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第2話 破天荒少女はなぜ俺の膝の上に座る?

俺の名前は、福永 陶苑40歳。
俺は持ち家なし借りる家もなきホームレス。
俺は15歳の時家族に捨てられて以来ホームレス。
俺は生まれた時から何故か友達1人もできず路頭に迷ってる。
仕事は探してるがなかなか見つからない。
俺は街を歩くと必ず何かが起きるので誰にも気づかれない山奥でひっそりと暮らす。
不幸中の幸いだったのは俺が住んでる山には食料があったこと。
野イチゴや柿、何故か野菜までもある。
畑は荒れ放題で放置されてる感じ。
誰の畑何だろう。
俺は荒れ放題の畑を整備しなおして再び活用。
俺は25年間山奥で自給自足な日々を過ごしてた。
あれ、こんな山奥に1人の少女が。
奥武 千尋12歳。彼女は山の麓に存在する一先中等教育学校へ通ってる。
奥武 千尋は山奥へ来ては何かを植えてる。
この山彼女が通う一先中等教育学校が所有してたのか?
奥武 千尋は見た目は幼くまだ小学生っぽさがある。
そんな彼女が1人で俺がいる山奥へ来るのは不自然だ。

千尋「あのおじさん、この山に住んでる人かな?」

俺はこの時は彼女に気付いてなかった。

千尋「お、じ、さん、どこから来たの?」

俺「!君は誰だ。」

千尋「そういうと思った。私は一先中等教育学校1年の奥武 千尋。よろしくね。」

俺「一先中等教育学校は麓にある学校だよな。どうやって登ったんだい。」

千尋「アハハ、学校の裏に隠れた裏道があるからここまで来てるの。」

俺は彼女が言う隠れた裏道が気になった。
彼女が言うには隠れた裏道は整備されてるとのこと。
確かに存在した。

千尋「おじさん、麓に下りないの?」

俺「大人の事情で下りられないんだ。」

千尋「あ、そうだ。ここから更に登ったら秘境の温泉があるんだ。」

俺「なんだってー!」

千尋「ここから2㎞先にあるよ。しかも無料で入れるよ。」

俺は千尋に案内されて秘境の温泉へ。
今まで秘境の温泉の存在に気付かなかった俺はバカだった。
千尋はこの山に詳しい。
俺は温泉で一風呂して千尋と一緒に麓へ降りた。
麓の町はすっかり変わってた。

千尋「あの家元々おじさんが住んでた家じゃない。」

俺「何故わかるんだい?」

千尋「あの家ね不幸続きの家だったみたいよ。」

俺「不幸続きの家か。」

俺の実の親はどうなってるかが気になる。
地元の人によると俺が家から追い出された翌日から立て続けに不幸が続き終には自己破産に。
俺の実の親は10年前に亡くなったらしい。
千尋は初対面の俺にべったりついている。




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