ある日のもふもふブラッシング日記 番外編
お久しぶりぴょん!将来有望なもふもふ、ピンクのうさぎ、もえだぴょん♪
今日も自慢のもふもふはもふもふぴょん♪
『もえ~だれにむかっていってるぴょん?』
『そうだじょ~。あやしいうさぎみたいだじょ』
『わりといつもへんだメ~』
よこやりがはいったぴょん。ちょっぴり、むかっ!だぴょん。
『あやしいとかへんだとか、もふもふれでぃにむかってしつれいだぴょん』
これだから男はダメぴょん。
ツトムもジョーくんもけいとくんも教育がひつようぴょん。
『なんかあぶないことかんがえてるじょ』
『そうみたいだメ~』
『なんでもいいぴょん。みんなよんでるぴょん。はやくいくぴょん』
呼んでるぴょん?
『そういうだいじなことははやくいうぴょん』
きがきかないぴょん。しかたないな~だぴょん。
みんなでモーモーさん達のところにいくぴょん。
『あ~きたじょ~』
『はやくくるメ~』
先にチーちゃんとラムちゃんがついてたみたいぴょん。
「あ~きちゃ~♪」
『来たか』
おいちゃんだけじゃなくてサーヤたちもいるぴょん。ん?
『おまたせぴょん。それなんだぴょん?』
おいちゃんの足元のカゴに何かたくさんはいってるぴょん。
「ふへへへ~もふもふにょ、もちょ~」
サーヤがすごい得意げに教えてくれたけどぴょん?なんだぴょん?
『『『『もふもふのもと?』』』』
みんなで首を傾げて聞いちゃったぴょん。
「しょう~♪もふもふもふもふ~♪ふへへへ~」
な、なんだぴょん?いつにも増してサーヤのお口がきらきらぴょん?ハッ!まさか、将来有望なもふもふを食べる気ぴょん?
みんなも同じこと思ったみたいぴょん。抱き合ってぶるぶるだぴょん。
『こら!』ぴこんっ
「いちゃっ」
ぴこん?
『痛くないだろ?ピコピコハンマーにしてやったんだから』
「うにゅ~」
『もふもふに関してサーヤが暴走しないわけがないからな。暴走防止のために久々に出してみた。ちなみに、保険をかけて凛さんとフゥとクゥにも渡しといたぞ』
「ほえ?」
おばあちゃんたちにもぴょん?
あっ
『あらあらまあまあ、懐かしいわね~これ。うふふ』ぴこぴこ
『へ~いいですねこれ』ぴこぴこ
『サーヤを正気にするにはこの位の刺激はあっていいかもね』ぴこぴこ
三人で自分の手の平にピコピコして試し打ちしてるぴょんぴょん。
「しょ、しょんにゃ⋯」
あ~サーヤががーんってなってるぴょん。こんな時は⋯
こくっとみんなで頷きあって
タタタタタッ
みんなでサーヤの周りに集まって、もふん♪
「ふあ~あ、もふもふ~♪」
みんなのもふもふでもふもふだぴょん。いちころぴょん♪
「もふもふもふもふ~ふへへへ~」
存分にもふもふするぴょん。癒されるぴょんっ。
ピコピコピコっ
「いちゃっ」
なんだぴょん?癒してる最中ぴょん。
『あらあらまあまあ、早速役に立ったわね』
『便利ですねこれ』
『くせになりそう⋯』
なんだぴょん?特にフゥはなんでぴこぴこハンマー見てうっとりしてるぴょん?
『サーヤ、今日はこれ試すんでみんなに集まってもらったんだろ?』
おいちゃんが、片方の眉毛ピクッて持ち上げながら手はぴこぴこハンマーをぴこぴこしてるぴょん。
「しょ、しょーでちた」
サーヤが正気にもどったぴょん。
『あのな。お前たちのブラッシングに使えるもんを探してたんだけどな?やっと見つかったんだよ。しかも天然素材百パーセントの最高級品だぞ!しかも、育て放題!使い放題!!』
しーん
な、何言ってるぴょん?たしか、ブラシは他の動物の毛で作るって言ってたぴょん。育て放題?使い放題?
『うふふ。それはねぇ?』ひょいっ
な、なんだぴょん?誰ぴょん?急に抱き上げられたぴょん?バタバタ
『うふふ。相変わらずもふもふねぇ。気持ちいいわぁ』すりっ
結葉様ぴょん?むむっ中々な抱き方だぴょん。撫で方もなかなかだぴょん。
『うふふ。合格かしらぁ?あのねぇ、私も忘れてたとぎとぎの木を見つけたのよぉ。それでねぇ、あれは私がエルクと昔に作った木だからぁ、私にはあれを育てられるわけなのよぉ』
とぎとぎの木?あれ?ぴょん?
『うふふ。訳分からないって顔も可愛いわぁ。ねぇ?ゲン、日除けにもなるし、この辺りに一本あってもいいんじゃなぁい?』
『ん?そうだな。いいかもな』
『うふふ。それじゃあ、小屋の後ろあたりに、えいっ』
ぴょこんっごごごっ
『ぴょ?』
『なんだじょ?』
『にょきにょきだメ~?』
みんなもびっくりだぴょん!
なんか、あっという間に小屋より大きくなって、ふさふさができてきたぴょん?
『お~さすがだな。結葉様』
『あらぁ。ありがとう~。うふふ』なでなで
むむ。気持ちいいぴょん。もっと撫でてもいいぴょん。
『この籠にはあの実を少し加工したもんが入ってるんだよ。好みの硬さとかなあると思ってな。色々持って来たからな。さあ、じゃあ、やるぞ。サーヤはチビたちな。俺は大人たちだ。まずは牛から行くかな』
「あ~い!」
『あらあらまあまあ、サーヤ張り切りすぎちゃうと疲れちゃうわよ。一緒にやりましょう』
『あ~い!じゃあ~さーやみょ、もーもーしゃんかりゃ!みーちゃん、るーくん』
『そうね。ちびっこの中でも大きい子から行きましょうか⋯あら?背中届かないわね?』
『あっ足台ありますよ』
『持って来ました』
「ふお~」
『あらあらまあまあ、さすがねフゥ、クゥ』
『『ありがとうございます』』
うんうん。フゥとクゥもサーヤのお世話係が板に付いてきたぴょん。
『うふふ。なんか、偉そうねぇ』なでなで
そんなことないぴょん。
『わたしたちからやってくれるモ~』
『うれしいんだモ~』
まずは、もえたちはひとまず見学だぴょん。
「えへへ~かゆいちょこはにゃいでしゅか~?」
『ブラシの硬さはどうかしら?もっと柔らかいのも硬いのもあるわよ?』
『わたしはちょうどいいんだモ~』
『ぼくはもう少し固くてもいいモ~』
ふむふむ。同じ方向にとかすぴょんね。気持ちいいか確認も大事ぴょんね。
『あらぁ?なんだか面白くなりそうねぇ』
結葉様、何がぴょん?
「うちりょ、どうちましゅか~?」
『そうねぇ、嫌じゃなければやらせてもらうけど、どうする?』
『おねがいするんだモ~』
『蹴ったりしないから安心してモ~』
ふむふむ。苦手そうなところは先に確認するのも大事ぴょんね。
『うふふ。ちびっこ達の予言当たりそうねぇ』
何がぴょん?
「ふぅ。どうでしゅか~?」
『ここはもう少しとか、やり残した所はないかしら?』
『大丈夫だモ~』
『顔までやってもらって気持ちよかったモ~』
ふむふむ。最後の確認も大事ぴょんね。顔は小さいのでやってたぴょん。場所でブラシを変えるぴょんね。
『うふふ。楽しみだわぁ。ゲンの反応♪』
何がぴょん?
その後もめーめーさんは毛が絡まないようにとか、オコジョちゃんたちはしっぽまで優しくとか、ふむふむしながら見ているもえちゃん。もえちゃんだけかと思いきや、ちびもふちゃんたちみんな真剣に見てます。そして、
『ふわぁ。きもちいいぴょん~』
『ほぐれるぴょん~』
『ふあ~おみみのつけね、さいこうぴょん~』
『おでこもいいぴょん~』
どこもかしこも気持ちいいぴょん~。これは色々試すべきぴょん♪
「おばあちゃん、にゃんか?」
『あらあらまあまあ、そうね?何か他の子達よりこだわりが?』
気持ちいいぴょ~ん。
『うふふ。絶対やらかすわね~♪見逃さないようにジーニ様に自動撮影こっちにも設置してもらわなきゃね~♪うふふ』
『ねぇ、結葉様がさっきから⋯』
『しっ!おれは何も見てないぞ』
フゥとクゥは結葉様を見て何かを感じたようだ。
そして、後日⋯
『うわああああっ』
おいちゃんの野太い悲鳴の先には⋯
『ん~気持ちいいわぁ』モ~
『もえ、そこもう少し強く~』モ~
『はいだぴょん!』
『ツトム、背中お願い』メ~
『ジョー、足の付け根のあたり~』メ~
『はいだぴょん!』
『わかったじょ!』
ちびもふちゃんたちがみんなのブラッシングをしていた。そして
『あっ、おいちゃん、これてをとおすひも、つけてほしいぴょん』
『つめをひっかけられるようになると、つかいやすいとおもうんだじょ』
などなど、おいちゃんを見つけたちびもふちゃんたちは、駆け寄って自分の希望を次々に訴え始めた。自分たちはすでにもふもふパワーアップな状態で⋯そして
『う~ん』バタっ
おいちゃんはまたまたショックで倒れてしまった。もちろんその映像は
〖ふふっふふふふ。でかしたわ!結葉!〗
『うふふ。絶対やらかすと思ったのよね~。うふふ』
〖お母様、あの子たちのスキルに、天才トリマーってある気がするのですが⋯〗
〖師匠、お労しや⋯〗
後日、鑑賞会が、盛大に開かれたのでした。
「うきゃ~♪もふもふもふもふ~♪♪」
『もちろんだぴょん!』
『まだまだけんきゅうするじょ!』
恐るべしちびもふちゃんたち⋯
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お読みいただきありがとうございます。二日連続で番外編になっちゃいました。