいものなのかどうか?
その試してみないか? と言っていた人達もいるのかもしれないのよ?」
これには、アユミちゃんやスバル君を推してみても。
「……それが、これ……なんだね……」
「何か、可哀そう……」
「そうね。そもそも、この両人の間で、何も、その言動(アクション)が起きなかったのよ。
それは、なぜか!?
それは、双方の意見の違いからくるものよ!」
「双方の意見の違い……?」
「って何? お姉さん」
「ヨーシキワーカさん側にしてみれば、職安を通して、いい求人所へ行き、就職したいというもの。
就職してから、安定してから、お金がいくらか溜まったところで、
まず、電話番号を交換し合ってから、交際スタート、と考えていたからよ。
これが、世間一般的な、大人の人の考え方なのよ!
……でもね、ミヨさんの場合は、違う……!!
そんな根拠のない、建前は信じない、というものだった。
実は、職安の女の人達は、ほとんどがその婚期を逃した女性陣営だったのよ。
核心が欲しかった訳。
愛している、と一言言ってくれて、交友関係を幾らか通した後、そういった事を一通り試し終えた後、
いい求人の話を、紹介させてあげる……というものだったの」
これには、少年少女達を推してみても。
「真っ向から、対立意見だ……これ……」
「絶対に、反りが合わない……んじゃないの……?」
「そう、まるで日本刀の刃と鞘みたいなもので、反りが合わないの……。
無理矢理、その収めようとしてみても、その努力しても、最終的に、刃がその消耗していくでしょうね……。
最悪、ポキンッ……カララン……と折れてしまった跡なのよね……これってもうね……」
「あぁ……」
「もう折れたんだ……。数年間、そんな事してたから……」
とここで、サファイアリーさんの心の内としては。
(そう、職安の人は、それだけで偉いからね。偉いから、その何をしても許されているのよ?
極々当たり前の事よね?
反対に、ヨーシキワーカさんは無職の方だから、何も持っていなくて、言えるものも何も持ち合わせていない。
そこを、周りがもう無理やりでも、付け込んでいったから、こんな帰結になってしまったのよ……)
エメラルティさんは、話をこう続けるものだったわ。
「譲れない信念というものが、互いに持ち合っているからね……。
これだけは、双方、どちらも悪くないわ……。
悪いのは、それを見せびらかして、騒ぎまくっていたような一部の悪い人達だったわけよ」
「……」
「それさえ、しなければ……。ヨーシキワーカさんは、就職できていただろうし……。
ミヨさんも、知らないまま、普段通り、職安の職員として、従事していた。
ミシマさん達も、無理して行動を、ムキになってその行動を起こさなければ、普段通り、仕事をしていた。
ハッキングという卑怯な武器のせいで、こんな事になってしまったわけよ!」
「それを使って、詐欺電話だったんだね」
「うん……。周りが、その唆し合って、無理にでも何でも突き合って、
何もその言動(アクション)を起こさなければ、幾らか良かったのよ」
「でも、そうはならなかった……」
「うん。力を手に入れたら、
人はその力を、一度は、その使ってみたいものでしょ?
それで、何度も成功していれば、過去の裏付けもあるから、非合理にも、その正当性がいくらか認められていて、
みんなして、無理して突き合っていたのよ。
溜まり兼ねていた我慢も、その、ついに我慢の限界を超えて、ついに溜まり兼ねて、こういった暴挙に出たんだと思うわ」
「正しい回答は、ヨーシキワーカさんを就職させていたか!?」
「もしくは、ミシマさん達の手前勝手な行動を、ストップさせる人がいなかったんだね!」
「そうね……。言ってみれば、レース用のレーシングカーやスポーツカーのようなもので、
ブレーキなしの車で、アクセルの強弱だけの車に乗り込んでいた訳ね。危険な走行運転だった訳よ……」
そのレース用のレーシングカーは、ついにその曲がり角(カーブ)を曲がり切れず、盛大に大破(クラッシュ)事故したのだった……。
そして、アユミちゃんは、こう思うのだった。
(つまり、ミヨさんは、その怒りの対象の吐け口だった訳……!? 酷いッッ!!
んっ? 被害者? う~ん……何か違う様な……。
そんな女の人を、寄ってたかってするかなぁ? 大の大人の人達が……?
キチンと、その職安の人の立場として、誠実にものを言って、職員としての対応を、その取っていたのかな? その人?」
「う~ん……ねぇ、エメラルティさん?」
「んっ? 何かしら? アユミちゃん?」
「その女の人は、職安の職員としての態度を、その取っていたの?」
「ないわね!!」
「えっ……」
「横から、遠く離れた所から、
『あっ! やっぱり、そのあの子が好きだった人って、そのあたしだったんだぁ!?
やっぱり、ここんところが、そのぅ若いからね。そのぅ……ヨシュディアエなんかとは違っていてね!?』
――って、小さな声で、ヒソヒソと陰で言っていたものだったらしいわよぉ~! その真実を語らればね!」
「何だぁ! それ聞いて、いくらか安心しちゃったぁ」
「えっ!?」
そこには、その少女の答えを聞き、いくらか驚く少年の姿があったという。
まさか、まさかの、女の子の回答である。いったい、何で、どうして。
「後は、散々なまでに、その職安の中の方で騒ぎを起こしては、
そのミヨさんの方に振り向くように、仕向けて回ってみては、その就職難にさせるように、
散々なまでに、堕とし腐っていたわけよ」
とここで、サファイアリーさんが、こう言い出してきて。
「でもね。人の噂話を、取り次いでいく以上、そうした不当性がいくらか際立ってくれば、
女性伝いにして、反感の意に買い、その制裁をいくらか、その加えた方がいいんじゃないのか!? って声を挙げる人も出てきた訳よ!」
「あっ! それで、クラスの中に悪い男の子がいて、その好きな女の子に対して、手を加えてたんだね!?」
「そうね。以前から、ミヨさんの事を、その好きだった人もいくらかいて、その手を加えていたのかもしれないわね!」
「なるほどぉ……」
とここで、クリスティさんがこう言いだしてきて。
「後は、ヨーシキワーカさんが好きな娘だったという噂が立っていたものだからか、
先に、その味見をしてみようとするような、いくらか悪い大人達がいたわけよ。悪質な感じのね」
「興味半分、面白半分で、その今回みたいな事件の経緯になっていったんだね……」
「ええ、そうよ……。クラスの中のどこでもいるような、悪質な感じのクラスメイトに、そのモノを言って回っていった、付け話だった訳よ!」
とここで、サファイアリー、エメラルティさんの2人が、その心の内で。
(さすが、体験者……)
(さすが、ものを良くわかっているわね……。過去に、自分もそうした事があっていたからかな……)
そこには、どうにも、気まずい様子のクリスティさんがいたという。同じ悪の仲間だったから……。
(……)


☆彡
【複数台の腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)と変声器とα波b波発生装置を悪用していた物(記憶が二重三重だったのはこの為だった!?)】
キィイイイイイ
――現実。
公園の中、この時、この場面では、本物のミヨさんはいなくて、
腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れてくるような、変声器による騙しの声、その音声だけだったハズよ。
『――う~ん……何を見ているのかな? そのぅ僕ちゃん達の方!? そのぅ何を見ちゃってんの!?』
『お姉ちゃんみたいなその綺麗な女の人だかが、そんないけない事を考えちゃいけないよ』
『それでなら、いくらか、あのお姉ちゃんの方も、今後は、しばらくそのおとなしくしているってゆーのにね?』
『お姉ちゃんの方?』
『知らないのー?』『あれを知らないのー?』
『……知らないって、いったい何よ……よ?』
『えっ~~!! いけないんだいけないんだ!!』『あんな事がすぐに会ってたってのにそれはいけないんだ!!』
『変な子供達ね……いたものね』
『ブ~~ッ』『ブ~~ッ』
『そんな、不貞腐れた顔したって、ダメなものはダメよ!?』
『そんなにすぐに『裸』になって、脱いじゃいけないんだぞ!?』
『そうだそうだ!! 大の大人の人達は、そんな大胆なHな行動は、すぐにその気になって、やっちゃいけないって、
あっちの向こうの凄い作者さんの方だつて、その書いてあったんだぞ!?』
『そうだそうだ!! そこに書いてあったんだぞ!! 大の大人はすぐにその気になって、
そんな気持ちいいことは、そんなやましい気持ちでやっちゃいけないって、そう書いてあっていたんだぞ!?』
『うちの娘達も、そのすぐに羨ましがちゃってさ……』
『なぁ……良くそこで、すぐに大胆な行動をとれるよな? こいつは……』
『変な僕ちゃん達ね……うちの娘達だなんて……まるで『おじ様』みたい……?』


☆彡
【複数台の腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)と変声器とα波b波発生装置を悪用していた物(記憶が二重三重だったのはこの為だった!?)】
【美人三姉妹か!? コピー体か!? 未来人か!? 人の子供の協力者がその糸を引いていた!? とにかく3人の女!?】
キィイイイイイ
――現実。
公園の中、この時、この場面では、本物のミヨさんはいなくて、
腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れてくるような、変声器による騙しの声だったハズよ。
(――それは、人を陥れるために、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から聞こえてくる、高音域の超音波だったの。
α波b波発生装置による、超音波は、取り次ぐ介すことでも、実は、とても有効な代替手段だったわけよ。
フューチャーウォッチ1つでも、人をこのように、催眠状態に移行させて、昏倒させることだって、可能なんだからね。
そこには、予め声を取っていた、ミヨさんの姿があったんだと思うわ
……それにつけても、あなたいったい……誰よ!?)
『……』
(……おそらく、この人は、仕掛け人のもう1人。
公園のフェンス近くにいたはずよ。
この時点で、ライセン先生たちが、昏倒していたミヨさんを連れ出していく姿を見ていた子供たちがいて、
同じ子供達か、自分の親を呼びに行ってたんだと思うわ。
それは、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から聞こえてくる、怪しげな人の話し声だったの)
『――何だあいつ!? さっきのもう1人の女の人の姉ちゃんを、あの怪しい車の中に連れ込んでいったぞ!?』
『なっ何で!? 同じ友人のお姉さんの跡を追わなかったの!?』
『フフッ、それはね……『これに気づくかと思ってやってみて』ね!?』
『え?』『え?』
チラつかせたのは、どこの世界でもありふれたものであって、電話機能を持たせた携帯端末だったわ。
『……まぁ、期待してた程にはならず、あんな遠くの距離にいて、あそこで石拾いをしてたような人だからか、
こんな声は聞こえてないんでしょうね?
所詮、無理よ、こんなちょっと言うだけの話はね。
あたし等だって、その無理なんだから……。
向こうのあの人達には、これで幾らかだいぶ、その……わからせてあげないとね?』
『え?』
『何言ってんのこの女の人……怪しいなぁ……いかにも……』
『フフッ、そうかもね!? ここには、『あたしと同じ仲間』がいてね、『2人も付いている』のその後ろの方にね……『似た顔の人がその2人いて』ね。
あの人が、このまやかしを、看破できるといいんだけどなぁ……?!』
『……』
『……』

(2人……後ろ……似た顔の人が後2人いて……。三姉妹!?)

『これ、いくらかあの人が覚えておいて、今からあのお家の中に入って行って、それをマウスに書けると思う?』
『無理だってそんなの……』
『うん……僕等だって、そんなのしょせん無理だよぉ~~……』
『そうね。あたしだって強くそう思うわ。でもね、あの未来のを見ていると、いくらかその期待しちゃうのよね……』
『……?』
『……?』
『どうせ、あの人は、今日会っていた出来事なんて、その覚えていらっしゃらないでしょうけどね……』
『何か怪しかぞこの女!!!』
『これは家の親か友達にでもそれを教えてやらんば!! あのお姉さんが危なかっ!!』
『フフッ、そうしてくれると何だか、助かるわ……じゃあ、頼んだからね!?』
『……ッ』
『……ッ』
子供たちは、その御姉さんを怪しみ、この異常事態を報せに行くものだったわ。
『……ホント、なーんにも気づいてないみたいね……。あたしでも、『これだけ距離が離れていれば、その聞こえてない』わよ……。
こんな事やって、試してて、いったい何の意味があるのかしらね?
バカじゃない、あの人達、ホントに……どうしようもないんだから……。ホント、しょうもない大人達に捕まってしまったものね……)


☆彡
【複数台の腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)と変声器とα波b波発生装置を悪用していた物(記憶が二重三重だったのはこの為だった!?)】
【垂れ流しにされていた音声】
――そして、こちらは、その間、垂れ流しにされていた腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れていたものだったの。
『――う~ん……帰る前に、あそこにいる黒いワンボックスカーの人の所へ行って、今言って、自分の足で、帰りたい気分なのよねあたし』
『すぐに帰ってって』『あんなに言ってたのに……もうすぐに忘れてる?』
『はぁ……いったい何の事……?』
『ハァ……やっぱりダメだこいつも……』
『いくらか、あの姉ちゃんの方も、見込み違いだったわ……』
『変なの……。この公園の中には、そんな子もいたものね……なんか不思議――……?』
『……だから、帰れよ』『……ミシマさんの所にはいかないで、今は、危険棄権、あんな事がすぐに会ってからは!?』
『……?』
『ハァ……ダミだこりゃ……』『あの御兄さんと同じ――自分で言っていてそれを犯しているよぉ』
『不思議だね?』『不思議不思議!?』
『さっきから変な子達ね……? ……あのミシマさんの所に、その横だかにいかなくちゃ! そうだわ!』
『……』『……』
『今、1人でそこまで、歩いて帰りたい気分なのかしらね? フフッ、じゃあね、可愛い坊やさんたち。……またね』
『止めたのに』『もう何度も言って止めたのに』
『聞こえないの?』『自分達だけで言っててさ、それを、あんなにも、長い事やっていて……ホントに気づけないの?』
『……?
次にここに来るときには、あたしとあの人の子供が、大きく成長したぐらいに連れてくるわ。
その頃には、あなた達も、なんだか大人になっていて、大きくなっている頃かも知れないわね?
フフフ、じゃあね、バイバイ! 『この公園の中の小さな妖精さん達』?』
『妖精さんって呼ばれたよ僕達?』
『信じられないよね? あんな事がすぐに会っていた後だってのにね?』
『これは、復讐しないとね?』
『しないとね!? ダメだよね!?』
『ダメだよね!?』
『『ね――ッ!?』』
『――……ホントに、バカな問題工作を講じてんのよね……こんなのって……。
あそこにいるあの人が、そこに書かないとも限らない……と言うのにね……』


☆彡
【移動している最中の黒い車の中、上半身裸にひん剥かれていたミヨさん】
――現実。
それは、既にその時、車の中に、人形と化したミヨさんが乗せられていたものだった。
運転手は、おそらくミシマさん。
後部席には、ミヨさんを挟んでいて、長男坊君と連れ出し仕掛け人のライセン先生がいたものだった。
では、さっそくとばかりに、一番気になっていたものを、お披露目、だとばかりに脱がしていくものだった。
この時、ミヨさんは、確実に上半身裸の姿だったと思われる。
脱がし脱がし
『急げ急げ』
『うわぁ……こんな肢体(からだ)してたんだ……』
『小せぇなぁ……この肢体の何がいいってんだよ……!?』
ツンツン
『いやぁ……やめて……そんな強く触らないで……いやぁ……』
片方では、乳房を突かられて、もう片方では、その乳房を揉まれていたのだった。
『おいっ、急げ、ミシマ!!』
『あぁ、わかってるよもうすぐだ!!』
『――いた!! 『所定のポイント』はあそこだ!!』
『『あいつのせいに全部してやる』!! 覚えてろよッ!!』


☆彡
【複数台の腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)と変声器とα波b波発生装置を悪用していた物(記憶が二重三重だったのはこの為だった!?)】
【垂れ流しにされていた音声】
――そして、こちらは、その間、垂れ流しにされていた腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れていたものだったの。
『……』
音声はこのように流れていたわ。
『……気づけよ』『……いい加減気づけよほら』
『何だかんだ会っていただろ!?』
『さあ!?』
『……うん? 何て言ったの、その小さな子供達? そんなすぐ後ろで言っても、案外と人はその聞こえないものよ?』
『ブ――ッ』
『それをお前達が、あの人の前の方で、横の方で、後ろの方で、その奥まっていた感じの所で、頻繁にそれをやってたんだろうが!?』
『いい加減にそれに気づいてやれよ!?』
『なぁ!?』
『んっ……?』
『ガックシ……』
『もう駄目だ……こいつも……何だかんだで、そのすごい当てが外れてる……』
『こんなすごくて、知的な美人さんなんかを、あの人が好きになってしまわれていただなんてな……』
『世も場末なもんだ……』
『あそこにいる、ヨシュディアエ(綺麗なお姉ちゃん)を選んでくれれば、いくらかそのマシなもんなのにな!?』
『そうそう! うちのお兄ちゃんの前々からのその運命の人だもんな……あっ!?』
『あっ……』
『これ、秘密ーっ』
『秘密―っ、見ちゃダメーっ!』
『秘密は秘密ーっ』
『あああああ』
『見られちゃっている……ガックシ……。これでなら、いくらかお姉ちゃんの方もマシに?』
『そうだね、前向きに考えようか!』
『そうだね!』
『そうしようか、前向きに!』
それは、イリヤマ先生の魔の手によって、上半身裸にひん剥かれたヨシュディアエさんの哀れな姿だった。
既に、人形と化していたわ。
一応、断っておくと、ヨシュディアエ(その人)は、運命の人じゃないわよ。ただのソウルメイトの内の1人だからね。


☆彡
【複数台の腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)と変声器とα波b波発生装置を悪用していた物(記憶が二重三重だったのはこの為だった!?)】
【垂れ流しにされていた音声】
『――いたあそこだ!!』
『よーし所定の位置に付け』
『どっこいしょ、どっこいしょ……う~ん……意外と重たい……こう見た目では、こんな小さな人なのに!? なぜ……!?』
『ボ~~……』
イヤ・だからよ。
だから、全身の筋肉が強張ちゃっていて、その重く感じるものよ。
この時点で、ミヨさんは、上半身裸にひん剥かれていて、
隣に並び立つように、ヨシヅさんの、上半身裸にひん剥かれて姿があったものよ。


☆彡
――現実。
一方、こちらは、本物のヨーシキワーカのまどろみの中に、堕ちかけようとしていたわ。
お相手は、ヨシュディアエさんでもなく、ミヨさんでもなく、あの偽者のチアキでもなく、別の誰かだった。
(ハハッ……そんな事を考えていたのか……)
(うわぁ……すごい思念体の思念だかをいくらか残していってるよ? お兄ちゃん?)
(……)
(いったい、誰なんだろうね?)
(それは、帰ってからのお楽しみだな)
(フフフ、そだね? ずーっとずーっと待たせぶりだったものね?)
(少なくとも、ヨシュディアエじゃないな)
(違う違う! もっと別人な素敵な人だよ!)
(フッ……)
(ミヨさんでもなくてね……。クスッ……)
パリッ、パリパリッ、パキンッ
それは、まやかしの世界が、ガラス片となって砕け散ったものだった。
『……』
一瞬だけ、フラッとして。
(いかんな……一瞬だけ、堕ちかけてたぞ……。……視られてるな……。気づいてないふりでも、しておくか……)
早々にお兄ちゃんは、幻夢の世界から抜け出していたものだったわ。
この人、特殊な呼吸法を使ってるからね。
そのまま、石拾いを黙々と続けるものだったわ。


☆彡
【解の仕方、呪の解き方】
――過去から現在に返り、アユミちゃんは、こう言うものだったわ。
「――そう言えば、何でヨーシキワーカさんだけ、そんなにも早く抜け出せたの!?」
「『解の仕方』ってものがあってね。まぁ、一番簡単な方法だけ、その教えればいいかな?」
「そうね!」
とここで、クリスティさんが。
「あたしが、教えるわ!
ヨーシキワーカさんは、自分の頭に、その意識を集中させて、弱めに力を込めていたそうよ。
で、グッと長く保ち続けて、その呪をどこまでも追いかけていって、溶けて、消えてなくなるまでやったんだって!」
「フ~ン!」
とここで、エメラルティさんが。
「ダ~~違うッ!!」
「えっ……」
「あの人は、気・魔力・霊力を特別な割合で配合して、料理した後、体内で掻き混ぜたわけよ!」
とここで、サファイアリーさんが、こう進言してきて。
「あぁ、それは、無理よエメラルティ」
「あ……。あははは、あれは無理だわ……。多くの一般人には、無理!」
「……」
じゃあ、言わないでよ、と言いたくもなってくるアユミちゃんがいたのだった。
解の仕方。
まず、場面が明らかに違いますが、ご自宅でお試しください。
ベッドの上に、仰向けで寝て、『頭』に神経を集中させるようにして、『弱めに力』を籠めます。
これを、ずっと保ち続けていると。
呪が掛かっていれば、ヒンヤリとします。
これがコロナの呪です。
この状態を、グッと保ち続けていると、コロナの呪は、その逃げ出そうとするので、閉じ込めるようにして、
長くジッとその状態を保ってください。
コロナの呪は、右往左往に動いて逃げ出そうとします。ゆっくり溶けていき、完全に消えてなくなるまで、その続けてください。
この弱めの力が、肝要で、気の扱い方の基本の1つなのです。
(まぁ、その弱い力の扱い方が、気の力を操る基本体系の1つなんだけどね……。
第二の扉まで、開いた事がある体験者さんならば、そのできるんだけどね)


☆彡
【途中から、ネタバラし】
【a波b破発生装置と防音防塵イヤホン、この時点で、6、7分経過……。終わる頃には、15、6分経過、同じ時計や通信障害などで誤報工策したもの】
【被害者様各位へ、特殊詐欺です、誤って造られた記憶にある方各位は、女性用避妊薬ピルを服用してください、望まない妊娠ダメ絶対】
――現実。
キィイイイイイ
それは、街全域に超音波による発生装置を使っていたものだった。
その機械は、1995年か1997年の旧ソ連製のもので、あの悪の科学技術実験により生まれた、あの禁断の科学による悪魔の産物だった。
『a波b波発生装置』。
怪しい男達は、2人いた。その男の名は、イリヤマ先生にライセン先生だった。
その耳には、『防音防塵効果のあるイヤホン』が取り付けられていたものだった。
『――オイッ! あいつは、あそこから出てきたか?』
『いえっ、ちっとも全然ですね……今も、あそこで石拾いを続けていて、
あそこにあるミカン畑のところの近くに、『昨日の夜(?)』からか!?
自分で掘っていたあの穴の掘ってたところに、
今もその手で、あそこから拾ってきた石でも、積んで埋め立てていますよ。
あれ、いったい、何の行動なんでしょうね?』
『さあ、そこん処だけは、ちっともわからん……。おい、時間は、どんぐらいかかった?』
『えーとそうですね……あれから、まだ、『6、7分』って所ですかね?』
『そうか……んっどうしたお前?』
『いや……あそこの公園の中におられる、あの人の『好きな人』を見ていると……。
ここんところの辺りが、ムラムラとしてきちゃっって……。
あの人の代わりに、何だかそこを、『先に代わり』にやって、中ピ――ッしてみたいものですね?』
(この時、ミヨさんは、TV撮影現場にいて、そこにはヨシュディアエさんもいたものよ。
上半身裸にひん剥かれて、妙な磔のオブジェの方に、持ち運ばられていてね。
つまり、この時、この時点で公園にいたのは、謎の女性の三姉妹の内の誰かだったわけよ。あたしの勘が正しければ、末っ子の三女の方でしょうね)

――この時、ライセン先生から、狙われていたのは主に2人。
1人はミヨさん。もう1人は公園にいた謎の女性よ。
きっと、ここに来る前から、謎の会話事情があっていて、気になったライセン先生辺りが、その人にちょっかいを出したいと思ったのでしょうね。
それが、寝取ってしまおうというものだった。
そして、このTV撮影後、ミヨさん、ヨシヅさん、少なくとも、謎の女性3姉妹は、まるで強姦を受けるようにして、
どこかのアパートか、その部屋の連れ込まれて、
その耳元の近くに、、α波b波の発生装置が置かれたまま、キィイイイイイイと幻惑症状を覚えていたんだと思うわ。
記憶が、二重三重にもなっていたのは、その為なのよ。
その如何にも怪しいライセン先生に対して、イリヤマ先生はこう言っていたものね。
『お前もか?』
『イリヤマ先生もですか!?』
『ああ、俺は、『あそこの車の中にいる』、10年ぐらい以前の前から狙っていた、あのヨシヅヤエって女と、
直接、直出しで、あの奥まった感じの中にいるところに、『また再び』、やってみたいものだ!!』
『再び……あの中に……!?』
『あぁ、以前にも、こんな事が『度々会っていて』、そん時にも集団にもなって、破廉恥乱交もので、
あの奥まっていて締まっていた、いい感じの中に、ついやっちまっていたもんだ。
こうこの手で、激しく揺らして強く揉みながらな!? あれは良かったもんだ……寝ちゃぶり次第ながらな。
だからかいくらか、あそこが小さくなっちまっていたもんだ……。
5,6人ぐらい集まって、やっちまってたからな……やり過ぎてたもんだ……そのぅ気持ちよくなっちまって、ついな!?
……まぁ、あの時と同じように、『これを使って』、『記憶を改ざん』し、また別の誰かのせいに仕立て、あげく盗り立ててまくってんだがな。
訳がわかんないようなやり方で、『今回と同じ』、『ほぼ同じやり方で』』
『へぇ~……そんな事が会っていたんですね?』
『まぁな! で、その時にあのデカくていい感じの乳を、なぶり倒して、オラァ、言う事を聞かないか!?
――って、ついやっちまっていたもんだ。
集団になって、揉み掴みながら、その乳を激しく揺らして、
おいっ、言う事を黙って効かないようなら、このデカくていいものを、一生使いものにしてやれなくなるだとか言ってやって。
揉み潰すだとか、揉み千切るだとか、カッターナイフで切れ込みを入れてやって、耳にピアスの要領でつけてやるとかな?
そうやって、脅しまくっていたものだ。
周りからも、何だか言って回ってたもんだ。
その時に急になって、しおらしくなっちまってな……!』
『あぁ、そんな事が会っていたんですね?』
『まぁな、一度ぐらいは、また、やってみたいもんだ!』
『その女の人は、あの日会ったことを、そのぅいくらか覚えてますかね?』
『さあな、なーんも記憶にも残ってねえだろうよ。こんだけ周りで、騒いで回って居たらな』
『あのできれば、次に僕にぐらいでも、そのぅ代わってくださいよ。
僕も、あそこのあの人のあれを見ていて、無性にもこうなって、揉みまくりたい、ものがあるんですよね?
いったい、どんな感じで変形して、その暴れ出すものなのか……そのぅ、一生に1回ぐらいは、気になっているものなんですよね?』
『チッ、しょうがない、代わってやるか』
『……僕も、あの綺麗であんな人をやってみたいものですね』
『あいつも……いい所の女の子を付きやがるものだな』
『ちゃんと、記憶が残らないよう、もっと出力を上げてやってあげろよ』
『はい』
キィイイイイイ
α波b波発生装置の出力が上がり、周辺一帯に、脳波の異常が起こるものだったわ。
それは、高音域のモスキート音にも似たものであって、超音波だったのよ。


☆彡
――その頃のヨーシキワーカは。
『……ッ』
(チア!!)
(ほいほい)
(頼む!)
(任せて!)
ふよふよ
そこには、守護霊の彼女がいたのだった。
(んっ……あれは……!?)
それは、性的暴行になる前の犯行現場だった。
(あんた達……仮にも、お兄ちゃんの好きな人に誑かして、手を出そうって訳? ミヨさん……こーゆう訳だから、なかった事にしてね……)


――禁止事項
ここから先は、18禁ものの公衆猥褻陳列罪ものです。
まともな健常者の方は、ここでお下がりください。
18禁とは、年齢が19歳以上の方が、視れるものです。満18歳未満の方は、ここから先は、視ないことを強く推奨します。
小学生、中学生、高校生などの教育上、そのよろしくありませんからね。
それでも、構わないという人だけ、お進みくださいませ。



★彡
【α波b波発生装置を使って、脳波に異常をきたしたまま、催眠効果で、Hな行いを平然とやらかす犬畜生以下の最底辺の男達】
――α波b波発生装置稼働中(記憶が二重三重なのは、この為だった)
キィイイイイイ
――公園の中。
この時、この場には、本物のミヨさんはいなくて、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れてくるような、変声器による騙しの声だったわ。
そこには、謎の女性がいて、携帯端末から、騙しの音声が流れていただけだったわ。
『――ハッ!? 今のは……!?
さっきから、様変わりした様子だかは、何も見当たらないわ……。
いったい全体、何があっていたのかしら?
深いまどろみの中の、そう、夢の中に落ちていたかのよう……?
これは気のせい?』
『……』『……』
『これは幻覚……。……あら? 坊やたち、あなた達どうしたのかな?』


――現実。
――その公園の近くでは。
『――お嬢さん……』
『ボ~~……』
『そのちょっと失礼しますよ、起きているかどうか、そのちょっと前確認を……』
もぎゅん
『……』
それは、ライセン先生の大きな手だった。その耳には、防音防塵イヤホンをつけてて。
ミヨさんの大事なものは、この時、奪われていたの。


――α波b波発生装置稼働中(記憶が二重三重なのは、この為だった)
キィイイイイイ
――公園の中。
この場には、本物のミヨさんはいなくて、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れてくるような、変声器による騙しの声だった。
『お姉ちゃん、ホントに何も覚えてないのー? あの事を何にも知らないのー?)
『う~ん……何があっていたのかな?』
『知らないなら、何でもいいや』
『知らないのが何だか一番安全なんだしね!?』
『んっ……どんな事を言ってんのかな?』
『そんなの秘密ー』『秘密ー』
『まるで、酷い……まどろみの中にいたかのよう……そうだわ! 確認を!』
『……』『……』
ミヨさんの幻夢の意識では、金網近くに飛ぶように、走っていて、そこから見下ろすものだった。
『いた! あんなところにいて、まだあんな石拾いなんてしてる……変わんないわね……。
……戻ってきたんだ……あたし……)
『……クスクス』『……クスクス』
『えーと……時間は……あれから、『3、4分(?)』ぐらいしか経ってないものね?
……やっぱり、気のせいか……あたしの……?!』
違う。現実では、6、7分ほど既に経過していて、
互換された偽の記憶情報では、3、4分ほど経過していたものだったのよ。
後で、あなたが見る腕時計も、その腕時計も事前に調べられていて、すり替えられたり、衛星などを介して、時間を狂わされていたのよ。
『……気のせい気のせい』『……そんなのは気のせい』
『……これは、何だかいい人を見つけたものだわ……うふっ。
何だかごめんね、ヨシヅ!
いいところ、あんな所に何だか長いこと居座っていたもんで、わがままなおばちゃんみたいなもんかしら?
あたしは、あんたとは違うんだけどね!? 知的で美人な方な分類さんなもんだし!』
『お姉ちゃんは誰?』
『そのいくらか汚れてなくて、綺麗な人?』
『……ああ、いつか、あそこの中で働いている人のところに、その嫁ぎに行っちゃう人よ?』
『ええ、お姉ちゃんみたいな、若くて綺麗で、美人な人が!?』
『何だか、あの人にはもったいないような、そんな気が!?』
『フフッ、そうかもね!?
……待っていてね。あんなになってまであそこになって書き続けていた、あの人の中のその一番大切な人、がやっつけてくれるんだからね!?
だから、それまでの間、もうしばらくの辛抱だからよ。
あたし達の仲間内だかの分けの手前のその御兄さんの方……?!』
『何言ってんだ……こいつ……?』『さあ……?』
『フフフ、こう言っておけば、そう何もわかんないものよ? 案外とね。
そう、幾らかはその頭で考えてでもみて、その気にしないであげてね? その辺りだけは?』
『……?』『……?』


――現実。
――その公園の近くでは。
『……その、手を出さないでね?』
(ホントに、起きていらっしゃらないのかな……? これは、確認を取らないと……!?)
もみもみ
『……」
とそのおっぱいをしこたま揉まれていたミヨさんがいたわ。完全に意識がなかったんだと思うわ。


――α波b波発生装置稼働中(記憶が二重三重なのは、この為だった)
キィイイイイイ
――公園の中。
この場には、本物のミヨさんはいなくて、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から流れてくるような、変声器による騙しの声だった。
『――フフッ、そうかもね!?』
(フフッ、そうなるかも知れないわね!?)
『……』『……』
『これでなら、いくらかは、ここから高い所で出せそうなものよね?』
(あのヨーシキワーカ君の所の、その小説だかを盗みに……それでならいくらか、そのアイデアだかを盗んで、いい金になるものだしね!?)
『……』『……』
『あら? 心の声が、何だか聞こえたような……気がして……まぁ、いいわ!』
『……』『……』
『お姉ちゃん、どこへ?』
『フフッ、そうね!
今、石をあの人に投げた人は、君たちの親御さんには、こう言ってくれる?
ミシマさんが、この公園のこの辺りから、あの人目掛けて、その石を投げていたってね!?』
『うんわかった!』『ちゃんと親の方に言っとくね』
『妙に、何だか……『聞き覚えのある声(?)』で、『その物分かりの方がいくらかいいもの(?)』ね?
じゃあね、僕ちゃん達、そのさよなら』
『うん……さよなら』『お姉ちゃんもそのミシマさんって人に巻き込まれないうちに、その早く帰った方がいくらかいいよ?』
『うん? どうしてかしら?』
『う~ん……何でもないよ。ただ、そんな気の予感がしてたってだけ』『僕もだよ』
『変な僕ちゃん達ね?
そうだわ……あの人の所に直接言ってきて、その挨拶の方だかをしてから、いくらかいいかしらね?
それでなら、いくらかポイントだかを稼いじゃっていて。
その後で、あのホテルでう~んとサービスしてやって!? あら!?』
『……』『……』
(ここで、あなたは、無理難題な二者択一を迫られていたわね。
1つは、同じ女性としての体裁の話で、ミヨさんの現状の役目を伝える役目。
1つは、TV撮影スタッフとしての、プライドの話を進める役目ね)
『どうしよう……コレ……!? いくらかマズいんじゃないの……!? そのままズリズリと(ズボンを)脱がされていったら……ひゃん!?
そのいくらかあの人の好きだった人なんだし、ええいやっちゃえ!!』
(そう、あなたはここで、同じ女としての体裁を護るために、その勤めを少しでも果たそうとしたものだったわね)


★彡
【ミヨさんのお尻のズボン越しに、あれをこすり付けているライセン先生、加えてミシマさんの所の長男君も、その手を出していたものだったわ】
【もう1人は、ミシマさんかなぁ】
――現実。
すりすり、すりすり。
『あ~~ったまんねぇ~~!!』
それは、美女ミヨさんの後ろに付き、その髪の毛の匂いを嗅ぐものだった。
『おいっ、なに、その女の人のお尻の辺りだかに、お前のそんなものをこすりつけているんだよ!! ライセン先生!!』
『スハッスハッ……』
『そんな事したら、そのズボンの辺りだかが、その濡れちゃうだろ!!』
(ズボンのお尻に濡れ跡!?)
『大丈夫ですよそんな心配は!? ズボン越しですからね!
それにつくのは、後ろのお尻の辺りですから、その『妊娠するような心配は何もありません』よ?』
『それもそうだな』
『やるのは、もっと後の方なんだからな』
(いやぁあああああ!!! 濡れ跡でも、そこから湿ってて、垂れて行ったら、妊娠する例も極稀にあるのよあんた達!!)
『やめて……ねぇ……もうほんとに……それ以上、力強く揉まないで……『あんた達3人』で、今、何やっているのよ……!?』
ズリズリ
とズボンを下ろして言って、ミシマさんの所の見たものは、桃源郷だった。
『あぁ……ここがこうなってたのか……』
『や……や……いや……何、『中に手』をなんか入れて、まさぐってんのよ? あんた(たち)、年いくつよ?』
『……』『……』『……』
夢見を通し見たものは、ライセン、ミシマ、長男坊君の3人だった。
その美女ミヨさんの近くにいたのは。
『……おいっ、何やってんだお前!! その『ミシマ』じゃなくて、『その息子』の方!!』
『いやぁ、俺も、このお姉ちゃんの『中がどうなっていた』のか……気になってたんだよね?』
『あんた……何いったい、その汚い手で、そこの服の下に潜り込んで、ヒャッ……冷たい……』
もみもみ
『あっこれ、いくら硬くてダメだな……このショーツのブラだかを外してと……』
ズリズリ
とショーツだかブラだかを、外しにかかるミシマさんの所の長男坊君がいたものだったわ。
『そんな無理やり外さないでよッ!!! ここん所の辺りが、擦り切れて、あっ痛っ!! 傷ついちゃったじゃないのよ!!』
『これホントに起きてるのか!? 寝てたんじゃないのか!?』
『そ、そのハズ……何ですがね……いったいどうなっているんですか!?』
『お……おかしい……そんなはずは……!? ないはずなんですけど……』

(……クッ……この『念子の糸の精神操作』……いくらか、きっつくて、『寿命削っていく』のよ……ッ!!
同じ女の恨み、あんた達覚えてなさいよ!!)
その彼女たちの上にいたのは、守護霊チアだった。
糸を使って、夢か現か、記憶だけを、取るものだった。
同様に、その時、同じ女として、謎の女性がいて、いくらか援助協力してくれていたわ。
(夢見に残すにしても、裸の裸体だけは、残さないようにしていかないとね……Hぃし……)
――そして、ホントの詳細所は、おそらく、その公園の所か、もしくは、仲間たち伝いで、幾人かの正義の女性グループがいたものだったわ。
『キャ~~やめて』
(えへっ、やっぱりバレちゃった?)
それは、腹話術士ものだったわ。
同じ、女性グループがいたのだから、当然当たり前よね。


☆彡
――現実、ミシマさんサイド。
あんな事が会っていたとは、さすがの未来のミシマさん自身も、気づけていないものだったわ。
『そんなもんか……? 『あの守護霊の彼女さんは、『離れてはいないよな?!』』
『安心しろ、俺の息子の自慢のナイスコントロールっぷりは、さっきも見てた通りだったろ!?
『……』
それは、スターリンクを介して、(ソフトバンク系列の)人口衛星を介して、モニタリングしていたものだった。
後々、判明することになったあの通信障害である。
その時に取っていた記録映像を、揉み消すために必要な処置だった。
『……あぁ、今、こちらで確認した』
『……今、あんたはどこにいるんだ?』
『どこにいるとは、さすがに言えないもんだな……。
……だが、さっきまでの一連の様子は、ここからあそこの遠い宇宙にある人工衛星の衛星システムと何だかリンクしている。相互リンクな状態なもんだ』
『すげぇな、あんた……達!? そんな事もできるんだな。
おったまげたぁ……。
で、次はどんなに酷いことをやればいいんだ?』
『――(男)まだ、こんな事だかを続けるつもりかお前は?』
『当たり前だ!! あんなに気前よく、あんたさんはすごい額を払ってくれるもんだからな!?』
『――(女)呆れた……』
『で、次はどんな街くんだりに行ってきて、そこで、どんな輩にそんな酷いことをやればいいもんなんだ?』
『お前は、俺が怪しいとは、その一欠けらも、思わないんだか?』
『あったりまえだ!! あんなに出してくれるもんだからな!! 見ただろ、俺とこいつの何だか軽快な足取りステップを……さ!?』
『――(男)この『変声器』の声を聴いていて、もうここ等で引き下がろうだなんて、思わないもんなんだな……お前は……!?』
『全然~~っ』
『――(女)ハァ……もういい……。さすがに何だか疲れてきたわ……。――(男)こんな危ない輩とは何だか付き合ってはおれん』
『ハァ!? 何だそれ!?』
(何か今、1人、2人、3人……少なくとも、3人そこにいたような……?!)
『お前1人のせいで、あそこにいたあの娘も、
この半月の間で、長年勤めていたあそこを、もう辞めさせられそうな感じになってきているんだぞミシマ!!
お前達2人は、いつの頃だったからか、長年付き合っていた無二の間柄みたいなものなんだろうが!?』
『……』
この時、ミシマさんが何て言っていたかまでは、残念ながら聞き取れてなかったわ。
あたしが、集中していたのは、主にお兄ちゃんと、今、こっちの女性陣の方だからね。


☆彡
【この時点で、ミシマさん、長男坊君は、電話相手の人からその場に連れていくよう言われていた女の人に堕とされていた】
【一方、あちらでは、イリヤマ、ライセンの2人が、別の男性の方に堕とされていたものだった】
【車の中に乗っていたのは、デネボラ1番目】
――で現実。
コンコン
とその時、車のドアを叩いてきた謎の人物がいた?
ミヨさんとヨシュディアエは、あの通り、人形と化していたわ。じゃあ、誰よいったい、あなたは……!?
――記憶の誤った誤交換。
『ミシマさん!』
『……あっ、彼女さんか!?』
『ここからあたしは、何だか1人で帰りたいと思ってるもんなの』
『車出そうか?』
『いいわ、いらない、今、あなた何かと離れて、今1人で何だか考え、帰りたい気分なの、……じゃあね!?』
『……なぁ、親父……。……今の人、確か……どこかで何かで、その見た覚えがあるような……感じの……?』
『お前もか!?』
『あぁ、確か、あの恥ずかしい書店の……どこかで……その似た顔立ちの人が、確かいたような……? アイさん?!』
『俺も、一瞬、そうだなぁ……って思ってたんだよな……? 他人の空似か……? でも、どこかで見た覚えがあるものか……ここん所が妙にも何だか引っかかってて……』
『でも、あの人、意外とここん処がすごくデカくて良かったよな……? でも、ここん処が子ん盛り(こんもり)としてた感じでよ? いったい、誰なんだろうなあの人……!?』
この時、長男坊君には、他人の空似でも、対象者は、この時、2人いたのだった2人……。
顔立ちはほとんど一緒、ただし、身長と胸の大きさが違うものだった。
恥ずかしい書店を考える限り、グラビアアイドル級のおっぱい持ち主なのだろう。デカくて良かったよな。アイさん?
もう1人は、顔立ちがだけが似ていて、子ん盛り(こんもり)してた感じでよ。謎の人物像。
つまり、対象者は、2人いた事になる。
だが、それ以外の人物像がいて、もしも、3人目だった場合……きっと恐ろしいことになるだろう。
この世の中には、自分と同じ顔をした人が、3人いるのだから。
だが、それに気づけていないミシマさんは、こう口走っていたものだった。
『一度ぐらいは、あーゆう感じの女の人だかと、そのやってみたいものだよな……?』
ザッザッザッ、ザッ……
その後ろ姿の美女は、その歩みを途中で止めるものだった。
『……このミシマさん達のゲスめ、永遠の奈落の闇の底に落ちてなさい……。これ以上あの人の大切なあの人には、その手を出させないわよ!』
その美女を、本人様を、誰も見たものは、正式にはいない。
蜃気楼のように、彼女は、忽然と消え失せていくものだった――


☆彡
(そう、問題はこの後なのよね……。入れ替わりが起こっていたの。
さっきミシマさん達に話しかけていた1人の女性は、その足で、車道に向かって行って、そこで待ち合わせをしていた人と、合流していたの。
で、もう1人、別の女性の方がいて、そちらは、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)から漏れる音の発生原因だったの)


★彡
【集団催眠幻視幻縛幻夢返し……そのカウンター】
【実際のミヨさんは、妙な磔のオブジェに括りつけられていて、車の中にいたのは、ただの1人お芝居をするミシマさんによる変声器】
【デネボラ2番目】
――現実、α波b波発生装置稼働中。
キィイイイイイ
ウィウィン……
車の後部座席の窓が下がっていき、その謎の女性が現れる。
TVに考えるならば、コピーか、幻夢の幻影の類かと思われる。
……だが、現実的に考察していけば、この時、車の中に乗っていたのは、1人で十分な役割を果たし、
外に誰かがいて、辻褄合わせの為に、変声器と携帯端末を用いれば、2人で、4人分の役割をこなすことが可能な訳だ。
これが、騙しの暗示ものの、フェイクニュース動画撮影である。
『……あら? そちらさんの彼女さんは?』
『初めまして、あなたがあちらの方で、職安の窓口付近でお世話になっている。
未来の旦那様の『元好き』だった、その素晴らしい彼女さんですね!? ……初めまして』
『カチンッ! ……なんか、癪に触って、気に障れる様ないい方ね、お嬢さん!?』
『……』
『ミシマさん! このちょっと老けた感じの顔の、この娘は誰よ!?』
『さあ!? そこん所だけの事だけは、俺の処にも、何だかわかっていないところがあるらしく!?
向こうの方から、この娘を、ここに連れてけって言われててよ!?
……あれ……!? さっき帰らなかったけ……!?
ゲス……とか何か言われて……!?
じゃあ、今、車の中に乗っているこの人はいったい……ッッ!?』
(ケケケッ、騙されろ騙されろ、これが騙しの暗示ものの、『フェイクニュース動画』だ!! 誰も、何も、気づけまいよ?!)
『はあっ!? 誰よいったいこいつーっ!?』
『こいつ……!?
……そうね、そのこいつと言われても、何も、文句も、言う必要もないものね……。
そのごめんなさいね? 元好きだったその窓口前の(並行世界線上の未来の)奥さん?』
『カチンッ! いったい何なのよこいつ!! さっきから!?』
『……』
『ミシマさん!! いったい、こいつ、誰よ!?』
『まだ、わかんないの!?』
『ハアッ!? 何を言って……!?』
『あなたとミシマさんは、この『まどろみの世界』の中に、もう『堕ちている』のよ? ……その悪く思わないでね?』
『……?』『……!?』
『『集団催眠幻視幻縛幻夢返し……そのカウンターよ?』
『は? いったい何を言って……?』
『おいっ……そのフレーズは……まさか……!?』
『あなた様は……!?』
『あたしが、そのD……と呼ばれるデネボラ様よ……その悪く思わないでね?』
キィイイイイイ
集団催眠幻視幻縛幻夢返し、カウンター発動。
『あの人には、手を出させない……あたし達のその一番大切なあの人だから……』
『あなたは……いったい……誰なのよ……!?』
『そんな事は、あんな事が会った後だから……その内すぐわかるわ……まどろみの世界に堕ちかけていて……。
まぁ、この言葉の意味も分からず、あなた達がその覚えていたのかどうかすらも、こっちの方には何ともわかんなくて、そのぅ思わないんだけどね?』
『……?』『……?』
キィイイイイイ


☆彡
【合流することになるデネボラ2番目とアンタレス】
バタン
用を済ませたデネボラさんは、車の外に出るものだったわ。
そこには、用を済ませた人がいてね。
『――どうだった!?』
『堕ちたわよ』
『何だ、案外と簡単な仕事な内容だったな』
『フフッ、そうね。
あちらにおられる方が、そのちょっと異常で、特殊体質なだけよ!?』
『やっぱ、お前もそう思うか……?』
『あぁ、アンタレス……やっぱ、あなたもだったのね……』
『まぁな……。あんな所に、ここん所があっていて、それをあの人が覚えていて、ダラダラと長たらしく、そこん処に書いてあったからな。
いったい、どうなってんだあの人!?
フツーこうも覚えてられんハズぞ!? そのぅ俺等だって無理なんだからな!! 正直どうなってやがんだあれいったいよぉ!?』
『あたしに当たらないでよそれを!?』
『グッ……!! ……だが、何だかそれを無性にも言ってみてしまいたいぐらいになっちまってよ!!』
『だから、あたしに当たらないでよ!!』
『はぁ、はぁ』
『はぁ、はぁ』
『その済まん……』
『で……どうなの?』
『……着てませんよ……あの人……』
『あぁ、やっぱり……』
『これはいくらかやっぱり、その想像以上に無理難題であらされてて、その堅物だったわ……』
『クソゥ、職業訓練校(あの学校)くんだりめっ!!
こんな事になるんなら、やっぱりあの時、直接あの人に会っておいてから、そこでいくらか言っておけば良かったぜ!!』
『ダメよそんな事!!』
『何でだよ!?』
『だって、もう今更そうなってるじゃないのよぉ~~あたし達~~ぃ!?』
『あ~~やっぱりそうかッ!! だから、あの時の2人、あそこへ行っていて、そこであの人の書き物を見せてやがったんだな!!
いったい、どがんすっとやこんな事しでかして!! デネボラ!!』
『だから、あたしに当たんないでって言ってるでしょ!!』
『何言ってんだお前は!! お前は、あの人のあの女の間にできた『その子供』なんだろうがよ!!』
『クゥ~~!! あぁ~~やっぱりあの時、家のあの机の前付近にいた御父さんに、それをいくらか言っておけば良かったんだわ!!』
『アホかお前は!!』
『アホ~~アホって言われた!? どうして!? 何で!?』
『それは、お前が直接、自分の親父さんに行って、その語り合えば済む話だったんだろうが!!』
『あ~~っしまった!!』
『ド阿呆!!』
『これ、やっぱいくらかのその無理があったんだわ!!
こんな事になるんなら、『やっぱりあの時』、『あの学校からの依頼を反故にしておけば良かった』んだわ!!』
(この歴史をいくらか創ってしまったのは、やっぱりあたしのせい――ッ!!!?)
『自分の所の御父さんなんだから、お前がそのしっかりしろ!!』
『これやっぱり、いくらかあたしのせい――ッ!!!?』
『そうに決まってんだろうがッ!!』
ギャーッギャーッ
とのたまうは、デネボラさんに、アンタレス君に似た人だったとさ。
(何……このコント……。お兄ちゃん、結婚してないんだけど……あんた誰よ……?
何で、似た顔立ちの子が2人か3人も平然といるのよ……? 美人三姉妹とか……?)


☆彡
【関わっていたのは、Aアンタレス、Dデネボラ三姉妹、偽物のコピー体】
【α波b波発生装置、超音波、高域音、クラッキング、脳波を弄くる。1995年か1997年の近代性のもの】
【髪の毛一本でコピー体を作り、問題作り】
【未来人が関与していた未来だかは、そのいくらかは包み隠したいもの】
――現実。
――現実世界では、この時、この時点で、
α波b波発生装置に掛かっていたのは、ミヨさんとヨシヅさんの2人であり。
集団催眠幻視幻縛幻夢返しに掛かっていたのは、ミシマさんと長男坊君、さらに、イリヤマ先生とライセンの2人は、別の誰かに引き込まれていた。
『あぁ、A……アンタレス……どうだった?』
『あぁ、上手く、引き入れて、その奈落の闇の世界の中にでも、陥れてきてやったぜ?』
『後は上手くいきかしら?』
『さあな? 後は、あそこの作者さんの記憶のよりどころと、その手腕にお任せしよう。
とそうだ! また顔と名前、それに服装もまた変えとけよ!』
『それもそうね』
ヒュオオオオオ
黒い渦が彼女を包み込み、闇のベールの中に覆い隠していく。
『一応、俺も』
ヒュオオオオオ
黒い渦が彼氏を包み込み、闇のベールの中に覆い隠していく。
闇のベールの中、彼女は、こう言うものだった。
『この街一帯には、この娘の顔立ちを知っている人たちも、案外と、意外とその多いものね?
まぁ、意外と使えて便利だったけどね? 諜報活動とその潜入捜査の折にね?
この娘、あたしにピッタリの顔立ちだったから! いくらか、その趣味だったものよ!?
ホラ、あたし、スペアが少ないからね!』
『悪趣味だな……』
『何か言った?』
『いやぁ、なーんにも』
『フッ……。やせ我慢なんかしちゃって、ホントはこの娘の事、あんたは好きだったくせに』
『バレてたか?』
(あちゃ~~……これ、バレちゃってるよ、お兄ちゃん?)
(マジか……)

『まぁねぇ~~! これ知っている!?
あたし、ここの中学に通っていたまでは、この娘の本物のオリジナルの名前を、使わせてもらってたのよ?
あの人に、勘づかれにくくするためにね?
まぁ、最期まで、バレずに騙して、隠し通せていたものだったけどね!?
あの娘が寝ていた時でも、ちょっとこっちの方でも気になって事が会って、いくらかその脳内から記憶情報だかを、吸い出してあげちゃってね!』
『……』
『あんたの方は……!?』
『なーんも見れなかった……。いつも、あの守護霊の彼女さんばかりに邪魔されてばかりでいてさ……』
『えっ……?』
『漫画とかゲームばかりの話ばかりだったわ……こいつ、なーんもほとんど、その記憶の中に覚えてねぇ……。
俺達の誰かさんにすら接触がしていた事があったりだかとしたら……』
『えっ……それってもしかして……』
『あぁ、上には上がいるものだな……』
『利用されていただけだったみたいね……そのぅあたし達……』
『上手く出し抜かれたみたいな感じだな……これは……』
『いったい、誰なのかしらね? ……そのアヤさんって男の人……』
フッ、フッ
と笑い合うデネボラにアンタレス。
(あぁ、簡単に一番わかりやすくものを言えば、小学校高学年の時、
予防接種という名目で、『痛くない注射』を受けた事があっていたのよね。
その時、体内に何かが入っていたのよね……異物混入が……。
邪魔だから、あたしが、封印していたのよ)
――その後、2人は連れ合って歩くものだったわ。
『――こうやって連れ歩いていると、あの頃を思い出すわねぇ~?』
『あの頃……?』
『ええ、あの中学2年生の時』
『あぁ……そう言えば、何か会っていたな?』
『そうそう、何か会ってたじゃないのよ? ……知ってる? この娘、そのあんたの事を好きだったのよ?』
『マジか?』
『そうそう』
『ハァ……こんな事になるんなら、その時の返事をいくらか受けておくんだったな……』
『その今更、寄りを戻そうたって、そうは決して上手くはいかないんだからね?』
『……わかってる』
(上手くは、事が進まんだろうなぁ……。大ブーイングが起きていて、この日会っていた騒ぎが、おいおい、その尾を引いていって……)
『……そう言えば、あんたの顔立ちさぁ?』
『んっ?』
『それ、今回のあんたの顔は、そのあんたの趣味なものじゃないでしょ?』
『バレたか?』
『バレバレ……フッ……。あたしは、今回の一件があって、この辺りの顔の辺りなんかが特に気に入っちゃってるけど……。
あんたは、その諜報活動やスパイの活動の折、どこにでもいそうな、その顔つきであって、普通の顔の方が、いくらかいいのよね?
あたしみたいに、こんな可愛い顔の小顔の感じじゃなくて……』
『……』
『あんたさぁ、今からでもあそこにいるあの人に頼みに行ってきて、
そこで、その人の腕だからか、血をいくらか採取してきてもらってきて、
プスッ、とその顔の頬の皮膚辺りにお注射してもらってきたらどおー!?
それでならいくらか、面と向かってきて、そのまともな顔つきだかにそのなれるものよ?
……ねぇ、そうした方がいいんじゃない!?』
『うへぇ~! さすがにこの顔の辺りは勘弁してくれよ~!
今回の諜報活動の一環だとかで、色々と周りから方々から取り次ぎの電話だとかで、
いくらか、その気が滅入ってるんだぜ!?
今更、『あの人の顔に化けてきた(?)』ら、俺ぁ、今、あそこにおられるあの人に、いくらかその『殺される』ぜ!?』
『フフッ、だと、そーゆうと思っていたわ』
『勘弁してくれよ~~!! 俺ぁあの人とは戦えないし、その手で、殺されるからな……いくらか、その顔を似せるのは止めてくれッ!?』
『あははは!』
フッ、フッ
と、Dの本物のオリジナルのあの娘に似た顔立ちの人と、Aのヨーシキワーカに似た顔立ちの人は、その場から、忽然と消え失せていたのだった。
濃霧のように消え去ってしまい……。
(これ……お兄ちゃん、裏で糸を引いてたのは、多分、あの娘だわ……)
(中学2年生が大ヒントだったからな……)
(あぁ……これって、もうあの娘じゃないの……?)


☆彡
【上手く書ききれなかった前後間……。性犯罪犯行現場は公園の外、それはまだ幼い子供たちが目撃していたものだったわ、性犯罪ダメ絶対】
――事件発生日:2224年4月6日午後4時前後。
――事件発生場所:アメリカマイアミ州にある、フロリダ半島南端に広がる世界遺産でエバーグレーズ国立公園。
――被害者:マイアミの職業安定所職員、サケツグミヨ。幾人かの女性グループ被害者各位、チエグループ含む。
――黒よりの灰色の被疑者:ヨシュディアエ
――加害者:ハーバード大学姉妹校の職業訓練校講師、イリヤマ先生、ライセン先生、合同会社三電工。ミシマさん、その長男君。
――第一発見者:その公園にいた良い子達と、某TV撮影スタッフ。
――これは、その時あっていたものの流用物です。
その前後間では、こんな事があっていたわ。
それは、公園にいる子供達の声。
『おいっ! あそこにいる女の人達ばかり、全員似た顔立ちでばかりで、すごい偽(にせ)ってぞ!!』
『ホントに!?』
『あぁ、良く見ろよ、変顔やマスクなんかのイケメンじゃねぇ!! あそこ等辺、あそこに仲良く連れ立って歩いている女の人達2、3人!
あぁ、こっちに気づいて、一緒に横なって、あっちの道沿いの方に走って逃げていったぞっ!?
あれ!? 道沿いの方に、また、同じぐらいに怪しい人が、2人ぐらいいる!?
ねぇ、どうなってんの――っ!?』
『ねぇ、あそこ見て!! あそこの綺麗な女の人、あの後ろの方の人から、自分の手で揉まれている!?
えっ!? 何であんな若くて綺麗な女の人が、あんな男の人と!? なーんも泣きわめき散らさないで、ずーっとジッと黙って揉まれているのよ!!
あたし達、これ!? 何を魅せられているのよ!? 嫌~~ン!!』
『こんな真昼間から、白昼堂々すげ――ッ!! やるなんてすげ――ッ!!』
『あっ! そこの人!! 手を振ってーっ!?』
『……』
『……すげっ!! あそこの女の人、あそこから『白い』のが、ドローと何か出てる!!
何やってんだあれ――ッ!!? 何で『ミヨさん(あんな綺麗な女の人)』がズボン下まで落とされていて、
あんな剥げた男の奴や!! あそこの兄ちゃんみたいなやつや!! あんなお爺ちゃんみたいなやつに乳をしゃぶられていたとや!!』
『ねぇ、今、そっちのちょっと老けた感じのおばさんの所に行って、何か凄い事になっているわよ!! ホラッ!!』
『見せて見せて!!』
『すげっ!! あそこがこうなっていたのか!!』
『こんなの滅多に見れるものじゃないぞ!!』
『ねぇ、これってさ、いくらか、ヤバいんじゃない……!?』
『うんうん』
『ねぇ誰か、警察や軍隊の人に、報せて……。これ、一般人じゃその手に負えないわ……』
『確かに……』
『『『『『う~ん……』』』』』
『でも……』
『……!』
『……ねぇ、これ、さすがに、誰か大人の人に報せた方がいいんじゃない!?』
『確かに……!?』
『でも、何で、今日ここに限って、TVの撮影現場があっているとや!? 俺、今日、父ちゃんや母ちゃんにもなーんも知らされてなかとぞ!?』
『ねぇ……誰か、大人の人を呼びに行った方が……』
『う~ん……』
『ダメだ……。今、あそこで、石拾いをしている人を呼びに行こうとしたら……
どっちにしろ、あそこを、その横切るしかないから……どっちにしろ捕まる!!
あんな怪しいお爺ちゃんたちや、あんの如何にも怪しいTV撮影スタッフたちに』
『確かに……。 部隊を分けよう!』
『!』
『3班に分かれるんだ!! 1班は2人で、すぐに自分の所の親に報せに行く係!
もう1班は、別動隊で、3、4人で固まって、誰か、この事を大人に報せる係!』
『あたし達は……!?』
『まだ……なーんも決めていない……ただ、見ていたことだって、きっと、何か役立つことがあるはずだ』
『あたしたち係は、その『貴重な証言者係』って訳!?』
(ええ、そうね。あなた達は、その貴重な証言者係よ! フフッ、頼んだわよ)
ここで、如何にもリーダー格の少年君は、こう言うものだったわ。
『うん、それから、今いるあの人達が、いったいどっちの方に、方角に逃げていったのか!?
その車ナンバーなんかをとって、その覚えておく係でもあるんだよ。
……今、ここにいる僕たちにしか、それができないからね』
ふよふよ
守護霊チアは、宙に浮かんでいたものだった。
(へぇ~……やるわね、僕ちゃん、お嬢ちゃん達……。
あたしは、お兄ちゃんに夢見を通じて、送る係かな? まぁ、聞こえる能力だけで、その見れもしないんだけど……ね。
その時になったら、頼んだわよ!)
キィイイイイイイ
『それに、うっ……。この耳鳴りのように酷い痛い、あの怪しい機械が出てきてから……。
あそこにいる姉ちゃん達は、
ずっと、眠ったまんま、『あそこで貼り付けにされている』とぞ!?』
『ホントにどうなっているの!? あたし達もさっきまで、『全員ずっと寝てた』のよ!? この不快な音、何いったい!?』
『あ、頭が割れる――ッ』
(あぁ、それは、α波b波発生装置と呼ばれるものよ、呼称であり、『正式名称ではない』んだけどね……。
高域音の超音波を発生し、周囲一帯に放射線状の波の波動を送り、
幾人もの対象の脳波に懐疑的に送り込み、半強制的にダウンさせる、旧ソ連時代から連盟と続く悪魔の科学の産物。
人を、不快な超音波により、クラッとさせて、眠気を誘い、昏倒させ得るもの。
脳波に、懐疑的な『悪夢』を見せて、誤操作させて、なおかつ、2重3重もの誤った間違った記憶を植え付けるもの。
そう、『蝙蝠』みたいな、『悪夢の産物』なのよ――)


☆彡
【上手く書ききれなかった前後間……。性犯罪犯行現場は公園の外、それは某TV撮影スタッフさん達も目撃していたものだったわ】
――事件発生日:2224年4月6日午後4時前後。
――事件発生場所:アメリカマイアミ州にある、フロリダ半島南端に広がる世界遺産でエバーグレーズ国立公園。
――被害者:マイアミの職業安定所職員、サケツグミヨ。幾人かの女性グループ被害者各位、チエグループ含む。
――黒よりの灰色の被疑者:ヨシュディアエ
――加害者:ハーバード大学姉妹校の職業訓練校講師、イリヤマ先生、ライセン先生、合同会社三電工。ミシマさん、その長男君。
――第一発見者:その公園にいた良い子達と、某TV撮影スタッフ。
――これは、その時あっていたものの流用物です。
その前後間では、こんな事があっていたわ。
それは、まさしく、鬼畜な異常事態を知らせるものだったハズよ。
『おいっ! あそこにいる女の人達ばかり、全員似た顔立ちでばかりで偽(にせ)ってぞ!!』
『ホントに!?』
『あぁ、良く見ろよ、あそこ等辺、あそこに仲良く連れ立って歩いている女達2、3人、その全員似た顔立ちなもんぞ!? どがんなってとや!? これ!?』
『これは何か幻覚か!? 幻惑症状何かを見ていたもんの所があるとぞ!?』
『じゃあ、あの辺りの『夢の件』の辺りはホント!?』
『どうなってんのこれ!?』
『えっ何で!? 『ここにいる全員』が、そんな『似た同じ夢を魅せられている』とや!?』
『今回の撮影現場あたり、なんか、そのおかしかぞ!?』
『――オイッ、あそこの仲良く連れ歩いている感じのいい女と男の顔の辺りを見ろ……そっくりだ!!
今、あそこの方で、その泥んこ遊びだかしていたんだか、石ころ拾いしているあの人なんかと、そのそっくりな顔つきだ!!
どうなっていったい……!?』
キィイイイイイ
α波b波発生装置と呼ばれるものよ、呼称であり、正式名称ではないんだけどね……。
高域音の超音波を発生し、周囲一帯に放射線状の波の波動を送り、
幾人もの対象の脳波に懐疑的に送り込み、半強制的にダウンさせる、旧ソ連時代から連盟と続く悪魔の科学の産物。
人を、不快な超音波により、クラッとさせて、眠気を誘い、昏倒させ得るもの。
脳波に、懐疑的な『悪夢』を見せて、誤操作させて、なおかつ、2重3重もの誤った間違った記憶を植え付けるもの。
そう、『蝙蝠』みたいな、『悪夢の産物』なのよ。
『今回のこのTV撮影現場……意図的に奇異して、その何かがおかしくなっているぞ……!?』
『『『『『うんうん』』』』』
『今回の撮影現場は、いったいどうなっていくんだ……!?』
『そんなのわかりませ~ん!!』
(はいはい、取り次ぎまわしによる腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)と、変声器のあたりどうもどうも。フゥ……特殊詐欺だからねこれ……)


★彡
【これは、現実とは言えない、集団催眠幻視幻縛幻夢の特務事項】
(――その場に残っていたのは、ミヨさん、ヨシヅさん、イリヤマ先生、ライセン先生、ミシマさん、長男坊君の6人に、
付き添いの演技者の女性が1人だったと思うわ。
さらに、この時、方々に散らかっていたけど、監視の目が付き纏っていたものだったの。
公園の中に1人の女性、
その近くに連絡役の男性(いわゆる盾役)、
さらに向かい側の車道に、もう1人か2人いて、
そして、斜め上からの角度で、車の近くに女性が1人隠れていたものだったわ。
少なくとも、名前と顔がわからないのは、演技者は1人いて。
他4、5人は、監視連絡役を請け負っていたものだったと思うわ)
で、守護霊の彼女さんも、これにはいくらか、ネタバラしをするようにして。
(あぁ……そーゆう事ね? うんうん……。
まぁ、未来人たちでも、コピー人間でも、そのいくらかは気になるところだよね?
訳がわかんなくて、そりゃあ当り前よー?
アヤさんの正体は、元ゲームの仲間の人であって、この時は、対象人物像はたった1人だけだったのよ。
でも、その後、ヨシヅさんや、弟君からの話の持ち込みや、
お父さん、お母さん、職安の人達や、就職活動で小耳に聞いた話や、
それから街中での散策していた時に小耳に聞いた情報だかを、
昔からの情報と照らし合わせるようにして、
そのたった1人の人物像に、ツギハギツギハギ、焼き増ししていってしまい、
本人様は、そんな事は一言も何にも言った覚えもないのに。
知らない内に、数多の情報が付与されるようにして、仮初の人物像と、アヤさんが定着してしまい、出来上がってしまっていたのよ!
つまり、いるにはいても、いないも同然であって、実在しないフィクション世界の人となってしまっていたのよ!
あと、お兄ちゃんのヨーシキワーカをアナグラム化させて、AYAを抜き取って、
そこから、言葉の伝言ゲームの誤りを取って、アヤ……と仮初の人物像を焼き増しされてたものよ!
これが、真実の事実と理想の虚実に基づく、笑い話のネタ晴らしよ!
その気になっていて、色々とごめんね……? Aのアンタレス君に、Dのデネボラちゃん)

『――そう言えば知っているか?』
『あらっ? 何を?』
『そろそろ、『宇宙のダークエネルギーである枯渇資源』とかが、いくらか摩耗するようにして、擦り切れるようにして塵網してきていて、
その繋がりがいくらか影響し合っていたらしくて、
この夢見とまどろみの中との、俺達にいるあの並行世界線上の異世界間でも交信し難くなっていて、
その行き来とかが、往来がなんだか難くなってきているところがあるんだ。
だからか、『この未来を変えるのも今生限りにしたい』……。
というのが、あそこにおられる守護霊の彼女さんだかのお願いでもあるらしいんだ!』
『フフフ、ホントにいい人に憑いてたものね!?』
『であれば、俺達のこの今回における行動ミッションも、一応はその成果があり、大成功と言えよう!?』
『フフフ、後の事は何も心配せず、その娘といつまでも一緒に幸せに暮らし合っていてね。
あそこで、いくらか書き物を遺して、それがいくらかは、私達の世界にいくらかは伝わっては、その遺っていたものだからね?』
『だが、誰なんだろうな? その運命の人ってのは?』
『さぁ? そこん処の辺りだけが、あの作家さんたちのどうやら一生物の秘密らしくてね。
誰にでも、覗き見されたくないようなものが、その1つだか2つは、あるものよ――』
ニッ、ニコッ
と笑い合って、彼等彼女等は、湯煙の如く、その場から、遺留品も何もかも残さず、消え失せてしまうものだったという――

(……これ、最悪じゃない……。もしも、ハッキング連中が、これを知って好意的に故意的に動いて、
あのミシマさんのようなあの火の入った加減で、火をつけて回って、騒ぎ出したら……。
この並行世界線上でも、また滅茶苦茶にしてきたら……コピー達が大反乱を起こしちゃうわ……。
ミッション、大失敗だったわよ……未来人(あんた達)……これ、どうしてくれんのよ……!? もう7回も失敗してんのよ~~ぉ……)


☆彡
【アヤのネタ晴らし、アンタレスにデネボラへ、可能なら、未然の防止策に協力要請を頼む、夢泉/トラピストより】
【大量のコピー体と未来人の皆様に協力要請】
【未来を変えたい、次の並行世界線上へ迷惑を持ち込みたくなく、その異なる時空の未来をこれ以上創らせたくない】
【そろそろ、宇宙のダークエネルギーが擦り切れるようにして塵網してきていて、繋がりがいくらか摩耗してきて、異世界間で交信しにくく、行き難くなってきている、未来を変えるのも今生限りにしたい】
わかりやすい理由を語らせていただければ、
1.2012年、宇宙望遠鏡で測定された時には、ダークエネルギー73%、ダークマター23%、目に見える物質4%だったものが、
2.2024年、新たに宇宙望遠鏡で測定された時には、ダークエネルギー68%、ダークマター27%、目に見える物質5%と激変していたのだ。
ダークエネルギーなんてガクンッと下がって、5%である。
たったの5%じゃない。あのバカみたいに広い宇宙空間で5%も減っているのだ。
何かが、そう、何かが、並行世界線上の多次元宇宙で、影響を及ぼしているとしか思えてならないのだ。
おそらく、タイムリミットみたいなものがあり、
いくつもの、歴史を故意的に作り、その影響で、そのバブル宇宙の中で、どこかの宇宙が、消滅していて、
そのエネルギーがどこかに流れ、還元されていると考えられるのだ。
12年でこれは、明らかに人為的な要因としか考えられないのだ。


TO BE CONTINUD……

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